仮面の男


1998年 アメリカ映画

監督 ランダル・ウォレス

脚本 ランダル・ウォレス

出演 レオナルド・ディカプリオ



⚫︎あらすじ


17世紀のフランス。太陽王と呼ばれる若き国王ルイ14世は、贅沢と権力に溺れ、民衆の苦しみに目を向けない冷酷な王となっていた


その一方で、国王と瓜二つの顔を持つ男が、正体を隠され鉄の仮面をつけられ、長年バスティーユ牢獄に幽閉されていた


彼は国王の双子の弟フィリップであり、王位争いを避けるため、存在そのものを消されていたのだ


この秘密を知ったのが、かつて国王に仕えた伝説の剣士ダルタニャンと、三銃士の仲間アトス、ポルトス、アラミスである


彼らは、暴君となったルイ14世に代わり、心優しいフィリップを王に据えることで、フランスを救おうと計画する


牢獄からフィリップを救い出し、王と入れ替えるという大胆な作戦が実行される


一時は計画が成功し、フィリップは王として振る舞うが、やがて陰謀は露見し、銃士たちは国王軍と激しく対立する


ダルタニャンは、二人の王子が実は自分の息子であるという衝撃の真実を知り、忠義と父としての愛の間で苦悩する


最終的にダルタニャンは命を落とすが、彼の犠牲によりフィリップは生き延び、ルイ14世は退位させられる


そしてフィリップが新たな王として民を思いやる政治を始める





⚫︎感想


レオナルド・ディカプリオがフランスのルイ14世を演じています。


実はルイ14世は双子で、王位争いを避けるために弟のフィリップに顔がわからぬよう鉄仮面を着けさせて幽閉していました。


兄のルイ14世は暴君で、フランスの民たちは食べる物もままならず疲弊していました。


そこで前王ルイ13世の頃の三銃士が暴君ルイと、心優しい弟フィリップの入れ替えを画策するという話です。


映画の冒頭で“バスティーユ牢獄”という言葉が出て来たときに「おっ!フランス革命の話か?」って思いましたが、バストゥーユ襲撃の100年ほど前の話でした。ですがこの頃から民衆は王に不満を持っていたんですね。


そして鉄仮面をかぶった謎の囚人が本当に居たことを知りました。このあたりがアニメ“ジョジョ”の話の元ネタのヒントにもなったんじゃないんでしょうか…。


それから三銃士がカッコいいんです。リボンの騎士を思わせるような洋装で、強くて若い兵士たちの憧れの存在でもあるんです。



⚫︎ルイ14世

1638年9月5日〜1715年9月1日


「朕は国家なり(私が国だ!)」と言い放った絶対王政(絶対君主制)時代のフランス王です。あのすごい髪型で白タイツにハイヒールを履いた絵が有名ですね。

気に入らないヤツは死刑、気に入った女は直ぐ抱く、そんな感じだったようです。ですが若い頃の絵を見るとイケメンだったようで、ディカプリオが演じているのもわかる気がします。

ちなみにルイ14世の暮らすベルサイユ宮殿の広さは東京ドーム178個分と言われます。その大きさは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた8倍にもなるそうです。



⚫︎ダルタニャンと三銃士


銃士とは、最新式のマスケット銃を装備した近衛軽騎兵のことで、ルイ13世により近衛軽騎兵から中隊が切り離され創設されました。

三銃士は、フランスの小説家アレクサンドル・デュマ・ペールの作品「ダルタニャン物語」に登場する三人の銃士アトス、ポルトス、アラミスのことです。



⚫︎鉄仮面伝説


バストゥーユ牢獄には、仮面をつけた謎の男が収監されていたそうです。その男は牢屋に居たのですが、破格の待遇を受けていたそうです。豪華な食事、自分の好きな楽器の演奏、ペットまで飼っていたそうです。そんな扱いは王家の者以外には無いと噂がたったようです。ただ、本当は鉄仮面ではなく布製の仮面だったようです。



⚫︎ アレクサンドル・デュマ・ペール

1802年7月24日〜1870年12月5日


19世紀フランスを代表する大衆小説家で、『三銃士』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』などで知られる人物です。ペールとはフランス語で父という意味で、「椿姫」を書いた小説家の息子(アレクサンドル・デュマ・フィス)と区別するためにこう呼ばれています。

黒人系の祖父をもつ混血の家系出身で、この出自ゆえに差別も受けましたが、劇作家・小説家として名声を確立しました。

『三銃士』『二十年後』『ブラジュロンヌ子爵』から成る「ダルタニャン物語」シリーズは、のちに『仮面の男』の元となる鉄仮面エピソードも含む大河歴史小説です。

『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』は冤罪で投獄された男の復讐譚として世界的な古典となり、映画・ドラマ・漫画など多くの派生作品を生んでいます。

実在の歴史事件や人物を下敷きにしつつ、友情・陰謀・恋愛・復讐といった要素を盛り込んだスピーディーでドラマチックな作風が特徴です。史実より物語性を優先することも多く、「歴史ロマン」の原型を作った作家として、今でも世界中で広く読まれ続けています。



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