RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ


2011年 日本映画

監督 蔵方政俊

脚本 ブラジリー・アン・山田

出演 三浦友和

   余貴美子

   小池栄子

   中尾明慶

   吉行和子



キャッチコピーは「いちばん近くにいるのに、一番わからないあなた。」です。RAILWAYSの第二弾は電鉄富山を舞台に三浦友和が無骨な運転手を演じます。



⚫︎あらすじ


定年間近の電鉄富山の滝島徹(三浦友和)は無事故無違反の優秀な運転手だ。

滝島徹をささえる妻の佐和子(余貴美子)はもともと看護士をしていたので、夫の定年を機に、また看護士の仕事に戻りたいと考えていた。

そんな佐和子の話を一向に聞かずにいた滝島だったが、ある日妻が家を出てしまう。

離婚届を渡された滝島は、よく話しも聞かずに離婚届を市役所に出してしまうのだった



⚫︎感想


いやぁ、やっぱり立山連峰をバックに走る電鉄富山はいい景色です。

電車の話しだから中川家礼二やななめ45° の岡安章介も出演しています。

先日富山旅行に行ったばかりなので、市役所や路面電車の雰囲気がなんとなくわかりました。

ホタルイカやバイ貝などの特産品も出てきます。富山はほんとにいいところです。




新人の小田友彦(中尾明慶)は埼玉県の所沢出身で西武鉄道のレッドアロー号に憧れて運転手になりました。

ですがレッドアロー号は西武鉄道での役目を終え、今では電鉄富山を走っているために入社してきたそうです。

鉄道好きってそういうものなんですかねぇ


無骨な男を演じた三浦友和は、離婚届を出したあとに考え直してもう一度妻に「結婚してください」と言うんです。男女平等な時代になっても、まだまだこういう無骨な男はたくさんいるんだと思います。無骨な男と言えば「鉄道員(ぽっぽや)」の高倉健を思い出します。




RAILWAYS 愛を伝えられない大人たち」へという題名ですが、「RAILWAYS」はシリーズ化していて、前作は中井貴一主演の「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」です。そして3作目は女性運転手を有村架純が演じた「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」です。


1作目は島根を走る「一畑電車」、2作目は富山を走る「電鉄富山」、3作目は鹿児島の「肥薩おれんじ鉄道」です。鉄道好きが多いのでまだまだ各地の物語りが生まれてきそうですね。