ラビング 愛という名前のふたり
2016年 イギリス・アメリカ伝記映画
監督 ジェフ・ニコルズ
脚本 ジェフ・ニコルズ
出演 ジョエル・エドガートン
ルース・ネッガ
人種差別の厳しいアメリカのバージニア州で、白人男性と黒人女性の異人種間結婚をしたラヴィング夫妻の実話映画です。
⚫︎あらすじ
1958年、人種差別の厳しいバージニア州で白人男性のリチャードと黒人女性のミルドレッドは恋人として暮らしていました。
ミルドレッドが妊娠したため、異人種間結婚の認められているコロンビア州ワシントンD.C. まで行って結婚式をあげます。
しかし夜中に突然二人は警察に捕まってしまいます。
「鳥でさえ同じ種類しかつがわない、混血種が生まれるのは神に逆らうということだ、絶対に認めない」と警官に言われてしまいます。
二人は弁護士に相談すると「この州を離れるか刑務所に入るかの二択だ、判事に何か言われたら素直に罪を認めろ」と言われます。
(罪なんだ…)
裁判ではバージニア州の風紀を乱した刑に処され「懲役一年、執行猶予25年、二人はその間バージニア州に入ることを禁ず」という判決を受けてしまいます。
しかしバージニアに戻って出産したため、二人とも逮捕されてしまいます。
何とか罪を許されて州外追放になったミルドレッドはケネディ司法長官に手紙を書くのでした…
⚫︎感想
アメリカ合衆国最高裁判所は1967年6月12日、「白人と白人以外の人種の結婚を禁じる法律は、合衆国憲法に違反する」という判決を出したそうです。
自由の国アメリカは思っている以上に封建的で、堅い考え方をしていたんだと思いました。単一民族の日本人には、なかなか想像できないことです。
ただ日本も尊皇攘夷をかかげて外国人を受け入れなかった国ですから、1958年頃の日本に多くの人種が暮らして居たらどうだったんでしょう…
先日読んだ本に、『民族』と『国家』という話がありました。国は後から決めただけで、民族はもともと暮らしていた人たちです。
例えばアフリカの国は西欧諸国が直線的に分けただけですから、当然民族紛争になるわけです。
イスラエルとアラブ人の民族紛争も終わりが見えませんよね。
アメリカは移民の国です。もともとアメリカ住んでいた原住民のところにヨーロッパから来た白人が国を作りました。
黒人は、白人が奴隷としてアフリカから無理やり連れて来られた人たちです。
そんな人種同士仲良くするのは中々むずかしいことなのかも知れません。
⚫︎ジム・クロウ法
黒人の一般公共施設利用の禁止した法律です。黒人専用のトイレなどが分けられていました。
1876年〜1964年まで続いた人種差別のアメリカ南部州法です。
この法律は黒人だけでなくワンドロップルールという黒人、インディアン、日系人などの血が一滴でも混じった者は全て非白人とみなします。一滴とはお爺さんやお婆さんまでもさかのぼって、一人も混じってはいけないということです。
⚫︎アメリカ南部
イギリス人植民者は最初にアメリカ南部に入植しました。そのため南部にはイギリス王に由来するバージニア、カロライナ、ジョージアなどの名前が多くあります。
バージニア州にはアメリカ最古のウィリアム・アンド・メアリー大学が創立されました。そのためトーマス・ジェファーソン、ジェームズ・モンローなどの大統領はバージニア州出身です。
実話のラヴィング夫妻
アメリカ人種差別の映画です
↓





