第10部 ブルー・スウェアー 第21章 早朝の遺言 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
あの時間にもどらないだろうか?などと考えてみても時間は巻き戻る訳もなかった。あの時間にもどれるなら、駅の改札に向かって中に入っていく鈴華に声をかけるだろう・・・。そんなバカなことをするな、頭を冷やせといって絶対に引き止めるだろう・・・でもそんなことをいっても時はすでに遅し。
どうすることもできないのだ。
俊也は鈴華が検死にかけられている間署を出て、あてどなくふらふら歩いていると、いくあてがなく、目の前のチェーン店のカフェで休んだ。コーヒーをのみながら、鈴華の両親になんて説明したらいいのだろうか?シングルファーザーとしてどうやっていきていこうか?人身事故の遅延の損害など、どうしたらいいのか?などと考えていた。でも一番はこれからシングルファーザーとしてどうやっていこうか、そこが一番の悩みの種でもあった。
今後のことを考えると、肩をがっくりと落として思わずコーヒーをみながら深ため息をついていた。
ーならば死ねば・・ー俊也はあの時放った一言を後悔せずには悔やまずにはいられなかった。
なんで!どうして?あんなことをいってしまったのだろう?自分自身に問いかけても後悔しきれない程の自責の念が幾度となく襲いかかってきた。
(僕は妻の肝心なものを見落としていた。ずっと一緒にいたはずなのに、大切なことを見落としていた。それは、いざとなったら命さえ落とすほどの激しい激情の持ち主であったということだった。気がつかなかった・・)
なぜ、毎日同じ屋根の下で暮らしていたのに、一番肝心なことに気がつかなかったというのだろうか?
(俺はバカだなぁ・・情けない男だ・・肝心なことに気がつけないなんて・・)俊也は横浜に出てきてから、愛那と街中で偶然みかけた時から無意識の中でも彼女のことしか考えていなかったことに気がついた。きっと鈴華はちりつもの不満が蓄積されていったのだろう。寂しかったのだろうが、そんな姿は全くといっていいほどみせなかった。それに甘えて全くといっていいほど気にかけたりしなかった自分を悔やんでいた。なんて情けないんだろう・・俺・・。
はぁー・・・なんて説明したらいいんだろう。美智子の顔を浮かべたら今朝、喧嘩したくらいで家をでるなんてしょうもない子だと一応自分の肩をもってくれていたことを思いだすとやりきれなかった。
(しょうもないのは俺の方なんだ・・)
愛那のことばかり心配してばかりいた代償がこれだなんて・・・やりきれない。やりきれなさすぎる・・。
俊也は鈴華の両親のことを思うと胸が張り裂けそうな気持ちに囚われた。
(どう説明したらいいのだろう? 喧嘩の原因などを聞かれたらどう答えたらいいのだろう・・素直に話すしかない。言い訳なんてできやしない。愛那のことを心配して家を出たことが引き金になったことも・・) きっと仰天されることだろう、そして罵倒されることだろう・・。おまえみたいなヤツに娘をくれてやらなきゃよかったと言われたりするだろう・・・。
(俺が殺したようなものだ・・。一生十字架を背負っていきていくなんて・・愛那の元にいった代償がこんなにつらいことなんて)
ー娘が大きくなるまで側にいるわー

p.s
凄く寒くなり、震えるぅー😷
はぁー、最近いろいろついてないことがあり、大変だったりしました。
呪われているとさえ思ったことがありました。
なんかのいたずらとしか...と思ったりするようなことが続き、その後始末にてんてこまい。なんでこんな面倒なことが起きるのか?と思ったり、、
創作活動も何の展望もないし、もっと積極的に頑張らねば、、と自分にむちを打っていたり、、なんかいいことないかなぁ〜って思いながらたまに襲われるアクシデントに対応しながら細々と暮らしていたら、、棚からボタもち。。的なチャンスが!!
11月に思いがけない脚本のチャンスが!近く発表できるかも〜✨✨
嬉しいです😆😃😆
作品はスクール時代に書いたものが採用されそうです✨✨
しかも半分実話😁
無駄にならなかった奇跡❣️
嬉しい朗報でした😃

pp.s
変なことが続くときは手を合わせた方がいいよと占い師から言われたことを思いだしました。
そろそろ、行ってこようかしら?(しばらくいってなかったけれど、、)
変なことや奇妙なことが続いたけれど、いいことも朗報もあった今日。プラマイゼロなのかな?