第10部 ブルー・スウェアー 第3章 偶然の扉 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「全然、連絡が取れなくて心配していたよ!!」

「・・・今、他の子と話しているの」

あずさはぷんとしてそっぽをむいた。直美は2人のやり取りを意味ありげにみながらドラマのようなワンシーンに内心、熱くなっていた。

(キャー、これが不倫相手か。ただのおっさんかとおもいきや、意外とイケメン!?)

実際、あずさの不倫相手ともくされる男は、身長はそこそこ高くて、美形の部類に入る顔だちだった。ただ、メガネをかけていて、どこか無機質な感じで確かにロボットみたいな感じがしない訳ではなかったけれど、想像を超えるイケメンで直美は思わず、このドラマのような展開がハラハラ、ドキドキしていた。

「・・・今、この子と話しているの!」あずさはつっけんどんな口調でいうと、男はわかったといわんばかりに奥のソファーの方にいき、座っていた。

「せ、先輩、あのお方ですか?」直美は口を塞ぎながれおずおずと聞いた。

「連絡を無視していたら、お店まできたのね!!」

「なんかすごいかっこいいじゃないですか?ロボットっぽくみえるけれど、すごく端正!!いや、びっくりですよ。驚きのイケメン!!キャー、素敵!45にみえない!!私には先輩の王子様にみえますよ!先輩、昔、ある人から聞いたことがあるんですよ。運命の人だったら結婚してようとしてまいとどんな状況であろうと一緒になるものなんですよ。運命の人だと信じてズルズル意味もなく付き合って、一緒になれないのがただの不倫なんですよ。それは運命の人じゃなかったという意味です。先輩、全てを捨てて一緒になろうとしているのは相手の人は運命の人なんですよ!!きっと。あの人、なんか神経質そうな顔をしているけれど、直感型の人だと思います。鈍感な人ではないな」直美はさりげなく奥のソファーに座ってグラスに注がれたブランデーを飲んでいる男の方をちらちらみて、分析するようにいった。

「私は運命を感じない!そんな運命は拒否してやる!」あずさはグラスを強く握りしめた。

「でも先輩がどう抗っても、運命なら一緒になると思います。最終的には。きっとあの人は何かを感じたんです。

<あっ、この人だって!!>」直美はどんどんと自分の世界に入りながら何かに入ったかのようにいった。

「・・・あの人は子供がいるのよ!」

「運命ならどんな状況だってくっつくものなんですよ。運命じゃなかったらどんなに盛り上がったって一緒になれないのですよ。きっとあの彼は運命を感じたんですよ!!」直美は何かを悟ったようにいった。

「・・・」あずさは黙ってふてくされていた。

「先輩、どうするんですか?待っていますよ!」直美は急に詰問口調になっていた。あずさは黙っていたが、直美は意外とアグレッシブな性格だとあずさはふと気がついていた。

「どうするって・・・」

「あの人、真剣なんですね!!こうハマったら一直線っぽそうな感じはしますね!!真剣、そのもの!!店まで来るって逃げられないのだから逃げちゃダメですよ」直美は急に積極的な態度になっていた。あの内気な直美からは想像がつかないほど積極的だった。

「アクセプト!アクセプト!!受け入れる!!私は受け入れるよ!ミッション系!」直美はお酒を飲んでいるせいか上気した少し興奮気味にいうと、あずさと奥にいたあずさの彼氏もびっくりしたような目でみていた。

「・・・直美ちゃん、大丈夫!?」あずさは牽制するように思わずいった。

「私は受け入れるよ!!いいことも悪いことも、嬉しいことも、悲しいことも、みんな受け入れるんだ。先輩、うちの短大、ミッション系の学校だったじゃないですか?」

「・・・まぁ、一応。私は全然信心ぶかくなかったけれど・・」

「受けいれたら、光は見えるっていうじゃないですか?人生はアクセプトですよ!!」


p.s

悲しみの雨☔️更新しました!!

https://ameblo.jp/ilovesister38/entry-12562214014.html

寝てばかりのクリスマスでした。

はぁ、、1年が駆け足で過ぎてゆく。

私はそれでも決めたのでした。

小説の夢を叶える

キャンドルの夢を叶える

ケーキを上手に作れるようになる

石けんを上手に作れるようになる

ハーブ🌿&アロマの知識を完璧にする

化粧品検定をとるなどコスメの知識を完璧に!

小説以外は2年以内に全部やると決めたのでした。小説はひみつ。


今日は朝、昨日の夜に焼いたラズベリーマフィンを食べてみる。(ラズベリーとホワイトチョコ)

味は美味しかった。でも型が予想外だった💦なぜだ?!