「なんてこった。15人しかいない部署だったのに、一気に6人消えてしまうなんて・・・。あんなに事故には気をつけろっていったはずなのに・・・」中島マネージャーは連休明け、朝いちに出社して呆然としながらもマネージャーの辻芳子と話していた。
「ホントよね?しかもあんなに世間を騒がせてしまって!運転していたの、宮下さんだって。なんでそんなことを、そんなことをする人に見えました?」芳子も信じがたい気持ちでいった。
「まったくみえなかった。すごく大人しい子だったじゃないか?周りを道連れにするような人にもみえなかった」
「・・ホントよね。新入社員も巻き込んで、はぁ、なんでこんなことに!」芳子は晴天の霹靂とでもいう衝撃の事故に胸を痛めた。
「あの運転していた宮下くんが亡くなってしまっては全ては闇の中じゃないか?せめて、あの3人が助かってくれたらいいんだけれどな」中島は鎮痛な面持ちでいった。
「きっと助かるわよ。6人全員がなくなるなんてそんなこといくらなんでもあり得ないわよ。この遺品を整理しなくてはいけないんて、とってもせつないわ!」
「どーしてこんなことに!!」
「・・・」芳子は奈緒の机の椅子に座ってみた。
「・・・この子があんな大惨事を起こすなんて、未だに信じられないわ」芳子はそういいながら奈緒の机の上の卓上カレンダーをみていた。事故を起こした4/30にバツ印がつけられてあった。芳子はそのバツ印を奇妙なものをみるようにじっーとみつめていた。
「どうした?」中島はカレンダーをみて、黙りこんだ芳子に声をかけた。
「宮下さんのカレンダー・・・」芳子は思わず指をさした。
「・・・ん?」中島は芳子が座っている奈緒の席に回りこんだ。
「今、初めて気がついたわ。これ何かしら?」
「事故のあった日にバツがついているな」中島は机の上にあった卓上カレンダーを取り上げると、他のページをめくってみるが、そこには休みの日にマルがついてあるだけだった。
「この日だけにバツがつけられているんだな・・・」
「やだ、怖いわ!まるで計画的じゃ・・」芳子はいいかけて言葉をとめた。
p.s
くたびれたぁ。でも昨日は久しぶりに知り合いの人としゃべりまくったぁ
なんか人生はつれない。つまんないって思ったり、、、久しぶりに占い師と話してみても、なんか心が晴れない。シャカリキにもなれないし、、どうにもならない、私。常にローテンションなのです。はっきりといって、夢中になれないのです。くたびれて、あんまり趣味もできないし、楽しめないし、悪循環。でも昨日、待ち合わせまで時間があって、カフェで原稿を書いていたら、50枚の短編を書いていたら、サッーと背中に寒気が走ったんですよ。2回ぐらい。全然寒くないところだったのに、テーマが「自殺家系」をテーマに書いてる途中だったのですが、、すごい鋭い寒気がきて、ぞくっとしちゃった。自殺家系ってすんごい暗いものを想像しちゃうかもしれないけれど、とってもさわやかで美しいお話ですごい名作じゃないかって思うぐらい、自信作になっています。ホントすごいいい作品なの。でも本気で寒気がして、おおってなっちゃった。すごい深く、味のある作品でいつか不採用でしたらアップしよーと思います。私史上、最高の名作が短編から生まれようとしています!