第10部 ブルー・スウェアー 第3章 暗転 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
淡路島の遠い所から小学生の下校を促す音楽が流れると同時に就業を終える時間を迎える。とても長閑でいつもと何も変わらない光景だった。遠く海から陽がどんどん沈んでいっていた。とても長閑すぎる田舎な光景だった。ボートが遠くにあったけれど、止まっているようにみえた。そこにただ、点在しているようにみえた。

(・・・ホントに何もない田舎の光景だ)とつくづく思った。

(私の人生もこんな風に立ち止まっているだけの人生だわ)愛那はふと、これからの人生もこんな風に延々と何も変わらずに過ぎていくのだと思うと、ふとせつない気持ちになったりもしたけれど、何も足りないものなどさえない気もしてそれはそれでいいのだといいきかせた。

(別に足りないものなどない訳だし・・・)

愛那は帰りの支度をしながら、そそくさと会社を後にした。


愛那は家に戻ると、急いで着替えを済ませるとメモ帳を一枚破ると父に置き手紙をおいた。

<これから同僚と海にいってくる。少し遅くなるかもしれないからご飯は冷蔵庫にあるものを適当に温めて食べてね。もし、俊也がきたら、今日は遅くなるかもって言っておいて!!じゃあ、いってくるね>愛那は急いで書き上げると、ポシェットを手にとると、急いで再び会社にむかった。


走って会社横のコインパーキングに着くと他のメンバーたちはもう既にきていた。

「おっそ〜い!!」結衣がぶっきらぼうにいった。

「ごめん、ごめん!!」

「大丈夫よ。5分前だから大丈夫よ!」奈緒はなだめるようにいった。

「さっ、全員5人揃ったからいこうか?レッツゴー!!」奈緒は普段はおとなしめな印象だったけれど今日は普段とは打って変わって思いのほか明るく振る舞っていた。


ワンボックスカーにキツキツになりながら5人が乗ると車はゆっくりと動きだした。奈緒は明るいR&Bの軽快なポップスをかけた。

「先輩、なぜ急にバーベキューを企画したのですか?」結衣は明るい表情(かお)になりながら聞いた。

「ん〜、折角、免許をとったから。大変だったよ。3年かかったよ!」

「そうだったんですね。なんだかとっても楽しみぃ〜」結衣がいうと愛那は今日の出来事を訳もなくフラッシュバックしていた。

愛那が思いがけず手にとったもの、精神内科の薬袋。この会社では決して見せないハイテンションな姿も起因があるのだろうか?ふと今日のことを思い出していた。いつも穏やかに仕事をしているが人知れず心の中に闇でもあるのだろうか?

愛那は結衣と話し続けている奈緒をみてそんなことを考えていた。そして、精神内科の人がようやくペーパードライバーを卒業して、多数の同僚を同乗させることも内心、怖いような気がしていた。きっと自分以外の人は何も知らないのだろう。たぶん。彼女が病院に通っていることを。


p.s

なんかこのケセランパサランとチョコレートキャンドルがなんか様になっている



今日も小説を執筆中です🌹私は普段、大して行いがよい訳でもないし、何か特別、人に親切にしている訳でもなく、ぼっーとしているタイプなのですが、昨日はすっごい困ったことがあったことが

それも、最初、なんて災難が起きたんだってガッビーンってなって修理が必要だぁ😂って悲しんでいたら、その災難が、なんと私を助けてくれたの。具体的には言えなけれど、昨日、ダブル災難に見舞われたけれど、、でもそのことが、私をすごい助けてくれたの。。普段、特段、いいことをしたりしていないのですが💦考えてみたら、人生で誰か、例えば過去に好きだった人とか、親とか、身内とかいたとして、この人たちは本当に困った時助けてくれただろうか?って考えると答えはNoで、でも本当に困った時、何かがいるんですよね。昨日もまさにそんな感じで、あの災難も助けるためのものだったのだかなぁって、、例えば、ちょっとトラブルがあったから、ある乗り物に乗りそびれて、でもその乗るはずだった乗り物が事故にあったとか、、実際はそれではないけれど、同じレベルのものでした。なんかすごーい!!って思いました。災難がすごい幸運に変わったのでした。

ホント、何も行いはよいことはしてないけれど、見捨てられてないだけ、感謝しないとね。