第10部 ブルー・スウェアー 第3章 暗転 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

愛那が家に戻る頃には夜の10時を回っていた。愛那は玄関の扉を開けると俊也の靴が置かれていた。

(うわぁ、今日、来ていたんだ!)慌てて愛那が玄関を上がると、俊也と健三は酒を飲んだ缶やコップをテーブルの上においたまま、寝そべっていた。

「あーあ・・」愛那はやれやれといった感じでため息をつきながら、テーブルの上のものをコートを脱ぐと片付け始めた。

(ガタン!)愛那は思わずビクッとした。健三が体の位置をずらそうとして横の床に横たわった。

「はぁ、びっくりした」愛那はやれやれといわんばかりに思わず微笑むと、俊也が眠い目をゴソゴソと開いた。

「あっ、愛那・・・」

「今日は寝てていいわよ。枕もってくるから!」

「あっ、今日おまえ帰りが遅かったな。珍しいな」俊也は眠い目をこすりながらいった。

「うん。今日、お友達と会っていたのよ!俊也がきてたなんて知らなかった。事前にいってくれたら断ったのに!」愛那は床に座ってかばんの中からペットボトルのミネラルウォーターを取り出すと乾いた喉を潤すようにゴクゴクと飲んだ。俊也は訳もなくその姿をじっーとみていた。

「急に会いたくなったんだ!」

「連絡してくれたらよかったのに!」

「だって、どーせすぐにおまえが帰ってくると思ったからさ。ちょっとくらい待っててもいいかなって思ってたけれど、おまえのオヤジさんがいてくれたからよかったよ!!男同士の会話ができたさ」俊也はまんざらでもない顔で思わず微笑んだ。

「どんなことを話したの?」

「ん?お前のかあさんの話とかさ」俊也は微笑みをふっと浮かべた。

「母のこと?」愛那は少しキョトンとしたような表情(かお)でいった。

「・・・うん!」

「なんていっていたの?」愛那は少しドキドキしながらいった。

「ん?早くに愛那の母さんが亡くなったからいろいろ苦労をかけたなぁっていう話だよ」俊也はテーブルの上に置いてあったみかんを手にとり、皮をむいて食べながらいった。

「そう・・・」愛那は父親の言葉をきいて、思わずぐっとくる思いがあった。

「いろいろ苦労をかけたのに、何も不満もこぼさず、いい子に育ってくれたって言ってた。だから尚更、おまえには幸せになって欲しいし、ずっと平凡に幸せに暮らして欲しいと言われた。もし、自分の身に何かあった際はこの子は天涯1人になってしまうから、そうなってしまった時にはどんな状況であっても、娘を見捨てないでほしいと言われた。娘を守れるのは君しかいないって。君の責任は思っている以上に重たいものだと」俊也の言葉に愛那は思わず口を閉口した。

「若気の至りじゃ済まないぞって。若い頃は愛という名の元に間違えた人を選んでしまうこともあるけれど、間違えたじゃ、娘のこれからの人生を思うと、それじゃ済まないぞって。その覚悟は君にはあるのか?って聞かれた」俊也は健三との会話を俯瞰するように淡々といった。

「・・・なんて答えたの?」愛那は何となくきいた。


p.s

第3章「暗転」からなんかすっごいせつなくなってしまいます!!なんか書いていて、うわぁ〜せつない💦って思ってしまいます。今日も夜にかけて超ー、頑張った!!こないだSNSの広告で量子力学からスピリチュアル論を説いている人がいて、いろんな人から「胡散くさい!」と批判されていましたが、、あっちゃ〜って感じでした。でもその人がそう思うならそう言えばいいと思うんですが、、、全然違うのよ〜・・・って思ったりしましたが、でも人は人だし、最近、エネルギーとか口にする人が多い気がしますが、あ、あのぉ・・どういう意味かわかっていますか?といいたくなったり、わかっていないのに、エネルギーとか言われても・・・胡散くさいだけなのよ〜って思ったり、でもそれも人は人だし。私も好きだから考えちゃうんだけれど、たぶん、公表したらドン引きされると思う。それぐらい凄いのよ。すごい影響が出てしまう。責任はとれませーんということで、公表できなかったり、著作権だし、、ということで、、いつか発表する機会があるか否かはわからないけれど、想像を超えたものである事はたしか、、うん、ドン引きされるな。

いろんなところですごく軽ーく書かれている気がするのですが、簡単にはわからないですよ?たしかに私も頭悪いけれど💦(頭悪いのは事実!💦)、簡単にわからなかったし、何年もかかったし、、毎日毎日、考えたり、勉強したりする日々でした(知識が降ってくることも多かったですが)。エネルギーを高めて元気を出そう〜と書いてる方もいましたが、、そんな単純なものではないよ〜ってことですよ。時には命がけの時もあったりした経験から、価値あるものをみつけたんだから書ける訳がないのよ。

なんかすごーく努力して勉強してきたことを、なんかすごーく、軽ーくあたかも自分が考えたかのように、まとめられる事もち、ちがうよ〜って言いたいけれど、、、まぁ、違うなら気にすることでもないか?ということで納得させていますが、、、。一ついえることはそんな単純なことではない!!!