第10部 ブルー・スウェアー 第3章 暗転 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「もちろん、この先、どんなことがあっても一生がい、おまえを守り抜くと決めていますと答えた」俊也は言葉を選ぶように答えた。俊也の言葉に愛那は思わず閉口した。それは照れからくるものである事は顔が赤くなってしまっていたことをみれば俊也は何もいわなくてもよくわかっていた。

「あたり前だろう?おまえの父さんが大事に育ててきたんだ。どんなことがあろうとも大事にするに決まっているだろう!!」俊也は照れることもなくサラリとした口調でいった。愛那は思わず目が潤んでいた。

「・・・うん!」

「お前を幸せにして、お前の母さんにもちゃんと墓で報告できるようにするんだ」俊也は堂々としていた。

「うん。もし、もし、すっごい意地悪な質問していい?」

「もし、私に、仮にこの先好きな人ができたらどうする?もしくは俊也に心変わりで他に好きな人ができたらどうするの?」愛那は俊也の心を試すようにいった。

「急にどうしたんだよ。なんでそんな事を聞くんだよ!!」俊也は少し不機嫌な表情を浮かべながら愛那の不躾な質問に不快感を示した。

「だって、どんな時でも守るということはそんな時はどうするの?」愛那は試すような目をむけた。

「もし、あなたに他に好きな人ができたら?」

「それは、諦めるよ!あたり前だろう」俊也は少ししどろもどろになりながらもきっぱりとした口調で答えた。

「じゃあ、私に好きな人ができたら?」

「おまえの気持ちを尊重するけれど、きっと近くにいて、戻ってくるのを待っているだろうな?何なんだよ?急にさ」俊也は面白くない顔をみせた。

「どんな時もなんて、簡単に口にするからよ!!じゃあ、最後のお試し問題よ!もし、他の人が私を好きだという人が現れたら?好きでめっちゃアプローチをしてきたら?」

「・・・きっと、そいつを殺す」俊也はゆっくりと言葉を選びながらも、ゆっくりと話しながらも愛那は急に背中に鳥肌が立つ思いがした。自分自身が質問しておきながら、一瞬寒気がした。


p.s

ブルー・スウェアー は第3章  暗転の後半を書いてますが、だんだんと物語が動きだし、すっごくせつないよぉ〜。

でも昨日のアップした台詞で

「若い頃は愛という名の元に間違えた人を選ぶこともある」という台詞は我ながら名言だわ!!愛なんだと信じて自分に合わない人を選んでしまうということですね。

でも今日も何気に怖い名言が。

「私を好きだという男性が現れたら?」

「そいつを殺す!」きゃー😱怖いけれど、言われてみたい台詞❤️ブルー・スウェアー  だんだん怖く、せつなくなっていきます❤️書きながらすごく楽しくなってきたぞ!!(マゾキョロキョロ)若い頃にこんな恋愛ができたらさぞかし楽しい人生だったのでしょう?ふふふ。今でもそんな風に言われたら・・・人にもよるよねっ!!人によって怖いと感じるかもしれないし、こんなに愛されてるんだぁ〜って思うかもしれないし、人によりますねっグラサン紙一重という感じですねっ。