悠人は別室にいき、制裁を受けているだろうということが容易に想像がついていた。まさかこんな風になるなんて奇想天外だった。まさに晴天の霹靂だった。
(最悪・・ああっ、どこまでもついてない)みずほはどこまでもついていないことに対して底がないように思えた。
(底なし・・・)まさにその言葉が身にしみていた。上をみてもきりがないし、下をみてもキリがない。どちらにしても底などないのだ。
悠人は真波と孝介と向かいあいながらミーティングルームの一室でお互いが険しい表情(かお)で向かいあっていた。
「さっきのことはどう言い訳するのか?」孝介は俯いている悠人に問いかけた。悠人は俯いたままだった。
「さっきの人は誰なの?」真波は泣きそうになりながらいった。
「ごめんなさい」悠人は言葉を捻りだした。
「その人とはどういう関係なんだ?」孝介は厳しい表情(かお)で質問をなげかけた。
「ある意味では・・・運命の人です」悠人は静かではあるがきっぱりといった。
「ほぉ・・」孝介は眉間に皺を寄せながら少し呆れたようにいった。
「運命の人って私じゃないの?あなたにとって私はどんな存在なのよ?」真波は少しキッとした声でいった。
「落ち着きなさい」孝介は真波をたしなめるようにいった。
「あの子は僕が守らなくてはいけない存在(ひと)なんです」悠人は顔をあげてきっぱりといった。
「ほぉ、ではうちの真波は守るべき存在ではないと言いたいのかね?君がそんなクズだとは見損なったよ」孝介は鼻で笑ってみせた。真波はハンカチで目頭を押さえながらシクシクと泣いていた。
「あの子を守るべき存在だと今、いったけれど、君の両親はそのことを知っているのか?」
「・・・知りません」
「あの子と一緒になるつもりなのか?」
「それは全くわかりませんが、一生守らなくてはいけない人です。償わなくてはいけない」悠人はそういうと目が一気に真っ赤になっていた。その表情(かお)を孝介はじっとみていた。
「それはその人に恋愛感情があるという意味なのか?」悠人の言葉に孝介は思わず言葉を失った。
「私とのことはどうするの?私のことはどうでもいいの?」真波はぐずりながら聞いた。悠人は黙り込んだ。ここ最近、自分が幸せになってはいけないような気持ちに囚われていた想いを伝えるべきか迷っていたけれど、伝えるべきか迷いあぐねていたけれど、いうならば今しかないと思った。
(今しかない。今しかないだろう)悠人の気持ちの中に、もう一人の声がした。
(幸せになっちゃいけないんだよ、俺は・・・)悠人は自分自身に言いかけるように答えを待っている真波の顔を顔をあげて真っ直ぐに見据えた。
「・・・ごめんなさい・・」悠人の言葉に真波の顔が悲しそうに歪んだ。
「あの子の事が好きだというの?」真波は悠人を睨みながらいった。
「僕は・・・幸せになっちゃいけないんだ・・償わなくてはいけないんだ」
「どうして?」真波もすかさず言い返した。
「僕を守ってくれた人に申し訳ない」
「あの刺されて亡くなってしまったお友達のこと?」真波は苛立たしげにつっけんどんに聞き返した。
「・・・それもあるし・・」
「あとは?」真波は憮然とした表情(かお)で聞き返した。
「・・・・・」悠人は黙り込んだ。
p.s
今日、効率よく勉強する方法を思いつき、、たくさん勉強するよ。ホントはアロマとかケーキのレシピ考えてる場合じゃなくて、勉強しなきゃいけないこと山ほどあるのに進んでない💦ホントは社会構造を全くわかっていないから、法律のことや経済のことや世の中のいろんなことを知らなきゃいけないはずなのに、、、全く勉強していない。こういう詰め込むタイプの勉強ってホントは苦手かもね!でも知らないじゃ済まない話なんで💦
今、ちょろ〜っと、投資信託について勉強してましたが、、警察と検察の違いとか、弁護士と検察の違いとか、しくみとか構造とか、株主総会とかもうてんこ盛りに勉強しなきゃいけないことあるのに、全然勉強してないよ〜。むしろコスメや石鹸の本を読んでいる時間が長い。あとケーキレッスンの復習してたりとか(笑)
でも少し効率よく勉強方がわかり、、今日から実践。
「無駄な時間が一切ない!!」