第9部 幻(フレア) 第17章 親友との別れ | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

悠人は電話を切ったあと、パソコンでインターネットを繋ぎ<クラタ工業>と検索エンジンで打ち込んで、ホームページをアクセスしてみると、クラタ工業のホームページが出てきた。インデックスで会社の歩みという部分をクリックしてみると、歩みという割にはこれといって特筆するようなことは何も記載されていなかった。

<昭和42年設立>とだけ記されていた。

叔父があの会社を作っておいて、実の息子ではなく何故父親に譲り渡したのだろう?それと誘拐事件が関係あるとは到底思えないが何か一つ心に小さな輪のようなわだかまりが起きていた。

ーそれはシナリオ通りだったーという言葉を残して横浜に去っていったことも何か意味ありげに思えてきた。何故オヤジに会社を明け渡したのだろうか?自分で作った会社なら普通、死にものぐるいで守り、他人に譲渡するなどあり得ないだろう。オヤジは添田の本当の母親のことさえ知らずにいた。きっと深くものごとを考えたりするタイプではなく、保身能力は人一倍あるが、基本的に何も考えてはいないのだ。そのことを思うとオヤジは本当に何も知らなかったのではないかと思えてきた。横浜にいるから、という言葉を思い出すと悠人はもう一度、暢三に電話をして横浜に住んでいるはずの叔父の住所を問いただした。


みずほはひとりぼっちの部屋でポツンと佇んでいた。昨日、あの人に言われたことの意味をずっと考えていた。

携帯を持ち込めないバーなんてたしかにおかしい。今日の客同士の痴話喧嘩だって普通に考えたら、普通のバーではないんだとつくづくと思えてきた。

(結局は風俗だったんだ。バーを装った水商売なんだ)とつくづく納得しつつもグラスを洗うだけならなんてこともないような気がしたりしたけれど、あの人の言葉にはただならぬ意味を感じとったりもしていた。

「結局はあの人も組織に利用されているだけなんだ」みずほは俊を思い出しながらポツリといった。

ー俺なんて社会の末端だからな…ー俊の言葉を思い出していた。そんな社会の末端さえも利用されているだと思うとみずほはつくづく世の中は理不尽だと思う一方で、そんなに悲観するくらいならさっさと辞めてしまえばいいのにとさえ思ったりした。

(あの人ももっと違う仕事を探せばいいのに・・・)とふと思ったりした。

みずほは波長の法則という言葉を思い出していた。

(あの人も、自分も社会の末端・・・)


p.s

はぁー、愛しいのゴールデンウィークが終わりました。気が狂いそうなくらい、ヒマだった遠い昔が愛おしくなるほど、ヒマと安心に満たされたいこの頃です。この間、ガトーインビジブルを作ってみました!




私的には大人の味でコーヒーとよく合うと思ったのですが💦フレジエの方が良かったと、、家族からは言われました💦

今度のお菓子づくりはマスカルポーネチーズを使ったコーヒーテイストのティラミスケーキを作りたいと思います。

そして手作り石けんの本を読んで勉強していたのですが「コーヒー石けん」を作りたいという気になり、レシピが出ていたので、「コーヒー石けん」を作ろうと思います!!