「クラタ工業の反対運動が起きたことに関しても言っていたけれど、その事で何かあったの?」
「知らんがな。言っとくけれど、あれは昔からあったんだよ。私がヒラ社員として入った時からあった運動だ。住民たちとは昔から闘いだった。最近は少し落ち着いたがな」
「・・昔からっていつからなんだ?」
「そうだなぁ。ここの会社は俺の叔父さんが作った会社だ」
「じいさんじゃないの?」
「いや、叔父さんだよ。叔父さんはバツいちで息子が一人いたんだが、息子が不甲斐ないといって私に譲ったんだよ」
「じいさんじゃないの?てっきりじいさんだとばかり思っていた」悠人は意外な事実に思いがけず面食らった。
「いや、叔父さんだよ。叔父さんが一人で作った会社さ。そこを継ぐことになったんだ。俺も思いがけない運を持っていたもんだ」暢三はしみじみといった。
「なんで息子じゃなくて、オヤジだったんだ?」悠人の脳裏にはふとした疑問が湧き上がってきた。
悠人の脳裏には昔、叔父さんと一緒に笑っていた好青年だった、微かな記憶の片隅にあった。別にとりたてて、酷い人間という感じもしなかった。ごく普通の人だったような気がした。なぜ、会社を継がず別の道を歩んだのだろうか?
「昔から反対運動があったということはさ、叔父さんが設立した時からあったのか」
「まぁな」
「叔父さんはじいさんと大分歳が離れているだろう?」
「10以上離れているよ」
「10以上離れているということはまだ生きているんだろ?」
「じいさんだって生きているんだから、まだ生きているに決まっているだろ」
「そうか。愛媛に住んでいるのか?」
「いや、もう愛媛には住んでいない。あの誘拐事件があった数年後に引っ越ししたんだ。今、たしか横浜で隠居して暮らしているはずだがな。でも叔父さんは引っ越しする際にこう言っててな。横浜に引っ越しすることもあの事件が起きたことも、まるでシナリオ通りだったと。そう最後にいって引っ越していった」暢三は遠い記憶の糸を手繰り寄せるようにいった。
p.s
一昨日の夜でしょうか?夜更かししていたら、ドドドドドドドドって何かが天井で通り過ぎるようなものすごい音がして、窓ガラスがガンと揺れたんですよね。戦争が始まったのかというくらいいきなりすごい音がしたのですよね。そしたらその後、窓ガラスを揺らすほどの雷雨がドッカーンとなり、ぎょっとしました。こんな窓ガラスを揺らすほどの雷は生まれて初めてかも。雷の常識をつくがえすほど、すごかった。天空で何者かが喧嘩しているか戦争しているかのようにすごかった。雷の音じゃなかったような、、、怖かった💦何かが怒っているのか?以前、愛知県で雷がなって光った瞬間、カメラに収めた写真には空いっぱいに女性の睨んでいるような顔を写した写真があり、、びっくりした記憶が。。
でも昨日は出かける予定で、お天気が気になりましたが、すごく晴れました☀️
今日はこれからケーキを作ったあと、またお出かけです!お散歩にね♪