第8部 悲しみの雨 第4章 許されぬ夢 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
誠一はワンダーリンビングで少し悔しそうに握りこぶしを作りながらも、目の前に送りつけられてきた<債務履行完済書>をじっーと見つめていた。
ただ、一筆パソコンの明朝体で仰々しく書いてあった。
ーこの書面をもって弊社に債務がないことを証明するー誠一はその文字をみていたら、この会社がなくなっても晴れて明日から自由の身なのだと思うと未練など残してはいけないと思えてきた。
「やっと地獄から解放される・・」誠一は結局、自分が築きあげてきたものなどあともう少しでなくなるのかと思うとすべては消えてなくなるものかと思うと地獄から解放されて嬉しいはずなのに、どこかやりきれない思いに駆られた。たった紙切れ一つでこの世界は奈落の不幸に落ちる者もいれば、至極の幸せを手にいれるものいる。
紙切れ一つでこんなに人生が左右されるなんて、人間そのものが時々、アホくさい生き物にさえ思えてきた時もあるけれど、誠一は紙切れにがんじんがらめの先の見えない絶望的な日々にようやく明るい兆しが差し込んできたように思えてきた。昔、付き合っていた女によって救われた。会社を綺麗に精算して冷え切った家族を手放すことにはなるはめにはなったけれど、それでももう十分だと思えてきた。
(喜んで手放そう)
「みなさんにはいろいろお世話になりました。この会社を設立して5年が経ちますが、たった5年、されど5年この会社が運営出来たのはひとえに全30人の従業員の皆様が全力で業務に取り組んでくれたお陰だと思います」誠一の淡々とした言葉を朝の朝礼で従業員は淡々と聞いている。少し青ざめた顔をしながら。
「このワンダーリビングは来月いっぱいをもって閉店します。」誠一は言葉をゆっくり呟くようにいった。
ええっ?、嘘ー、従業員たちは呆然とした口調で唖然とした。
「本当にみなさんには雇用を守ることが出来ずに、ただ、ひたすら申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当に申し訳ございませんでした」誠一はこれ以上ないくらい深々とお辞儀をした。
「・・・申し訳ございませんでした」誠一は2度目につぶやく時は低い声で呟いた。
真広は21時を回った時、買い物をしてマンションに近づいていくと、心臓が少しだけバクバクして、緊張していくのを感じる。緊張した面持ちで駐輪場の前に来るとそこには誰もいなかった。真広はホッと胸をなでおろすと通りすぎようと近くに定期入れのようなものが落ちていた。真広は迷いながらも近くにいき、定期入れを拾いあげると、学生証のようなものだった。
(今の時代、学生証さえもカードになっているのね)真広は学生証のカードには私立の男子高校生の男子生徒の名前が記入されていた。ー松永涼介ー
松永涼介と記されている顔をみていると真広は、この間の、たむろしていた少年の一人なのではないかという疑惑が頭を掠めた。真広はひょっとして犯人の学生証のカードなのだろうか?という気持ちになった。真広はどうしていいかわからなくて交番に届けようか、学生証のカードをその場に置き去りにして帰ろうか迷った。
「あのぉ、何しているんですか?」真広の背後から少年の声がした。真広は一瞬、痙攣がしたようにびくっとした。真広はゆっくり後ろを振り返った。そこには一人の少年が立っていた。

p.s
私は大風邪をひいてしまい、クシャミが止まりませんが、今月は今年の1月から続く大殺界の最後の月で後半から運気が上がっていくようなので後半まで大人しくしようと思いますっ!3月後半からいろいろ楽しみも多いので楽しみっクローバークローバー最近、印象に残る夢が多いんですっ。今日も地面でなく天空に青く美しいオブジェが目の前の上にある夢をみたりしたの。今日はクシャミ以外どこも悪くなかったんですがね、、あるパワーストーン屋に入ったんですよ。とても繊細そうで綺麗な原石の石があって、すごく安かったの!いくつかあってどれにしよーかなー?って選んでいたらお店の人がこれ繊細な感じじゃないですか?って言われてじゃあ、それにしますって買った帰り道、頭がガンガン痛み始めて、サロンで死んだように意識が朦朧としてきて、なんで急に頭が痛くなったんだろうってふらふらになったんですよ!あまりに痛くて、まっすぐに帰れず、カフェでお茶を飲んでしばらく休んでいて、、今日は実はまたおみくじを通りすがりに引いたら大吉だったんですよ!そこに驚きの記述がっ!一番上の文を読んでみて下さいっ!
石の中にある宝石を偶然掘り出すとは、思いもよらぬ~というくだりですっ!そんなに全然高い石ではなく繊細な感じの石で600円の石で、、でも帰り道、すごい頭が痛いの。ただの石って感じがしないよ。少し今は治まったけれど、、なんかよくわからないけれど、すごいよ。サロンでも頭がガンガンして大変だった。

今日の青く、少し高い上にあるオブジェもすごく綺麗だった。なんかこの世のものとは思えないほど綺麗だった。
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pps
こないだひそかに感動したことを書きますっ!
こないだ、ある所である作業を、、(創作ねっ)しようと思い入ったお店があり、文字を打ち込んだりしていた時、若者が数人入ってきたんですよ。お店の人が席を移動してもらってもいいですかっ?て言われてすみの席に移動して、再び創作を始めたら、若者の一人がやってきて
「あのぉ・・」と言われて、顔をあげると
「席を移動してくださりありがとうございました!」っていうの!そしたら残りの数人もやってきて男女問わず、一人一人が「席を移動してくださりありがとうございました!」頭をさげてお礼を言われてびっくりーしました。今時の若者たちにこんなに礼儀正しい集団をみたのは初めてかもー⭐️そしてその後リトル・サプライズな出来事が!注文していない見慣れない品物が一品乗っていて、「?」って首をかしげたら「席を移動してくださったお礼です」と言われ、、お店の人も驚きの親切で、、なんかすべてが親切でこんな日もあるだといい意味で不思議なものを感じた日でした。話声が聞こえてきて、どうも大学生みたいでしたが、、どんな育ち方をしたらこんな良い子になったのだろう?とふと思ったのでした!神レベルに良い子たちだと感心したのでした!