風の中で | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
君の心はオートロック誰のことも簡単に招き入れることはない
誰のことも信用してないのだろ。

人はそれを悲しいことだという。。
でもそれでいいのだと私は今では思える。

信じることが苦しいなら信じなくていい。
安っぽい誰かのドラマに巻き込まれてくなら誰かの欲望に巻かれるならただ、それを眺めてる方がいいだろう。
見えないこの世界には2つの風が吹いている。追い風と向かい風。向かい風に吹かれている人に何でそんなにお前は暗いんだ?って言ったらそいつはきっと死刑。

明と暗。幸福と不幸。物事には必ず正反対が存在する。明るい人もいれば暗い人もいる。当たり前じゃないか。幸せな人がいれば不幸がいて宇宙はバランスをとってる。ちょうど地球がある時点で昼と夜に変わってくように。前向きなぞ何の意味もない。たまたま追い風なだけ。冷たい風に吹かれて未来の現実が色褪せてもこの風の中で少しずつ強くなっていこう。

君の大事な人は嵐が吹き荒れる日も君を言葉で傷つけたり、君を欺いたり、心を落とすようなことを一度たりともしないだろう。。

君を裏切る人は君の人生のドラマの出演時間が終わってしまって裏切るという役で君のスクリーンから消えていっただけさ。ただ…それだけ。。

でも一度離れたら二度と会ってはいけない、唯一のルール。

でも寂しく思わないで。君には朝がきて大きな幸福があってステージが用意されているから。

人は皆、それぞれの風に吹かれて生きている。そうでなければ病気も障害もある訳がない。


普通という名のドラマに潜むたくさんの嘘を見つけて前に進む度、人間の作りだしたくだらないドラマを越えていくことが出来るのだろう。その時初めて本当の人間になれるのだろう。その時気づく本当の想いもあるのだろう。

その想いだけをどうぞ伝えて。

幸せだったあの人が今度は向かい風に吹き上げられる前に。。

word by さっちゃん