逢えない幸福 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

久々にエッセイ!てかタイトルが逢えない幸福という薄情なタイトルなんですが(笑)

人間、好きな人、気の合う人に逢えることはとってもステキなことだし別れるときはすごく寂しくて仕方ないけど出会いと別れにはもう一つの側面があることに気付かされる。それは大嫌いな人とも逢えなくなるとということ。

出会いと別れは因果応報だけど、、実は嫌いな人とも「永遠」ではないとのこと。だから生きていられるのかも。

 そんなことに気付いた時、世の中ってよく出来ているなぁって思ったの

 時間がきて離れることによって時間に水に流してしまう。辛かった飽和状態にまたエアポケットのように空洞ができてそこに新しい空気が流れて変わりつづけて生きてゆけるんだね。


 個人的に私は好き嫌いが激しい方なので過去にはどうしようもなく気が狂いそうなほど嫌いな人に出会ったことが少なくなかったのですよ。そんな時気持ちが真っ黒な感じで暗闇にいるんですが、、なので不思議と離れるとあいつはいったい何だったの?ってな具合に忘れてしまう。どっかで根にもっているのかもしれないけど。そうそう自分で四柱すいめいをやって(本を買ってきて)みたら私の運命星に「傷官星」が二つ並んでいるの。これは悩みやすい、ネガティヴ、繊細を意味していてこの星が二つ並んでいたの!でも「長生星」っていって人に振り回されずにのんびり、マイペースに生きる人らしい星も出ていて、傷つきやすいけどのんびりしてるよということらしく体が弱いことも書かれてたが元星が「印綬星」なので体が弱かったり傷つきやすくても運が強いらしいので幸せとのこと。他にもいろいろあったが。。こんな傷つきやすくてもろくて嫌いな人を数えあげたらキリがない位の私でもトントンと何とか生きていて、、友情運が生まれつきいいらしく(数ではなく質のよさをいい友情と呼ぶらしい)そのためかステキな着かず離れずな友だちはいる。あんなに憎かった「あいつは~!」って周りの色が変わるほど嫌いだったのによく無事にたくさんのいやな人に出会っても生きてこれたなぁって思うし、もう二度と逢うつもりはなくて(嫌いな人とは。向こうもそう思ってんだろうけど)ステキな出会いに恵まれる。ステキなことではないか。

 好きな人には逢おうって思えばあえて逢いたくない人には二度と逢えない。こんな幸せはどこにあるんだろう。


忘れていって別の出会いの色が芽吹く。もう二度と逢わないということがその人を強くする。そして幸運にする。

当たり前のようでいてこの世のシステムは自分のためにあるような気がしてならない。世渡り上手だろうと、いじめっこだろうと、小利口だろうとね、この世の中では表面的な誤魔化しは何もきかないよ。

 二度と逢わないから幸せにも強くなれる、、出会いの表裏には本当の意味で純粋な人を支える目に見えないシステムがあるような気がしてならない。


 心から嫌いだった人(過去の人ね、現在ではなく)がどんな幸せを掴んだかいつか風の便りに聞いてみたい。