「もう僕は君とのこと、今までのこと洗いざらい警察に言うよ。これで君とやっとさよならできるから」勇起は口元に微かに笑いを浮かべた。
「警察・・・」
「さよなら・・・」
「私は別れないわよ!例え国に返されてもまた別の入り口から入ってくるんだから!」強気に言い返す由花。
「そう、、僕には関係ない」うなだれる勇起。
「絶対に認めないわ!いつ話すつもり?」見下すように勝気な由花。
「・・・・・僕は・・・・君の奴隷じゃない!!」
由花は勇起に強く抱きつき唇を寄せた。勇起は軽く口付けを交わすと反射的に体を両手で離した。
「さよなら」
部屋の扉を閉めた時肩に背負っていた呪縛がシャーッと解けたような気がした。
勇起は扉に凭れた。
(終った・・・・・・)
つづく、、