イルジメ〔一枝梅〕 公式応援ブログ -16ページ目

「イルジメ」第7話にみるヨン解体新書

アンニ・ヨン・ハセヨン!

皆さん、「イルジメ」ファンサイトはご覧になって頂けましたか?

1日でたいぶ咲いたようですが、まだまだ! もっと布教活動に励まなくては!と思った次第。

地上波放送も始まりますし、これからですな。

さてと。

今、この記事をアップしている場合でないほど、締め切りで切羽詰まっている高橋です。そして、これを今書いていることが編集者さんに知れたら怒られそうなのですが、ちょっとだけ、ちょっとだけなら…という欲望(どんな欲望?)に負けて書くことにします。


はい。第7話です。例によって例のごとく、「イルジメ」のDVDを垂れ流し(苦笑)にした状態で仕事をしているのですが、今日は第7話、ヨンとヨンの姉が牢獄で出会う回を流しておりまして。いくつか気になったことを書いておきたいなと。

まず1つは、ヨンの春画売りの罪について。ヨンの名誉のためにも弁明しおきますが、彼は春画売りが本業ではありません。慣れた商売口調なので(笑)普段からやっているの?と思ってしまいそうですが、これ以前に言っているように、ポンスン父子の商売道具を没収したヨンは、せめてそれを売って少しでも元を取り戻そうとしているわけです(ポンスンに貯めたお金を騙し取られていますからね)。それに、春画売りを装い、妓生たちから姉の情報を入手しようという策でもありました。

だから、ヨンの春画売りは仮の姿、今回に限ってのことでしょう。皆さん、常習犯と思っているわけじゃないでしょうが、そういう人がいたらヨンが可哀想なので、念のため。


そしてもう1つは、牢に入れられたヨンが叫ぶセリフ。

「納税してる民を閉じこめるなんて、こんな国法があるか!」

ヨンは納税しているのか! 仕事をしていない(所得がない)ヨンが納めているとしたら消費税? 酒税? などと考えてしまった。この時代の、しかも朝鮮王朝の税金システムは分からないが、清に納めなくてはならないものを、庶民から税として徴収していたらしい。穀類や塩などが中心だが、とにかく納税の負担は大きかったようだ。そういう背景があって、ヨンのこのセリフが出てくるのだろう。

しかし、納税している義賊! 納税している英雄! なんか新しいじゃないですか! 敬意を払いたくなるじゃないですか!


さらにもう1つ。それは牢の中で足を縮めて眠るヨン。それを見て、セドルは「どうして縮こまって寝るんだ? ヨン、足を伸ばして寝ろ」と話している。

体を折り畳むようにして小さくなって眠る人は、何か心に気になることがあるのだという。ヨンのように、子供の頃に悲しい出来事を経験してしまった人間は、そのときの衝撃が心のどこかに残っているのだろう。何かに怯えたり、恐怖が心に残っているせいで、体を小さくしてしまうのかもしれない。無意識のうちに、自分自身を守ろうとして、小さくなってしまうのかもしれない。

眠るヨンの背中を見て、そんなことを思った。セドルではないが、「かわいそうなヨン」なのだ…

他にももう少しあるが、止まらなくなるとヤバイので、仕事に戻ります。

ではでは、皆さんもじっくりと「イルジメ」をご堪能下さいませ~






「イルジメ」ファンサイトオープン記念!「親子の情」を語る

アンニ・ヨン・ハセヨン!


皆様、お待たせいたしました。

「イルジメ」ファンサイト、ついにオープンです!


http://www.iljime.com/fansite/index.html


ちなみに、公式サイト内からも、飛ぶことができます。

FANSITEという部分をクリックしてちょんまげ(古っ!)


さきほど、私ものぞきに行ってきましたが、残念ながらまだ「一分咲き」。

まぁオープンしたてですからね。

皆さん、がしがし応援コメントを書き込、ギョム(ヨン)が愛した梅の花、たくさん咲かせてくださいませ!

私も参加しなくては!

と、その前にこちらのブログのアップも…。

が、今日も残念ながら、「エコ記事」になります(苦笑)

ご勘弁を。


さて、今日のテーマは「親子の情」について。なんだか思いっきりストレートで気恥ずかしくなるが、『イルジメ』というドラマの底流をこんこんと流れる大事なテーマであり、このドラマを単なる英雄物語以上のものにしている題材として、どうしても語っておかなくてはならない。


ちなみに、私は仲間内では「胸キュン王道ドラマ」担当と言われている。胸キュンものが好物だからだが、もちろん恋愛ドラマばかりを追いかけているわけではない。

『イルジメ』は恋愛要素ももちろんあるが、私の心をとらえて離さないのは、この「親子の情」の部分が大きい。男女の愛だけでなく、人と人との間に生まれる様々な形の愛が詰まっているのである。そこが心のとても繊細な部分を突き、気がつけば幾度となく涙を流している。悲しいとか、切ないとか、そういうものを超えて、人間が愛おしくて仕方なくなる。何だろうなぁ、この溢れ出る感情。自分が大切にしたいと思っているもの、ゆえにものすごく好きなものが、「イルジメ」には流れている。やばい、泣けてきた。(苦笑)


今日も友人ライターと韓国ドラマについてメールで語り合っていたのだが、「私たちは、彼らのように命がけで生きることはあるだろうか」などと、劇中キャラクターの生き様をみて、自分の生き方をかえりみたりしていた。

結局「守るべきもの」があるかどうかで、命がけというか、一生懸命生きるようになるのでは? という話になった。そして、それはやはり「家族」だよねと。

ヨンやセドルが命がけで生きているのは「守るべき」ものがあるからで、私たちはそういう姿を目にし、大事なものを思い出す。

世の中、愛だよ、愛。



そうそう、家族の話だ。ちなみに、ここから「エコ記事」になる。(苦笑)


ヨン、シフ、ポンスン、そして、セドル、タン、コンガル。彼らが胸を苦しめるその原因には、すべて家族の存在が関わっている。しかも、血の繋がった家族と、そうではない、情で繋がった家族の両者に挟まれて、苦悩するのだ。

例えば、ヨン。彼は血の繋がった父や母、姉を不幸に追いやった者への怒りを胸に秘め、復讐を企てつつ、それによって、自分を育ててくれたセドルやタンに心配や迷惑をかけ、親不孝していることを申し訳なく思っている。


一方、シフ。彼は血の繋がった母に縁を切られてしまったことに恨みを抱き、実の父(と思い込んでいる)ピョンシクから邪険にされていることに傷ついている(本当は血が繋がっていないからねぇ)。


韓国人にとって、血のつながりは、日本人にとってのそれ以上に、絶対である。先祖を重んじ、家系を守ることに重きを置いてきた彼らにとって、血の繋がった親に捨てられることほど、ダメージの大きいものはない。実際に捨てられたわけではなくても、子として認められないことは、深い傷となる。そういう意味で、シフの傷の深さは計り知れない。


同じく、ヨン(ギョム)のように、家族を、つまり家系を断絶されることは、深い怒りを沸き起こす。これと同様の怒りを、実はポンスンも抱いている。ポンスンは年端も行かぬ幼い頃に、両親と兄を無残にも殺されてしまった過去があるのだ。それがために、彼女はいつか家族の復讐を果たそうと、腕力を鍛えている(だから、小さい体のくせに、ヨンを片手で負かしてしまえるのだ)。そういう意味で、ポンスンは同じ痛みを持つヨン(イルジメ)の心を誰よりもよく理解できるのである。



加えて、ポンスンが複雑なのは、育ての親、コンガル和尚が実はその復讐の相手であるということだ。実際には、コンガルが彼女の家族を殺したわけではないが、その一味であり、現場にいた1人である。かつて王(仁祖)の護衛であったコンガルは、王の命ゆえに自らが関わった殺生に胸を痛め、足を洗うのである。そして、そうとも知らず、自分を助けてくれたおじさんと思い込んだポンスンがひょこひょこと付いてきて、成り行きで育てることになってしまう。現在は、コンガルとコンビを組み、父娘恐喝(コンガル)詐欺団として全国で詐欺をして暮らしている(苦笑)。ちなみに、恐喝とは韓国語で「コンガル」と言う。


コンガルの話が出たついでに、彼の紹介をしておこう。前述の通り、コンガル和尚はポンスンの養父であり、実は間接的に彼女の家族を死に追いやった仇である。かつては、サチョン(王の絶対的信頼を受ける護衛)と共に朝鮮隋一の刺客として名を馳せていた剣術の達人だが、たまたま助けたポンスンを成り行きから育てることになり、その後は、エセ托鉢僧として娘のポンスンと組み、詐欺をしながら暮らし現在に至っている。そのポンスンからは、年寄りで何の役にも立たず、おならばかりしていると小言を浴びせられているが(笑)、実際は本当の父娘以上に信頼し合い、支えあっている。一見、図々しく、ふざけたオヤジのようだが、彼の内心の苦悩は非常に深い。ポンスンに彼女の家族を殺めた一味であることも明かせず、ポンスンになつかれればなつかれるほど、罪悪感にさいなまされる。

「アボジ(父ちゃん)には感謝してるんだ。アボジがいなかったら、今頃どうしてるか。いつかお金持ちになって贅沢させてあげるからね」と言う親孝行なポンスンに横で、消え入りそうな小声で「俺はそんなにいい人間じゃない」つつぶやくコンガル和尚。

血は繋がっていないとはいえ、長年育ててきた娘である。情もある。本当の家族以上に愛しているのである。だからこそ、真実が言えないのだ。



韓国語には、家族を意味する言葉がふたつある。それは、「家族(カジョク)」と「食口(シック)」だ。「カジョク」は、血縁を重視し、上下関係が厳しく、秩序だてられている。なので、ギョム(ヨン)とウォノの関係がそれで、親は子をしつけ、子は親を敬う、という上下の関係がきっちり成り立っている。シフが実の親(と思い込んでいる)ピョンシクに逆らえないのも、カジョクであり、従わざるをえない関係だからである。一方で、ヨンとセドルが、あるいはポンスンとコンガルが、友達みたいな親子関係であるのは、血縁関係でないことも大きく要因しているのだろう。


これに対して、「シック」とは、情を重視し、血縁以外にも使われて、上下ではなく横の関係で成り立っており、なおかつ「同じ釜の飯を食う」ことが大切な関係を指す。つまり、シックとは、血のつながりに関係なく、同じ釜の飯を食う人達が情によって結ばれた共同体である。例えば、ヨンとセドル・タン親子、ポンスンとコンガル親子、そして市井の輩たちの中だとヨンの仲間テシクと飲み屋のおかみシムドクが、このシックの関係にある。


血縁関係はアイデンティティ(存在意義)に関わる重要な問題である。前述したとおり、血縁に重きを置く韓国人にとって、親がいないことも、子供がいないことも、社会的に認められないことなのだ。実の親を失ったヨンやシフの苦悩は、そこにある。(シフは実の父の元で暮らしていることになっているが、庶子のため、正当な子供として認められていない。それは気持ちの上では親を欠いていることだ)

身分階級の厳しい韓国において、つまり上下関係がはっきりし、それに支配されている社会の中で、情で結ばれた関係は、ある種の癒しである。「シック」の関係が自然と発生するのは、バランスをとるためだろう。セドルやタン、コンガルのように、特に貧しい境遇に暮らす人々が、同じ境遇の人間に情を注ぐのは、厳しい縦社会の反動で生まれる自然の感情なのだ。だが、一方で、血縁関係の「カジョク」に「シック」がかなうはずがなく、ポンスンの「カジョク」を殺したコンガルは「シック」であっても許されることはない。

のだろうか?


ちなみに第2話では、記憶を失い目覚めたギョム少年にセドルが言うセリフで、「俺たちは元から家族だからな」という言葉が出てくるが、ここでは「ハン シック(1つの家族)」と言っている。

『チェオクの剣』では、ソンベクが仲間となったチェオクに対して「シック」という言葉を使っていた。

そんなわけで…

『イルジメ』では、ヨンとセドル・タン親子、シフとタン親子、ポンスンとコンガル親子、それぞれが、カジョクとシックの間で、少しずつ変わっていく関係を、非常に見事に描いている。

子供たちが実の親、育ての親に、様々な思いを抱き、苦しんでいる一方で、親たちも子供たちに愛情を注げば注ぐほど、様々な葛藤に悩まされる。実の子に対する思い、血のつながらない情で結ばれた子供たちへの思い。同じようで違う親子関係に、親たちも苦しんでいる。タンにいたっては、実の子であるシフと、育てた子供ヨンの二人が戦う姿を見ることになってしまう。どちらをかばうこともできないタン。が、最終的にはどうなるのか?

もう1人、ヨン(ギョム)の実の母親ハン夫人がいる。彼女は偶然にもシフの心の癒しの存在となっていくのだが、実の母に甘えられないシフが心の母に本心を表す姿は、まさにシック。ハン夫人も、生き別れた自分の息子ギョムを思いながら、シフに情を注ぐのである。

様々な親子関係(カジョクとシック関係)、ぜひ注目して見て頂きたい。


ではでは、この辺で、アンニ・ヨン!








本日、発売!「イルジメ」DVD-BOX1

アンニ・ヨン・ハセヨン。


皆様、今日は何の日か、ご存じでしょうか?

6月3日…そう、「イルジメ~一枝梅~」DVD-BOX1、発売日であります!

すぐに分かった人は、「イルジメ」ファンの鏡です。

いや、分からなかった人を責めるつもりもありませんが…

どれくらい売れてるんでしょうねぇ。気になります。

amazonの予約は素晴らしい成績だったと聞いていますが。

売れますように! とここで、ヒット祈願(笑)

レンタルでも回転するといいなぁ。

たくさんの人に見てもらえるといいなぁ。


というわけで、本日、以前から告知していた「ファンサイト」がオープンされるはず…

が、まだのようですねぇ(汗)

いや、でも、多分、もうすぐなはず! 昨晩、連絡がありましたから…

凝ったことを試みているので、大変なのでしょう。

大目にみてやってくださいませ。


それと、公式ガイドブックも、角川のTOKIMEKIパブリッシングより6月19日に発売予定!

以前から熱い要望を寄せられていたガイドブック、実は前々から聞いていたのですが、情報解禁の関係でなかなか話せずにおりました。ごめんなさい。

このガイドブックは、「朱蒙」「魔王」などと同様、韓国で作られており、かなりマニアックな内容も収められていることと予想されます。私も、いち「イルジメ」ファンとして楽しみにしています。

でも、このガイドが出ちゃったら、書くことがなくなっちゃうかしら…(笑)


そして、今、私は「時代劇におけるイ・ジュンギの魅力」的な原稿を、うんうん唸りながら、書いている。どうせ書くなら、他の俳優との違いを明確に打ち出したい。で、「イルジメ」「王の男」を細かく見なおしたりしている。やっぱり、上手いねぇ、というのが、第一の感想(笑)。が、それではレビューにならないので、「どこがどういいのか?」と、ちまちま考えている。

そんなこんなで、今日もちゃんとした記事をこちらにアップできずにおります。(言い訳しすぎ…)

すみません。落ち着いたら、がつがつアップしますので…

まずは、今日DVDを購入された方、レンタルされた方は、本編をお楽しみくださいませ~

ではでは、アンニ・ヨン!