アロマがやっぱり面白い♪ | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

ただいま、中級2精油の化学の動画化を進めています。

この内容を作ったのは、2015年以前だったかと。

 

当時、iPhoneのアプリを開発していて

10冊くらいの資料をくまなく読んで

精油のレシピをオリジナルで作っていました。

本を読んでいたら気づいたんですよ。

「著者によって精油の禁忌が全然違う!」って。

 

もちろんレシピが違うのはわかっていたのですが

禁忌が「全然」違うのは、ちょっと驚いた。

著者の立場や本の性格から、違いが出てきます。

そこで急いで、それぞれの本から精油の禁忌を全部書き出して

上から眺めて、比較したんですよね。

 

アプリとしては「この精油の禁忌はこの本から」

「あの精油の禁忌はあの本から」ではマズイので

フランスの平均的な禁忌、というところで一つに統一しました。

それが私の中級2、上級での紹介精油の禁忌となっています。

 

今回、動画化のため、原稿を書いて

プリントやスライドを全部作り直します。

「この話をいれよう」「あれはどうだったっけ?」と

また調べているのが面白いです。

 

私は翻訳家の立場でフランス・アロマを教えているので

誰がどのように伝えているのか

これはどういう経緯でそうなっているのか

と根拠までお伝えしています。

月日がたってぼやけてきた事柄が

もう一度調べ直してクッキリしました!

 

同時進行でIPAP協会の勉強会も進めていて

これがすっごい興味深いテーマになっています!

「各協会の違い」がテーマですが

 

・教わる精油の禁忌の違い

・教わる精油の数

・事故に遭った時の対処法の違い

・大人、子供、妊婦に使う時の推奨濃度の違い

・資格コースの費用と時間数、何を学ぶのかの違い

 

などなど、協会員のみなさまのご経験を集めて

とても興味深い比較資料ができあがったのです。

 

例えば同じ協会に所属していても

教わる先生が違えば「禁忌の違い」も出てくる。

教科書を使っていても、先生の経験から別の助言が出てくる。

 

協会や先生の立場や理念の違いによって

アロマテラピーと一口に言っても、全然違うんですよね。

これを俯瞰すると、本当にいろいろな問題提起ができて

勉強会ではその一部についてみんなでお話をします。

 

きっとみなさん、所属している協会の数には限りがあると思うんです。

今回集められたすべての協会に所属している人はいません。

他の協会のことって知りませんよね。

 

例えば、精油の禁忌の違いが見えた時

どうしてもこっちが正しくて、あっちが間違っている

こっちが優れていて、あっちが劣ってる

と二元論で考えがちです。

 

でも、「なんでそうなんだろう?」と考えると

この人はこういう立場で言っているからこうなんだ。

あの人はああいう立場だから、あそこまで言うんだ。

とどっちも納得できるんです。

 

ちなみに、私もフランスの学校の例を資料として提出しています。

日本の協会は高いなあ、なんて思っていましたが

私が学んだ学校の学費の合計はちょっとびっくりする額でした。

(回収できてるかな。。。)

でも、時間数と精油の数などは

日本のスクールに比べるとはるかに多いから

コスパはよさそうです。

 

これも、漠然としてましたが

みなさんのアンケートで

はっきりと比べられて

自分の位置がどの辺なのか確認できました。

 

隣の芝はどうしても青く見えるのですが

なんでも客観的事実を並べて「比較」することで

立ち位置がはっきりするということがわかりました!

 

IPAP協会はアロマのスクールじゃなくて

自然療法の愛好家が集まる研究会です。

だから、いつも変わったことをしていますが

こういうところからも

自分自身を見つめ直すことができると思うんですよね。

私もまだまだアロマの虜です♡