ヴェルサイユで王妃気分! 2日目 | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

Elnafオンラインサロンスタート♪

自然療法やアロマテラピーの学びや実践で

「これってどうなの?」という疑問や不安を解決できる場所です

 

 

 

前回、ヴェルサイユ街歩き編を書いたので

今日はヴェルサイユ宮殿編を。

 

長くなりそうなので、最初に言っておくと

とにかく素晴らしい。(←ありがちな感想 笑)

百聞は一見に如かずです。

 

ヴェルサイユ宮殿の見学できる場所は

「ヴェルサイユ宮殿」「大トリアノン」「小トリアノン」

「王妃の村里」そして「お庭」です。

 

ヴェルサイユに住んでいる友人がいて

敷地外の入場料がいらないお庭でピクニックをしたことがあります。

もともとの領土としてはブルボン王朝のものでしたが

現在、ヴェルサイユ宮殿内と宮殿外に隔てられていて

ピクニックするなら無料の方が人も少なくてオススメ。

ただし、季節のいいときにね。

 

さすがに世界中の観光客が来ない時期だったので

ヴェルサイユ宮殿のチケット売り場はガラガラ。

もっとも、今はネットでチケットが買えるので

当日その場で買う人もいないのですよね。

私たちは20ユーロで全部見られるチケットを買いました。

(宮殿のみだと18ユーロだったかと)

 

まず誰もが一番手前のヴェルサイユ宮殿を見学します。

オーディオガイドは無料だし、日本語もあるので是非!

 

私はもう何回も来ているのですが

展示している場所がいつも微妙に違うような気がします。

今回は、ヴェルサイユ宮殿が時代によってどんなふうに変わったのか

映像で丁寧に説明してくれるお部屋からスタート。

 

ヴェルサイユ宮殿はブルボン王朝の狩猟の休憩所として始まります。

パリ周辺って今でも結構「森」が多くて

ルーヴル宮殿から狩猟をしにいって、泊まる場所のひとつだったんですね。

ルイ13世がここに小さな館を作ります。

 

それまでルーヴル宮殿(=現ルーヴル美術館)が王宮でしたが

ルイ14世がヴェルサイユに遷都し、大きな宮殿へと増築します。

その後もどんどん増改築が繰り返されているのですが

ルイ14世の遷都が一番の変化を遂げるきっかけでした。

当時、1万人のスタッフがここにいたらしく

彼らの生活を支える商店(屋外マルシェは今も残っています)などができて

ヴェルサイユの街が発展していきます。

 

大トリアノンはヴェルサイユのメインの宮殿から

歩いて30分はかかるでしょうか。

1万人が出入りする宮殿はさぞかし賑やかだったと思います。

その喧騒から離れて、ひっそりと静かに暮らすための別宅が大・小トリアノン。

14世の公妾マントノン夫人や

15世の公妾ポンパドール夫人にデュバリー夫人などの持ち物でした。

その後、ルイ16世が「お花が好きなあなたに花束をプレゼントします」

といってマリー・アントワネットに小トリアノンの鍵をあげたそうです。

いいなー♡

 

ヴェルサイユの宮殿は、基本的には14世・15世時代の再現です。

バロック様式・ロココ様式ですね。

フランス革命によって多くの調度品は略奪・破壊され

助かったものはオークションで世界中の王侯貴族のものとなりました。

その後、徐々に買い取ってこちらに戻ってきているのだと思います。

でも、この宮殿自体は、ナポレオンも使ったし

第1次大戦の休戦条約の調印に使われたり(ヴェルサイユ条約)

その後も使われていたため、バロックやロココ以降の調度品もあるはずなのです。

 

もっとも、2300部屋あり、私たち観光客が見られるのはほんの一部。

そしてこの場が一番輝いていたのは、ルイ14世・15世の治世ですから

その雰囲気を感じられるような展示方法なんですね。

 

大小トリアノンは、豪華絢爛なバロック様式ではなく

軽妙洒脱なロココ様式、シンプルな新古典様式の調度品で統一されています。

ただ、私が行った日は大トリアノンの2/3と小トリアノンの半分がクローズ!

本当に本当に小さい家だなーという印象になってしまいましたが

実際にはもう少し見学できて、別宅でも贅沢に暮らしていたことがわかります。

 

歩き疲れてクタクタになってしまったので

今回は「王妃の村里」にはいきませんでした。。。

ここは、ルソーらが提唱した「自然回帰」ブームにのって

マリー・アントワネットが作らせたという「農村」アトラクション!

ディズニーランドみたいなものだと私は思っているのですが(いじわる笑)

貴族が「田舎の農村」に憧れて、農作業をするスタッフを雇い

あばら屋みたいなものを作らせて

たまーにやってきては牛のミルクや育てたイチゴを楽しむための施設です。

 

とても美しく、やっぱり春夏はお花が咲いていて綺麗なので

暖かくなってからもう一度リベンジしたい!

 

帰りはまたヴェルサイユ宮殿まで戻らないといけません。

疲れ果てたので、4,5ユーロでプチトランに乗って、運んでもらいました。

戻ってくるときの風景が、映画『マリー・アントワネット』で

王妃が馬車から見る風景と重なって、なんかいい気分でした♡

 

数年ぶりのヴェルサイユ宮殿で気分が盛り上がり

帰宅後も映画を見たり、小説を読んだりしました!

私たちは、その後にどんなひどい顛末を迎えたのかを知っているので

ヴェルサイユのキラキラした栄華に胸がキューンとしちゃうんですよね。

 

でも、一般人が王侯貴族の館を見学できるなんて素敵!

パリにいらっしゃることがあれば

足を伸ばして是非ヴェルサイユ宮殿も見学してみてくださいね♡



ヴェルサイユ宮殿内のシャペルも素敵⛪️