前回のブログアップから、約5ヶ月が経過。
単にライフサイクルの変化に対応出来ていない一年。
「忙しくて時間が無い」は単なる言い訳。
決められた事、決めた事が出来ないのは、変化対応力の無さ以外の何物でもないのです。
今回のGW、ビンチェも立地上、止むを得ず10連休とさせていただきましたが、特に何処に出かけるでもなく、いつも以上に多忙な毎日であっという間に10日間か過ぎました。
特に母の介護は、思った以上に大変な日々。お陰様で寝たきりでもなく、認知症状もほぼ無くなっており、何でも食べられるので、まだまだ介護と言う領域ではありませんが、自分の身の回りの事にかける時間の2倍以上が母の世話となってしまいます。
昨年の2月の母の骨折〜入院で、私自身の生活も一転しました。
初未体験の事だらけ、デイリー、ウィークリーで新たな対応が必要になり、無我夢中の一年間でした。
昨年末からは、母の症状も安定し、ウィークリーを老健施設で過ごしてもらい、週末は自宅に帰宅し一緒に過ごすという生活になりました。
母が少しでも早く完全に自宅に戻りたいという気持ちが強かったので、週末の自宅外泊時に、帰宅してからの事を想定しながら、毎日空いた時間で勉強し対応してきました。
退所の日程が決まってからは、週末には、母の寝室をよりダイニングとトイレに近い部屋に引っ越しをし、一人で照明の点灯消灯が出来る様な対応をしたり、ナースコールの設置、見守りカメラをダイニング〜寝室まで見回せる位置に移動させたり。。。
お陰様で母は、3月末に老健施設を退所し、帰宅しました。
しかしながら、老健施設ではほぼ車椅子で過ごしていたので、単に家の中でトイレに行くだけでも万全の体制での受け入れでした。
老健施設を退所すると、自宅介護という事で介護保険サービスで対応出来る事を勉強させてもらい、しっかりフォローしてもらいました。
廊下やトイレの手摺は、昨年中に母の週末の帰宅時での最低限での対応の為に、くまくんと私でDIYしてありました。
そして、先月の老健施設退所からは、本格的に家の中で自分一人で身の回りの事が出来る様に、また、私たちがスムーズにフォロー出来るように、介護用品のレンタルや購入、回収工事などを実施。
ウィークリー5日のうち、2日がデイサービス、3日を訪問介護でお世話になっています。
一年前に比べて、自分の事、店の事だけでなく、母の事も気にかけないといけないので、スケジュールの時間配分は大きく変わり、自ずと睡眠時間を削る事になってしまっていますが、子育てはもっと大変なんだろうな。。。と子育てしていない私なので、人生のトレーニングと思っています。
幸い、今は、色々なサービスや介護用品が揃っているので、上手く利用すれば、かなり自分への負担は軽くなります。
でも、洗顔時、歯磨き時、トイレの時のリハパンの世話、洋服の着替えの世話、朝食前のリハビリを兼ねての近所の散歩、整髪、薬の服用、目薬点眼、褥瘡の傷の手当て、食事の世話、入浴、手足の爪切り、靴の脱ぎ履き、デイサービスに出かける荷物作り、デイサービスと訪問介護のヘルパーさんとの連絡事項の記録、毎週末の土曜日ごとに、内科、形成外科、眼科、歯科と病院通い、その度毎に変わる薬の処方の整理、月に一回は、ケアマネジャーとの打ち合わせや福祉用具の担当の方とのコミュニケーションなどなど。。。
かなり元気になった母ですが、本当に細かい世話が山盛りです。
でも、何よりも大切なのは、介護＝悲壮感を持つのではなく、もう誰でもが経験する当たり前の事だと考え、明るく楽しむ事だと思うようになりました。母の笑顔と笑い声が溢れる生活の中で私の介護なんて、ホント明るい介護。それに自分一人が不幸を背負っている様に生活してしまうと、本当に不幸になってしまいますよね！
私たちを守ってくれた親がいつの間にか自分たちよりも弱く立場となり守ってあげないといけない
。最初はなかなか受け入れたくない事ですが、これを受け止め、幼児の様で可愛いと思えば、楽しい毎日もあります。
そして、私自身、自分で経営する店だからこそ、自分の時間を上手に作っていくことも、自分のやり方次第なんだと思います。会社員時代だと、連休取得、遅刻早退させてもらうのはもとより定時で帰ることも出来ず、毎朝7時に家を出て、午前様での帰宅の日々が続いていた、そんな時だと、今の母の状態に対応は出来なかったと思います。それだけでも、ほぼ10年間がむしゃらに前進してきたその証だと思っています。
更に精進し、もっともっと店と自宅の一日の仕事を楽しめるそんな自分になれる様に頑張りたいと思えた今年のGWでした！
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