「私」が生まれてから
「今の私」になるまでを振り返る
『私が「私」になるまでの話』
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《第41話》無力感でいっぱいだった作業療法士人生のはじまり。
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「いい子にならなければ…！」
のまま大人になったあなたへ、、、
もう1つの魂が目覚める
セカンドソウル心理学
セカンドソウルカウンセラーの
こんのなおみです。
セカンドソウル心理学とは…
→全13話、一気読み！【セカンドソウル心理学とは】まとめ
私が作業療法士人生の中で
一番一生懸命に取り組んだのは、
乳がんのリハビリテーションでした。
乳がんの摘出手術をすると、
傷口や手術の浸潤に伴う痛さで
術測の腕を動かす機会が減るために
肩回りが動かしにくくなってしまうことや、
手術でリンパ節を切除することによって
術測の腕にリンパ浮腫を
生じてしまうことがあるので、
肩回りを動かすリハビリや
リンパ浮腫を予防するための指導、
浮腫が生じてしまった患者さんへの
マッサージ等で関わっていたんです。
疾患が疾患なだけに、
女性療法士が
患者さんのリハビリを担当していたのだけど、
私が入社した時には、
1人いた作業療法士の女性の先輩が
やめてしまって、
翌年、
作業療法部門の女性は私1人
理学療法士の女性の先輩達にも
協力してもらいながらだったとは言え、
私が頑張らなきゃ！！
という状況に、
役に立ちたい！とか、
期待に応えたい！と思っていた私は、
何て言うか、
まぁ、
燃えたよね～～～
←ハードルを前に燃える人ww
とは言え、
一生懸命に取り組んだ理由は
勿論それだけじゃなくて、
女性同士だからこそ
気持ちが分かり合えるところも多かったから、
マンツーマンでリハビリをしながら
病気のことから
普段の生活のことまで、
話を聴いたり話をしたりしていくと、
患者さんが
身体だけじゃなくて
心も元気になっていく様子が
とっても嬉しかったんですよね
私にとっては
この時の経験があったからこそ、
話をするだけで
心が元気になれる、と言う学びや
相手の話を聴くと言う
今の仕事のベースが作られたような気がしています。
ありがたいことに、
東京や四国、九州に行ってまで
がんのリハビリテーションや
リンパマッサージの技術を
学ばせてもらったりもして、
外科のドクターや
外科病棟の看護師さん達と
連携を図ったりもしながら、
学んだり、
伝えたり、
指導したり、
パンフレットや必要な道具を作ったり…
退職するまでの約10年の間、
情熱を持って関わらせていただいた分野でした。
だけど、
乳がんのリハビリに関わったことで、
楽しい・充実した
思い出ばかりではなく、
辛い・悔しい
思い出もあったりします…
それは、
緩和ケアと言う、
がんの終末期にある患者さんのリハビリに
関わらせていただいたこと。
残されたわずかな命の時間の中で、
私はその患者さんの
「残りの時間」が充実したものになるような関わりが
できたのか…？と言うと、
正直自信がありません。
特に、
小学生くらいの子どもさんを残したまま
40代ほどの若さで命の時間を終えたママのことは
今でも印象に残っていて、
同じママになった今の私なら、
そのママと気持ちをわかり合えるだろうし、
そのママの願いを叶えるために
力になれることも多いかもしれない…と思うと、
なんだか
胸がキュッとなるのを感じます…
作業療法士として
仕事に励んでいた私は、
遊びも楽しんでいました
のちに私の趣味となる
アレにも出会うんですよ
