妊娠初期の関門ですね。 | 医療法人社団 晴晃会 育良クリニック

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中目黒アトラスタワーにある産科・婦人科・生殖医療科の病院です。
病院のお知らせなどを載せていきます。

結局雪が降らずがっかりしている寺田です。

とらままがつわりで苦しんでいるとは一緒に仕事をしていて気づきませんでした。
体調悪そうには見えたことはありましたが、風邪かな?と思っていました。

やっぱり女性は強いですね。

つわりは、妊娠初期に増えるホルモンのせいだと言われています。

それが下がる20週頃にはほとんど治ってしまいます。

つわりの治療はありません。
ただ胎児の成長を待つだけです。というとそれまでなので少しだけお話を。



今回は、病院に行くタイミングについてです。


①つわりで水が飲めない
②脱水で、体のミネラルバランスが乱れる
③体の栄養素が足りなくなる

と徐々に悪くなります。

②以上になってくると治療が必要です。
点滴をすることになります。

しかし、②の脱水でミネラルが乱れてくるとまた吐き気がきてますます飲み物が取れなくなります。
そうすると、①→②→①→②→①→、、、、と繰り返してしまい、③まで行ってしまいます。

③まで行くと取り返しのつかなくなることがありますので、
お水が取れなくなったらいつでも来院してくださいね。
①→②→①→②のループを断ち切るためにも点滴など行います。

よく妊婦さんには、尿が朝一回した後に次はいつ行きましたか?
など質問します。

朝から夕方になるまでおしっこに行っていない場合は
黄色信号で症状を見ながら点滴などを勧めます。
(もちろん他の検査などの結果も考慮します。)

5、6回ぐらいはおしっこに行くのが正常ですので、
少ない人はできるだけ何でもいいので飲むようにしてみましょう。

次回は、つわりの対策について書いてみたいと思います。