憂えるエビ | イクラの雑記@KOREA

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在韓日本人主婦イクラの日々のつぶやき

先週のある夜。

いかにも不要な物が詰まっていそうな

エビの学校用カバンを開けてみました。

 

案の定、古いプリント類やらゴミやらが

出てきたのですが、その中にこんなものが。

 

 

 

性格検査

 

 

 

 

エビの学校で実施された性格検査の結果です。

 

エビの話ではタブレットを使い

170問ほどの質問に答えたそうです。

 

で、その結果が衝撃!!!!

 

 

 

 


 

※「자애개념」の「자애」は「慈愛」かとも思いましたが、

説明に「自分自身に対する満足度」とあったので、「自愛」の方だと思われます。

 

 

 

昔から読んでくださっている読者様ならご存じかと思いますが。

 

私もマグロさんも、勉強よりは、

 

 

自己肯定感

情緒の安定

 

 

これを大事に子育てをしてきたわけです。


 

それが・・・

それが・・・

 

 

まさにこの2つがどん底。

 

 

なんじゃこりゃー!!!

 

すぐさまマグロさんに見せたら、

マグロさんの顔もサーっと青ざめてしまいました。

 

 

エビは生まれつきポジティブ、

そして、いい意味で鈍感な子でした。

 

なので、我々はそんなエビの性格が

変わらないよう細心の注意を払い育ててきたのです。

 

 

 

 

 

 

驚いた我々はすぐさまエビを呼びました。

 

性格検査の結果を見せながら、

 

エビちゃん、自分のこと好きじゃないの?」

 

と聞いてみたら、

 

「分からない。自信がない・・・」

 

と切なそうに言うではありませんか!

 

なぜ自信がないのか聞いてみたら、

 

 

 

「太ってるから・・・・・・

 

それに、

 

ママが色々言うから」

 

 

 

 

・・・・・・ママが?

 

色々言うから・・・・?

 

 

 

 

私ー!???

私のせいでエビ

自信をなくしているのかい!??

 

 

エビは小さいころから動かない子なので、

子供にありがちな「いらんこと」をすることがほぼありませんでした。

 

おかげで、私はあまり怒ったり、

怒鳴ったりする必要がなく、これまで穏やかに一緒に過ごしてきました。

 

エビを見るだけで、

小4の今も可愛さで萌えている日々。

 

「ママの宝物はなーんだ?」

 

「ぼくー!」

 

という、他人から見たら

キモイやりとりをいまだにしています。

 

思い当たるふしがありません。

 

 

非常に緊張しましたが、

具体的にママのどんな言葉で自信をなくしているのか聞いてみました。

 

エビにとって自信がなくなるママの言葉がコチラ。

 

 

「ゴミを捨てて」

「字が読めない。丁寧に書いて」

「人前で鼻くそほじるな」

「夜遅くにアイス食べちゃダメ」

 

 

 

 

 

 

 

 

そりゃ言うだろ。

 

 

私が言わなくて誰が言うのよ?

 

とにかくエビは私からの小言に

自分への自信を失っているというのです。

 

エビはハッキリと「ママが」と言っていましたが、

マグロさんは自分のせいでもあると思ってショックを受けていました。

 

その夜は、寝る前に

マグロさんと二人で天井を眺めながら、子育ての反省をアレコレ。

 

「ゴミを捨てて」

「字を丁寧に書いて」

 

などは、かれこれ4~5年言い続けている小言。

 

私もマグロさんも、

 

もう4年生なのに・・・

 

という気持ちがあり、

何年も同じことを言い続けているのに、

一向に直らないエビに、ちょっとうんざりしていたのは事実です。

 

もしかしたら、

我々の口調が厳しくなっているのではないか?

 

 

そして、「太っているから」というのも、

よく考えたら思い当たるふしがあります。

 

冬&春休みの間にエビがさらに太ったんです。

友達から「豚」と呼ばれている息子が不憫で・・・

 

今年3月から、痩せなくていいけど、

しばらく体重をキープすることを目標とし、

動画視聴時間を稼ぐ方法を問題集から縄跳びに変えたり、

食べる時間を早めたりしているのです。

 

それがエビにとって「太っている」というのを

強く自覚させることになっているのではないか?

 

二人でアレコレ原因を考え、反省しました。

 

 

翌日、まだ性格検査のショックから立ち直れないでいるというのに、

その日はエビの担任との面談でした。

 

担任の話では、

学校でのエビは、友達関係も勉強も問題ないそう。

 

しかしながら、担任の方から

 

「お母様、性格検査の結果ご覧になりました?」

 

と言われました。

 

私もこの検査の話をしようと思っていたので、

待ってましたとばかりに、非常にショックだったことを伝えました。

 

担任は言いにくそうに、

 

「この結果を見て、私は今のエビは果たして幸せなのだろうか・・・?と思いました。エビは家庭で学業へのプレッシャーを感じているのではないかと思うんですが・・・・」

 

 

 

学業へのプレッシャー?

 

 

 

マグロ家の間でも、在韓友の間でも、

我が家は勉強をさせていないことで有名なのです。

 

エビが3月から英語を習い始め、

 

「おお!ついに!!」

 

と言われたほど。
 

なのに、そんなことを言われるなんて衝撃!!!

 

 

担任が言うには、エビは学校でしょっちゅう

唯一忙しい金曜日のスケジュールを愚痴っているのだそうです。

(学校→英語→タブレット学習→テコンドー→オンラインハニハニ)

 

「僕はずーっと勉強しているんですよ。疲れます」と。

 

 

びっくりして、金曜日以外の

エビのスケジュールを伝えたら、

 

「そのぐらいは当たり前ですよね!」

 

と先生が大笑いしていました。

 

てか、金曜日の忙しさは3年生から同じだし!

(去年は英語の代わりに料理を習っていた)

今更だし!!

 

エビの愚痴により、3月からの約2ヶ月間、

我が家はエビに勉強を強要する家庭だと

担任に思われていたようです。

 

 

先生には、前日の夜にエビから聞いた話をしました。

 

太っていることと、

私の小言で自信をなくしていると。

 

先生との話で結論づいたのは、

エビは、注意されたり指摘されたりすると、

非常にグサッとくるタイプであるということ。

 

 

そして、担任から

 

 

エビは、楽観的だったり前向きな子ではないですね。

 

悲観的な面があり、繊細な子です。

 

お母様もエビへの声のかけ方に注意したほうがいいかもしれません」

 

 

と言われてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

なんてこと・・・・

 

 

 

私に似てきてる・・・・
 

 

恐れていたことが・・・・

 

あまりのショックに、

面談の帰り道、私は必死に涙をこらえていました。

 

ちなみに、1年~3年の面談では、

 

「自己肯定感が高く、自信満々な子です。学校生活を楽しんでます」

 

と言われ、面談は毎回10分で終了。

 

去年に至っては大絶賛。

 

「“いつでもハッピー”がエビのキャッチフレーズです。彼が何事も前向きに取り組むので、クラスの雰囲気が良くなっています。お母様、一体どうやって育てたんですか?」

 

とまで言われたというのに。

 

ちょうど一年後の今、

 

エビは、悲観的な子だといわれ、

私はエビへの声のかけ方に注意するよう言われました。

 

 

1年でこの変化!!

 

 

 

 

翌日、マグロさんは幼馴染の誕生会に出席しました。

 

そこのメンバーは全員、

エビより大きな息子を育てているパパ&ママです。

 

私と同じぐらいショックを受けていたマグロさんは

彼らにエビの話をしたそう。

 

結果、全員から

 

思春期の初期症状

 

だと言われたそうです。

 

小学校4~5年あたりから、

周りのことが見え始め、色んな考えが頭をめぐる年頃。

 

うるさかった子が静かになったり、

悲観的な考え方をするようになると。

 

「親が過度に騒がずに、そっと見守っていたほうがいい」

 

とアドバイスされたそうです。

 

 

 

 

 

もう遅い。

 

 

 

 

マグロさんが友人たちからアドバイスを受けていた頃、

 

私は見守るどころか、大騒ぎ。

 

エビちゃんがこれ以上自信をなくさないよう小言を言う回数を減らさなきゃ!言わなくていいように、パパとママにしょっちゅう言われていることをエビちゃん自身が書いて貼っとこう!!」

 

と言い、

 

エビに紙に書かせてリビングに貼っていました。

 

 

 

●ごみとタオルを置きっぱなしにしない

(よくシャワー後のタオルを床に置きっぱなしにしている)

 

●字をきれいに書く

 

 

 

 

本気で書いてこの字なの?

 

と、一言いいたくなりましたが、グッと我慢しました。

 

 

普段のエビはたいてい楽しそうに過ごしており、

性格検査の結果を見なければ、

そこまで大きな変化は感じなかったかもしれません。

 

しかしながら、最近のエビには、

 

エビと全く関係のないことなのに

自分のせいだと心を痛めたり、

ありえない悲惨な想像をして心配したり、

(妄想型心配性)

 

というような面がチラホラと

見られるようになっているのは事実。

 

確かに、性格に変化が現れています。

 

天性のポジティブ&

鈍い子だと思われていたエビですが、

 

 

親の遺伝子がしっかりと

組み込まれていたようです。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

自分を振り返っても、

小4あたりから変化があった気がする。

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