ストレスフルな結婚式の思い出② ~ティアラを拒否した新婦~ | イクラの雑記@KOREA

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在韓日本人主婦イクラの日々のつぶやき

ストレスフルな結婚式の原因は義両親だけではありませんでした。

 

もう一つの私の敵、

 

多様性を認めない韓国文化

 

暗黒期の私には義両親以上のストレスでした。

 

好きなもの、幸せの形。

人それぞれ違うものが、当時の韓国では正解が決まっていました。(今は違うけど)

 

それから外れていると、

 

「あなた間違っている」

 

と非難されるおかしな社会。

 

何かが流行れば、みんなそれ。

似合ってようが、似合ってなかろうがお構いなし!

 

ブームどおりにするのが正解なのです。

 

 

当時、そんな韓国で花嫁さんはみんなティアラを頭に載せていました。

 

 

 

こんな感じ↓

 

軽く編み込んで下した髪にティアラというのが、まさに定番になっていました。

 

 

私の頭にも当たり前のようにティアラが載せられようとしまして。

 

「いやいや、私はティアラは嫌です」

 

と言ったところ、たいそう驚かれ、

 

「えっ・・・・?今はみんなティアラですよ?」

 

と、私にとっては意味不明なことを言われました。

 

 

みんながティアラだからって、

私までティアラにする必要はないでしょーがっ!!!

 

 

私は頭に花をつけたかったのです。

できたらサイドに。

 

 

こんなイメージ↓↓↓

 

 

 

 

 

 

こんな風にしたいと、マグロさんやヘアメイクさんに伝えたところ、

 

ドン引き。

 

そして、やんわりと、

 

「韓国で頭に花を挿していたら、バカな人に見えるから・・・・」

 

と言われてしまいました。

 

バカな人に見える・・・・?

 

あまりのショックにいまだに忘れられない言葉です。(私はネチ子)

 

 

そんなら、花冠にしたい。

 

ウェディング撮影でもティアラを嫌がった私に、ヘアメイクさんが花冠を載せてくれまして。

それがとてもかわいかったのです。

 

コレ↓↓↓

 

 

 

 

 

そしたら、ヘアメイクさんが

 

「実際の式で造花を使うのは良くないとされています。本物の花で作った物なら大丈夫です。こちらでは準備できないので、自分たちで花屋に注文して当日持って来て下さい」

 

それを聞いたマグロさんが、

 

「僕がイクラに花冠をプレゼントするよ!」

 

と言い、高速ターミナル内にある花屋に注文してくれました。

 

今は街中にオシャレな花屋がたくさんありますが、当時は街中に花屋はほとんどなく。

花好きな人は、高速ターミナルまで買いに行く人がほとんどでした。

 

 

で、結婚式当日。

 

早朝、花屋に花冠を取りに行きました。

 

行ったら、強面のおじさんがタバコを吸いながら、大きな鳥の巣みたいな物を花で編んでいました。

 

 

「もうちょっとでできるから待ってて」と。

 

 

えっ・・・?

 

まさか、その巨大なものが私の・・・?

 

 

 

 

 

そのまさか。

 

 

花冠っつーか、つばの広い花の帽子?

いやいや、巨大な鳥の巣!?

 

とりあえず、それを持ってヘアメイクに行きまして、頭にかぶったら。

 

 

 

 

 

 

 

ひどい。

 

 

 

 

ヘアメイクさん達も、

 

「何コレ!??これじゃ、花嫁さんの顔が見えない!!」

 

と大騒ぎ。

 

 

私、号泣。

 

 

「あああああ!!花嫁さん、泣かないでくださいっ!!目が腫れてしまう~!!」

 

と、ヘアメイクさん達が大慌て。

 

私の担当じゃない方たちまで集まり、4人のヘアメイクさん達が鳥の巣から花を抜きまくり、約3分の1サイズに縮めてくれました。

 

その結果、なんとか見れる状態にはなったわけですが。

 

 

 

 

 

私が求めていたのはコチラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際はコチラ。

 

 

↓↓↓↓

 

 

 

 

やっぱり違うよね。

 

 

 

 

 

式の後、韓国人からは、

 

「あのヘアスタイルはイクラの希望だったの??」 

 

と聞かれ、

 

 

非常に不評でした。
 

 

ティアラを見慣れている韓国人には、異様な頭だったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

唯一といってもいい私のこだわりだったのに・・・

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