プロペシアにとんでもない副作用と題された週刊現代2016年4月22日号の内容について | 育毛・発毛情報ブログ 国内外の最先端の育毛法で薄毛を解決する方法を紹介

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プロペシアにとんでもない副作用と題された週刊現代2016年4月22日号の内容について

 
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2017年12月24日
 
週刊現代がプロペシアの副作用を2016年4月22日号に掲載。実名で大阪の医師が週刊現代と医薬品医療機器総合機構に告発しました。
 
当時発売された雑誌を取り寄せ、記事の内容を紹介します。
 
自らが投薬した患者が発症したプロペシアの副作用への自戒の念。
製薬会社の対応や他の医療機関が欠如しているリスクに対する危機感から実名報道を決めたそうです。
 
「安全な薬と信じていた」
「奇跡の薬としてもてはやされたプロペシアには想像以上に長引く副作用が隠されていた。軽い気持ちの投薬が患者の人生を狂わせた」
 
 
それまで50名ほどのAGA患者にプロペシアを処方。なんとなく性欲が落ちたと訴えた患者が2名。服用の中止をすれば元に戻ると思って処方をしていたと書かれています。
 
そのような中、その医師が処方をした仮名上山さんは服用3週間ほどで異変に気付く。上山さんはネットで情報を調べ、日本MSDにも訪ねるがマニュアル通りの対応だったそうです。
 
MSDはプロペシアをやめて、数週間から数か月で回復すると説明をするだけだったそうです。
 
上山さんはプロペシアの処方をした医師を訪ね、事情を説明するとプロペシアの副作用に対し半信半疑だった医師は製薬会社と同様の説明をしたそうです。
 
上山さんの症状は重く、性欲減退やEDを経て、うつ状態に陥り、自殺まで考えるまでに至ったと記事の中で医師は説明しています。
 
責任を感じた医師が色々調べると2011年にマイケルアーウィング医師が発表した論文報告やポストフィナステリドシンドローム(PFS)を知ることに。
 
そこで今度は医師自身が日本MSDに問い合わせを行ったところ「PFSの存在は認識しているが、それが真実であるかどうがは疑わしい」と回答したそうです。
 
その直後、製薬会社がプロペシアの添付文書を自主的に変更。「市販後において投与中止後も(副作用)が持続した報告がある」一文が加わる。
 
医師の立場から見ても追加された一文は「非常にわかりにくく、小さな表記」と印象を受ける。
 
周囲やプロペシアの処方を受けた医師にも相談しにくいような症状である為、うつ状態が悪化するともその医師は感じた。
2014年12月、厚労省の管轄である独立行政法人の医薬品医療機器総合機構(PMDA)にプロペシアの副作用について報告をすると翌年の1月、MSDから調査依頼があったそうです。
 
「調査といっても、副作用をについて簡単な書類を記載しただけ。公的な機関へ報告されると無視できないからその場限りの形式的な対応を取った」ようにしか感じられず、製薬会社に不信感を抱いた。
 
医師でも薬の副作用について知りたい場合、製薬会社に訪ねるしか手立てがないそうです。
 
「たいていの医師は製薬会社の情報を鵜呑みにする」
「生命にかかわる重大な副作用の場合は製薬会社も積極的に情報提供をおこなうが性欲減退のような死亡に直結しない副作用は軽視されがち」と記事の中で説明しています。
 
プロペシアを皮膚科の次に処方する美容外科でPFSについて訴えても「うちでは診れないから泌尿器や精神科を紹介する」と言われるのが関の山とも書かれています。
 
自戒の意味を含め、パンフレットの内容を鵜呑みにし、安易に処方をしてきた私たち医師にも責任があるとまでその医師は記事で話ています。
 
プロペシアのジェネリックが登場し、その医師の元に各社の営業担当が売り込みに訪れ、PFSについて尋ねても「知らない」という答えが返ってきただけだったそうです。
 
「根本的な対策が置き去りにされたまま、リスクが拡散されている吟醸に危惧を覚える」
「AGAに悩む患者さんが来院され、PFSのリスクを説明すると皆さん投薬を躊躇されます」と医師は週刊現代に話したそうです。
 
週刊現代がMSDに問い合わせたところ、「リビドー減退、EDや射精障害は市販後において投与中止後も持続したとの報告があると添付文書に記載し、医療機関にも注意喚起をしております」が製薬会社の回答でした。
 
実はこの記事を目にした時、以前、私が東京で育毛カウンセラーとしてある病院にお邪魔していた際にお会いしたことのある患者様であると気付きました。
 
50代にも関わらず、PFSについてお悩みではありましたがお仕事などには大変前向きな方と記憶していたのにその後、自殺まで考えられていたことを知り、大変なショックを受けました。
 
この記事で医師がした説明の中でやはり危惧していた点が明確となりました。
 
1.医師ですら製薬会社の情報を鵜呑みにし、投薬をする前に自主的にリスクを確認しないこと。
2.副作用の報告が患者や医師からあっても真剣に取り合わない。
3.医師ですら感じるほど分かりにくい注意喚起の一文を添付文書に加え、恰も副作用の回避を行っていると製薬会社が考えていること。
4.現在の日本では皮膚科よりも美容外科系の育毛専門病院が大半を占めている中、副作用が発症しても責任を取らず、泌尿器や精神科の受診を薦めていること。
5.製薬会社は命の危険に直結しない副作用を軽視していること。
 
もともと、上記のすべては2011年以降、アメリカやヨーロッパでも起きていたことであり、その結果、PFS財団が設立され、世界中でPFSの研究が行われるようになりました。
 
過去や現在を含め、もし日本の医師がプロペシアの副作用を訴える患者の声を聞き、ネットで調べれば既に6年も前からそのような声が海外では上がっていて、それを実証する数多くの研究が他にも多数発表されていることがわかったはずです。

同じ年、横浜労災病院の神経内科が日本神経学会において「男性型脱毛症用薬フィナステリド服用中に若年性脳卒中を発症した2症例」として論文を発表。

その論文の中で、同様の症例が既に医薬品医療機器総合機構に14例報告されていると紹介されています。
 
以前にもお話をしましたザガーロは日本と韓国でしか認可されていません。ですが今回の週刊現代の記事でもわかるように、世界でもザガーロを育毛薬として認可しているのはプロペシアの副作用の存在を知らず、製薬会社の説明を鵜呑みにしていた日本や韓国だけです。
 
PFSが周知されているアメリカやヨーロッパではプロペシアですら、リスクが存在するにも関わらず、成分の影響がより強いデュタステリドを育毛薬として容易に承認することに反対の声がほとんどです。
 
1.プロペシアよりもザガーロの方が効果が高い。
2.製薬会社が安全といっているからザガーロは副作用はない。
3.仮に副作用を感じて、医師に訴えても、他の病院や医師からも特にそのような話は聞かないから気のせいだと言われる。
 
ザガーロを服用するのであればそのリスクを冒してまで飲む価値があるか良く考えてください。
プロペシアよりもリスクが高いことは国内の臨床試験でも確認されていますがその内容を本当に理解した上で処方している医師はほとんどいません。
 
ザガーロが育毛薬として日本や韓国だけで認可されている裏側。
育毛薬と前立腺肥大治療でデュタステリドを服用する場合での副作用の違い。
ザガーロを服用して効果があっても半年目以降からの毛髪の本数の減少。
 
ザガーロの国内の臨床試験から浮彫になる副作用の可能性
 
前立腺肥大薬を育毛薬として転用しただけのザガーロの実情
http://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12178560045.html

医薬品でもほとんど用いられない(オープンテスト・非重検比較試験)で示されたザガーロを育毛薬として効果と服用する意義の有無
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12317400190.html
 
 
仮に医師からリスクについて説明もなく、副作用を発症しても、保険適用外の治療による副作用は患者自身が責任を負うことになります。
また今回の週刊現代に告発した医師のような知識や倫理観をもったドクターはほとんどいません。
 
内服ミノキシジルタブレットの実情と誤認 日本皮膚科学科 脱毛症ガイドライン男女共にミノキシジルタブレットの使用を推奨度 D
 
7年ぶりに改定された日本皮膚科学会、男性型および女性型(AGA/FAGA型脱毛症)の治療ガイドライン2017年版に低出力レーザーが男性・女性共に有用性を示す十分な根拠があるとされる推奨度Bとして紹介されました。
 
育毛薬の服用以外にも有効な対策はあります。
 
低出力レーザー育毛器が承認され、日本皮膚科学会・欧州皮膚科学会が改定した男性・女性型脱毛症治療ガイドラインの内容については以下で詳しく説明しています。
 
日本皮膚科学会での低出力レーザーについての評価
 
欧州皮膚科学会での低出力レーザーやザガーロ・ミノキシジルタブレットにについての評価
 
低出力レーザー育毛器のメーカーの違いによる効果の差について
 
薄毛の原因として注目のゴースト血管に効果のある低出力レーザー育毛器と育毛剤について
 
Capillusを使用しての回復例を以下でご欄いただけます。
 
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