真実の瞳 ~Eyes Of Truth~ 13
第五章!~永遠~
生まれるもの全て
始まりがなく終わりがない
それは果てしない旅・・・
苦しみの果ても悲しみの果ても
快楽の果ても全て一つに繋がっている
闇の中には光が 光の中には闇が
同じように心に残されていた
夢見るもの全てが
どんな形に変えようとも
生まれては消えて行く
星屑のように どこまでも果てしなく
永遠と言う未来へと繋がる
何か一つ手に入れれば
何か一つ失う
得ることを覚えても
失うことに人は慣れていない
恐れをなくしては 生きて行けない
その恐れを消し去ってしまえば
深い絆に抱かれる
心が盲目になって
何も見えなくなったとしても
生まれて来て愛された記憶は
変わらないのに
本当の真実を見ることを選べなかった
愛を知り 愛を得る
朽ち果てて終るだけの存在なら
何も生を望むことに意味はない
だけど・・・
意味のない人生などは決してない
意味があるから生きて行ける
目に見えるものだけを信じて
目に見えないものを黒く塗り染めた
それは碧き月が照らす夜に・・・
黒い雨が降り注ぐ
過去の傷跡に・・・・
青い雨が降り注ぐ
今の傷跡に・・・・
白い部屋の中
あの日の思い出が蘇る
手を大きく伸ばしても 両手を大きく伸ばしても
届くことが出来なかった
あの場所で もう一度・・・
流れる景色を見つめられずに
歩き出して行く
そこに未来がある限り・・・・・
激しい衝動に抱かれ
眩暈しそうな体を この海に沈めた
あの日の自分を
誰も止めることは出来なった
光が暗闇へと導いて行く・・・
何もない空間に閉ざされて
何も見えない瞳は
森に彷徨う木霊のように浮かんでいた
悲しみの果てに見た世界は
誰も居ない 誰も見えない
閉ざされた空間に 青く染まっただけの夜明け
心は叫び続けて
もう一度 光を探し求めていた
何もない空を見つめている
空白の時を過ごしている
その流れに気が付かぬまま時は流されていた
あの手の温もりが忘れられなくて
今も涙を流しては 深い心の傷を癒していた
重ね過ぎて行く記憶に 切ない想い出を・・・
もう二度と繰り返さないと心に誓った
あの日見た
もう一人の悲しみの姿を
誰も見つめてはくれなかった
あの日見た
もう一人の切ない自分を
誰も受け止めてはくれなかった
全てを壊してしまいたい
何もかも全てを・・・
失ってから初めて知ることがある
無くなってから初めて気づくこともある
そこに真実を見て
あの日の自分がそっと浮かんで来た
果てしない道を歩いている
終らない夜を抱きしめている
戻らない時間の数だけ
涙を流したことを忘れられなかった
時の流れは残酷で
時に人を傷つけることを知った
あの日から道は切り開かれていた