真実の瞳 ~Eyes Of Truth~ 14
「もう一度生まれ変わる為に・・・」
あの日見た夕焼けは 悲しみの色に似ていた
ただそこにいるだけの存在が
ただそこにあるだけの存在になった
心が粉々となる・・・・
耳から離れない旋律が鳴り響く
全てが灰色に染まった瞳が赤い涙となった
この止まない雨は
いつまでもこの胸の中で降り続く・・・
その冷たさに 瞳は閉ざされて
何も感じられない 繰り返す悲しみ
この胸に溢れて ただ愛が欲しかった
どれだけ朝を迎えても
どれだけの時が過ぎても
戻らない時間の数だけ 心は痛みを感じていた
あの日のように・・・・
もし未来があると言うのならば
もう一度光りに包まれたい
その向う側にある空に向って叫び続けたい
失ったものは戻ってこないけど
これから得るものはここに残るのだから
信じ続けたい・・・
闇が心から消えるまで
もう一度 あの日の想いを抱きしめる
受け入れて・・・
受け入れて・・・
悲しみを受け入れて 大きく羽ばたいて行く
どんな未来にも変わらないものがあるのだから・・・
抱きしめて・・・
抱きしめて・・・
小さな生命が 優しさに微笑んで
見えない世界の声を届けてくれる
美しいものが心を綺麗にする
動くものが動かないものを彩る
見えない世界があるから
どんな苦しみにも 立ち向かって行ける
愛が心を動かして 心に花を咲かせる
誰からも美しいと呼ばれるだけの存在を
心に教え育んでみる
いつまでも変わらない 悲しみを想い出に変えて
壊れた砂時計を掻き集めた
この左手から時の砂を流し 少しだけ進めてみる
夢が未来を動かす・・・
愛が心を動かせる・・・
暗闇に抱かれた瞳が
やがて時を経て 光となり
愛を知って全てに溶け込む瞬間に
深い優しさに包まれ希望となる
小さな雫が零れ落ちて 生命が芽生える
光と風と水と土に抱かれ
大きな生命と変わって行く・・・
人の流れも同じで
見えない糸に繋がって
暗闇からやがて光となる
誰もが持つ
悲しみの数と重なったのならば
その先の未来へと羽ばたいて行ける
信じて欲しい
その場所から歩き出す・・・・
生まれた時に 初めて感じた温もりを思い出して
未来に希望を持って生きて行く
光りに向って いつか導かれて動く時に
大きな愛を知ることとなる
溶け込んだ生命 零れ落ちる生命
心に描かれた世界だけが渦となり時となる
過去と現実と未来の狭間で
一つの糸が切れてしまった
手を伸ばして見つめる
そこに愛がある限り 失う物などないと知った
心の瞳で見ることが全てで
目に見える物だけを 見つめてはいけない
人からの愛で知ったこと
人からの闇で知ったこと
悲しみがそれを教えてくれたように
苦しみの中に愛があること
本当の真実がそこにあること
人は決して忘れてはいけない
人と人が交差する この広い空の下で
闇と闇で抱かれてしまっては
また悲しみの色で染まるしかない
本当の真実を知って それを受け止めて
生きて行けばきっと・・・・