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ガレージ 一狐亭

PC、時々車、処によってはバイク

どうもこんばんは、一狐です

今回はゲイルスピードのホイールメンテ


以前の国内仕様から使用していたホイールを、タイヤ交換と一緒に交換したのですが、どうにもタイヤの空気圧の減りが激しい
そう言えば今まで一度もエアバルブ交換していなかったなーという事で、ホイールの消耗品を交換です

エアバルブ交換


多分一度も交換されていないバルブ
9年前に中古で手に入れたホイールのため更に数年+αで流石に限界だった模様

交換用のバルブはゲイルのφ8.5タイプで純正とはサイズが違う

74°バルブ使っても良いけれど、使用しているコンプレッサーのエアチャックが90°タイプなのでホイールはストレートで

 

 

タイヤ交換時以外でバルブだけ変えようとするとかなり面倒

バルブ部分だけビードを落としてもバルブが半分くらいしか見えない
 


無理やり落とすとタイヤにダメージを与えるので、片側一周グルっとビードを落とすと余裕で交換できる

バイクに付けたままバルブ交換は止めたほうが良いと思う
交換後はエアの減少トラブルは解消


ホイールベアリング交換
交換内容は前回と同じ

手持ちのパイロットベアリングプーラーセットでは、リアホイールのベアリング外しが難しかったので、今回は大きいサイズのスライディングハンマータイプのプーラーを購入

楽々取外し
だが今の所ホイールベアリング以外には使用していないためコスパは悪い…
純正と違いダストシールはベアリングのシールのみなので寿命は短い



クッシュドライブダンパー交換
ホイールのハブダンパーゴムで割れこそ無いものの、10年2万キロ以上使用しているため交換
使用上の注意には5,000㎞で交換が必要と書いてあるけれど、意外と持ったなと言う印象


ダンパーの打ち込みは中々苦戦しました
中のカラーを抜かないと入れるのが難しい。ゴムを入れた状態でカラーを打ち込むのも難しい
なので新品を入れる時は一度ゴムとカラーを分離させ、ゴムに薄くグリスを塗ってカラーを1/3ほど入れておく
その状態で適当なソケット等で叩き入れ、カラーを叩き込めば簡単にインストール
新旧の硬さは変わらないように感じたけれど、ギアチェンジ後のドン付きが結構減ったのでやっぱり定期的な交換は必要な模様


クッシュドライブボルト交換
スプロケからの動力をダンパーへ伝えるのボルトな訳ですが、付いていたボルトはホームセンターで売っているただのM10×30mmステンキャップボルト


動力の駆動ボルトにステンボルトとか中々ヘビーな設計でしたが、現行販売している物はちゃんと鉄系に変わってます


しかもナットが17mmでソケットを入れるクリアランスが無く、ソケットがハブに当たって傷が付くトンデモ設計

交換後はフランジナットなので干渉しないものの、14mmで58.8Nmと高トルクなので6角ソケットを使いましょう

 

交換用のボルトも種類があるので注意

ゲイルのホイールは新旧で使用するボルトが違い、旧TYPE-Rだと頭11.5

2mmほどボルトが短くなってますが、緩み止めのフリクションリングにギリギリ当たってるので大丈夫かな


タイヤ以外の普段中々交換しない消耗品の交換

社外ホイールなので純正よりはメンテ頻度を高めていかないと駄目ですねー

エアバルブは5年

ベアリングは2万Km

クッシュドライブダンパーは1~1.5万Km

辺りを目安に交換すれば良いのではないでしょうか

どうもこんばんは、一狐です

そろそろ暑くなってくるのでヘルメット乾燥機の事なんかを

夏場はどうしてもヘルメットの匂いが気になる所
ヘルメット消臭機自体は昔からあるのに、デイトナのリメットが出るまでイマイチ話題になっていなかった様に感じます
消臭機と言ってもやっている事は乾燥がメインなので、機靴乾燥機を利用したりハンディファンを当てたり自作とか色々と話題が出回っています

 

その中でもリメットの良い所は
・電源がモバイルバッテリーなので場所を選ばない
・普段メットを置いている場所にそのまま置ける
・乾燥機を準備して、終わったら片付ける手間がない

今までの乾燥機と違いとにかく手間が無い所
家に帰ってきていつもメットを置いている場所に置いて、ボタンを押す、の1アクションが追加されるだけのため継続して使える
継続して使えるので、結果的に匂いも抑えられる
なので評判が良いのでしょう

悪い所は
・高い
ファンとタイマーと効果があるのか分からないナントカイオンで1万円…

自分の場合は夏場これで代用

圧倒的な風量ですぐ乾くのは良い反面、出し入れが面倒くさくなって涼しくなると使わなくなってしまい、ヘルメットが臭くなる
臭くなったら洗濯を繰り返してました
 
 なので、いつも置いているメタルラックの下にファンを付ければ手間が減って計測して使えるのではないかと

 


電源はモバイルバッテリー、風量を多くするためファンは12V
昇圧モジュールを使っても良いですが、AnkerがQCとPDに対応しているので今回はトリガーモジュールを使用
 
PCファンの延長ケーブルを切って電源に繋げば完成
 
 
12V設定にしてTYPE-Cで繋ぐと5V出力
PowerDeliveryは12Vが規格外のため出力してくれません
物によっては12Vより一段回下の9Vで出力される場合もあります
 


TYPE-AからCケーブルで繋ぐと12V
Quick Charge 2.0以降なら12V出力可能

QCで繋げば強、TYPE-Cで繋ぐと弱という感じで強弱が調整できるのでPCファンは風量100CFM以上あれば困ることはまずないでしょう

 

熱収縮チューブで基板を保護して両面テープでファンに貼り付け

 

ファンは結束バンドででも適当に付けて

段ボールを敷けば完成
ダイソーで売ってるMDFボード加工しても良いですけど、段ボールや厚紙なら汚れたら簡単に交換できるので衛生的

電源スイッチやタイマーを付ければもっと便利になるかと思います
現状はインカムの充電と同時にやっているので、スイッチもタイマーも別にいいかなーって感じ

帰ってきてファブリーズして乾燥でヘルメット臭はだいぶおさえられます

どうもこんばんは、一狐です

最近はもうETCに次いで標準装備感が増してきたドラレコの取り付け

今回付けたのはデイトナのM760Dですが、書くまで期間が空いてしまったせいで販売終了になってしまいました…


ドラレコの取り付けは車種にもよりますが、基本大変でVTRだと3時間位掛かりました
前後カメラの取付位置、コントローラの設置場所、配線処理と悩む箇所が多い

こんな感じで付けてみました

前カメ


フルカウルだと定番の位置ですが、VTRでここに付けるとフォークフルボトムでフロントフェンダーとの隙間が超ギリッギリ
とりあえずこの位置だと底付きしても当たらなかったのでヨシッ

後カメ


もうちょっとなんとかしたかったけど、フェンダーレスのせいでここしか無かった
ナンバーとサンドイッチして取付できるカメラマウントステーが売っていますが、それで付けるとカメラでウインカーを隠してしまう
長いステーで外に出すと振動が大きくなってまともに撮れない
純正フェンダーなら多分そこまで悩まなかったかも

コントローラ


ハンドル周りをごちゃつかせたくなかったので、それ以外で運転中にボタンを押せる場所って事でここにしました

本体


意外と小さいので設置場所の自由度は一番高い
ヒューズボックスの後ろ側でも良かったかも
100均で両面テープ付きマジックテープ買ってきて貼り付け

配線


キーONの電源はテールランプのスモールから貰いました
LEDナンバー灯付けた際に電源を引っ張り出したので
フロントカメラとコントローラの配線はメインハーネスと同じ経路

 


ケーブルが擦れて断線しないように固定とハーネステープで補強

 


大量に余った配線はリアフェンダーの中に押し込めばOK


画質はバイク用ドラレコの中でも上位だと思います
GPS内蔵で実売3万円以下だったのでとてもコスパの良かった製品ですが、後継機も性能的に見ればコスパが良いので今から買うならそっちでしょうか

不満点としては
スマホで読み込み時にサムネ表示が無いため目的のファイルを探しにくい(その代わり読み込みは早い)
SDカードを外すには、めっちゃちっちゃいネジを2つ外す必要がある
本体小さいけど、配線に付けるフェライトコアが大きいので結局取付位置が限られる
位でしょうか

比較対象でよくミツバサンコーワが候補に上がりますが、個人的には良い印象がありませんでした

理由として
スマホで本体とWifi接続するにはネットを切る必要があった
接続した後サムネ読み込みに10分かかる
付属のSDカードが悪かったっぽいけれど、段差でフォーク底付きした時に衝撃で接触不良になったのかその時の動画ファイルが壊れてた…
画質はデイトナ以下
と値段の割に微妙だったので、個人的にはデイトナの方をお勧めします

後継機は性能がガッツリ上がった反面値段もガッツリ上がったM820WDと、多少の機能アップで値段も多少アップのM802WD
信頼性の面ではやや劣るものの、値段を考えると破格のスマートモニター

どうもこんばんは、一狐です

ようやく春になったので色々復活

今回はタイヤ交換
元々付いていたタイヤがFロドス間、Rロッソコルサと良く分からない組み合わせ
意外とクセが無く悪くなかったけれど、ゲイルのホイール交換ついでに一緒に交換

今回選んだのはミシュランPOWER6
PILOT ROAD2→POWER3→POWER3→ROAD5と使ってきて、POWER3からの圧倒的な接地感が気に入って以来ずっとミシュラン

POWER3はもう何も怖くないと思わせるほどの接地感と安心感
タイヤ変えただけで運転技術が上手くなった様に感じる

寿命は短いもののスリップサインまで安心して使える

ROAD5はツーリングスポーツタイヤを期待すると、スポーツに振りすぎで名称詐欺
溝が半分を切った辺りから加速度的にグリップが弱まる所が×
全体的な寿命はROAD5の方が長いけど、タイヤの美味しい期間はPOWER3の方が長かったため、最終的には微妙なタイヤという評価


そんな訳でやはりPOWERだなと思い6をチョイス
溝の向きが前後で逆になるため、何回も回転方向の矢印を確認しました


レビュー
POWER3とROAD5で良かった路面に張り付く様な接地感が微塵も感じられない
圧倒的だった接地感とインフォメーションがフェードアウトがした結果、乗り味がブリヂストンのSPORT TOURING T32に似ている気がする

高速道路だと接地感が出てくるので、もっとスピードを上げてタイヤに負荷をかけてやれば良いのかもしれませんが、接地感が弱いので負荷を掛けづらい→スピードダウンの負のスパイラル

タイヤ剛性は端っこがやたらと強く感じて、急にバイクが寝なくなる印象
倒す事を意識してもタイヤの接地跡は毎回ピッタリ同じ所で止まる

曲がるために寝かすんじゃなくて、寝かすために曲がる事をしてみてもここ止まり


良い所
路面の水、気温が寒い日に強い
特に雨や水たまりを走った時の安心感は絶大
路面濡れてるほうがタイヤから伝わるインフォメーションが多い気までする

悪い所
POWER3やROAD5で気に入っていた圧倒的な接地感と安心感が無い
POWER3と真逆で自分の運転技術の未熟さが露呈する
走行会位の速度域と負荷を想定している様で、バイク初心者~中級者だと公道では持て余すのかも
気が抜けずとにかく疲れる

良くも悪くもとにかく特性が素直でニュートラル
VTRだとライダーが積極的にアクションを起こさないと反応しないし、サスや空気圧のセッティングの違いがモロに出る
荷重の掛け方、姿勢や視線でここまでバイクの動きが変わるタイヤは初めて
雑な運転だと曲がらない反面、運転のレベル上げにはかなり有効

面白いタイヤではあるものの、今までのPOWERとジャンルが違いすぎて戸惑う
ミシュランの安心と接地感のフルコース料理を期待していたら、素材をそのまま出された感じ
もう一度リピートするかと聞かれたら絶対に無い
そもそももうミシュランを買う気も失せたので、溝が減ったら他社に変更です


空気圧はPOWER3と同じくF2.3 R2.5 ±0.1 に落ち着いた

フロントフォークのカスタムで良い方向に言ってくれないかなと、カシマコートのアウターにしてみた所、更に接地感が消えてストローク感まで消えたことで、今までの中で過去一乗り辛い

完全に修行用マシン

どうもこんばんは、一狐です

今回はクラッチマスターの交換
ブレーキマスターはブレンボを選択したので、クラッチ側もブレンボにした方が統一感的には良いのですが、クラッチマスターはゲイルにしたい

と言うことで取付

取付後はこんな感じ

 


クラッチホースはブレンボでもゲイルでも純正ホースで可能
ただホースを90°ひねるため、ストレスがかかるのであまりよろしくない
20年以上経過したゴムホースってのも大変よろしくないので、早めに変えたい所

 

ハンドルとの干渉も余裕


ブレンボ+カワサキのスイッチボックスだとガッツリ干渉してたのが超余裕

VTR純正スイッチボックスとブレンボだと干渉しないんじゃないかな


握った状態でハンドルスイッチとの干渉も無し
純正より大きいGSX250Rで問題ないので、純正ならもっと自由度あり

クラッチスイッチは自作した奴で問題なく使えているので引き続き使用

接触不良も故障も無く使えているので、ゲイル純正よりマシ

フルードタンクの位置は結構悩みました
メーターに被らずカウルに当たらない様にすると、ホースの曲げRがキツくてちょい潰れ気味になる
ホース優先でフォークのプリロードアジャスターを避けるとやたら手前か上で位置が微妙


という訳であらかじめ90°曲がってるホースを使えば良いじゃないと言うことで
NISSINマスターシリンダー用補修部品 タンクホース単体を使用

 

フルードタンクとステー

ホース内径が純正と同じφ8なので、純正流用クラッチリザーバータンクと言えば定番のカワサキ43078-0586

ステーはブレーキ側と同じくポップオンデマンド製でφ6×φ6×80mmタイプ

後は適当なネジ


感想
VTR1000Fにラジポンクラッチマスターはこれで3つ目となりました

NISSIN

最初のニッシンはφ19だった事もあり軽さにはあまり貢献せず、動きが良くなった位

クラッチ操作はしやすかった記憶

 

ブレンボ

φ16のブレンボRCSを付け、レバー比を軽い方にすると指1本で握れる位軽くなるが、

レバー位置をほぼ一番遠くにしないと切れずストロークもかなり長い
切れ重視にすると 軽さ ストローク 切れ具合 全てが中途半端だった印象

φ17でも良いかも?

 

なので細かく調整できるゲイルを付けたかった訳ですが、手持ちのサイズはφ17.5とVTRにしてはちょっと大きめ
そんな訳でクラッチレリーズのピストンサイズを大きくする事でバランスを取りました
純正レリーズのφ35.7→TSRφ37.8へ大きくする事で、ゲイルφ17.5→φ16.5相当の油圧比となります

最終的に一番軽くなる位置から3クリック戻しが気に入ったので、純正レリーズではφ17.5は大きすぎるかもしれません

 

握り始めがブレンボより重く感じる反面、自分が一番気に入るストロークとクラッチミート位置に調整できるのがゲイルの強み

ダイレクト感ピカイチのゲイル、ブレーキだとダイレクト過ぎたけど、クラッチだと良い仕事をします

どうもこんばんは、一狐です

2月は雪本番でやる気が出ないのに、久しぶりの大雪で全くやる気が起きません

 

今回はクラッチレリーズシリンダーの交換

輸出仕様のVTRはクラッチスプリングが国内よりちょっと固いらしく、レバーがさらに重くなるのか…と心配していましたが、乗ってみるとなんか以前より全然軽い気がします

 

輸出の方が軽いのではなく、以前のレリーズが終わっていたので個体差でしょう

国内でクラッチが重いなと思ったレリーズピストンはガッツリ擦れてコーティングが無くなっているのに対し

現在の個体ではそれほど酷く剥げていません

 

これ位ならシリンダーはそのままで、ピストンだけ変えれば良さそうな感じですが、シリンダーが色褪せしてるんですよねぇ

それにエンジンカバーの色が03年式以降変わってるのに、レリーズが黒のままだと浮いてるのが気になったので交換します

 

物は定番のTSRクラッチスレーヴシリンダー 22800-HW0-380

本体以外はホンダ純正部品を使っているのに好感が持てます

 

 

VTR1000Fに対応している社外レリーズはTSRかODAXですが、TSRの適合を見ると

CB1300SF/SB (SC40/SC54) CBR1100XX (SC35) CBR1000RR (SC57) X-4 (SC38) VTR1000SP1 (SC45) VTR1000SP2 (SC45) VTR1000F (SC36) RVF750R (RC45)
CB1100(SC65)

と結構な車種に対応しています

 

だったらCB1300系のレリーズも使えるんじゃないかと思ってK-FACTORYの適合と見比べると、下記の車種が対応していません

CBR1100XX CBR1000RR (SC57) VTR1000SP1 VTR1000SP2 VTR1000F

 

何が違うか探してみると、ノックピンの長さが違いました

CBR1100XX CBR1000RR (SC57) VTR1000SP1 VTR1000SP2 VTR1000Fは 94301-08140 8X14 のピンを使用し

 

CB1300SF/SB CB1100 X-4は 91103-429-000 8X10 を使用しています

 

4mmの違いがエンジン側レリーズ側それとも両方なのか分かりませんが、TSRはピンを付属することで両方に対応したのかも

なのでCB1300系の純正レリーズやK-FACTORYは、ピンを交換すると流用できるかもしれません

 

面倒ならCBR1000RR (SC57)のレリーズ買ってくれば一番簡単

 

 

何はともあれ交換

シルバーアルマイトでも良かったかもと思いつつ新しくなったのでヨシッ

 

約12%ほど軽くなる半面、ストロークが長くなります

まともな状態の純正レリーズから変えても確かに軽くなるので、コーティングがガッツリ剥がれるほど駄目になった状態から変えるとメッチャ軽くなると思います

 

クラッチを軽くしたいならラジアルマスター変える方が早いです

ラジアルマスター+TSRを入れれば更に軽くする事はできますが、φ16のレバーレシオ16ではストロークが足りずクラッチの切れ不良が起こるかも

 

純正マスターなら合わせてクラッチベアリングシステムを入れても良いかも

 

 

VTRのクラッチが重いと思っている人はまずレリーズの状態を見た方が良いと思います

今のVTRに乗って一番最初に思ったのはクラッチ軽!と言う印象でした

その後すぐに不具合のオンパレードだったので、それどころではありませんでしたが…

 

 

VTRネタばっかり書いてると流石に飽きてきたので、そろそろ何か挟みたい

それではまた

どうもこんばんは、一狐です

今回はハンドルスイッチの交換
以前のVTRは使いやすさを求めての交換でしたが、今回はハザードとパッシングの機能追加が目的

以前のVTRではZRX1200DAGE用を付けましたが微妙に不満点もあったので、今回は別車種から流用します

こいつのイマイチな所は
 

・幅が大きい
クラッチマスター位置の自由度が低く、ブレンボでは干渉もありました(ゲイルではギリ干渉せず)
・ホーンが押しづらい
ボタンが小ぶりで丸みがあり滑りやすいため、以前とっさの時に押せない事があった
・ウインカースイッチは普通だけど、CB400SF系の様にもっと操作しやすい方が良い

以上の不満点を解消しつつ、機能が過不足ないスイッチボックスを探してみると、スズキのGSX250Rが良さそう

スズキ系だとよく流用元になっている様です

 

GSR400 GSR600 GSR750 GSX-S750も形は同じだけど値段が高い

GSX1300Rだとチョークレバーが付いている



スイッチアッシ, ハンドルレフト 37400-48HD1-000


内部配線

ホーンとクラッチがの配線が1本共有になっているので、その部分だけは手直しが必要な場合もあるけど、構造自体はシンプル
ハザードもウインカーリレーさえ対応していればダイオード不要

ただVTRに流用するには配線の長さが足りなかった

流用の際はハーネス長470mm辺りが限界となります
ZRXのハンドルスイッチは配線が570mmと割と長く、内部配線もとにかく流用し易いのでその点はGOOD
結局配線買ってきてハーネス作り直しました
使用した配線はAVSS1.25sq 自動車用薄肉低圧電線で、電線屋さんって所から購入

純正の左スイッチ


オーストラリア仕様のスイッチボックの操作感は普通で、機能はHiLo切替え、ウインカー、ホーンのみと原チャレベル

ハーネスがどうなっているか手持ちのマニュアルを見てみた所、ハザード、パッシング、ウインカーポジション全て無いバージョンはヘインズとUSマニュアルどちらも載っていなかった


コネクタを見てみると国内仕様に比べて5本少ない6+4で配線色は国内と同じ
 

メインハーネス側も同じく6+4で不要な配線は来ていません
 

スイッチボックス内の内部

超シンプル

国内と比較すると、機能が削られた分キッチリと配線もありません

パッシング、ハザード、ウインカーポジション分の5本が削減されています

オーストラリアハーネスに合わせるとこんな感じに

ハザードとパッシングを割り込ませただけ
注意点として使用している110型端子がパッシング時に電流オーバーになるので、6Pカプラの空いている箇所を使って並列にして端子容量を稼ぐか、LEDバルブに変えてしまうかしないと駄目です


回り止めの穴位置も違うのでハンドルに穴を開けて設置

ZRX1200とGSX250Rを比べると
HiLo切替えボタンが大きいので切替しやすいかと思いきや、割と上に付いているので押しやすさはZRXの方が良好
ホーンとウインカーは圧倒的にGSXの方が操作しやすい

特に右ウインカーを出すのが楽(レバーの動きが右下がりになっているので)
ハザードとパッシングは同等


という感じになったので普段遣いならGSXの方が楽だけど、流用の難易度ならZRXの方が楽なのでお好みで
ラジアルクラッチマスターに変える予定があるならGSXの方がお勧めです

 

 

 

ガレージ一狐亭営業中ガレージ一狐亭営業中

 

 

どうもこんばんは、一狐です

今回はマフラー交換でヨシムラの前に付けていた奴になります

キャブが完全に直る前にブローバイ臭のトラブルまで追加されてテンションダダ下がりだった時に、たまたま中古が安く売っていたので気分転換に買ってみました

デルケビックは2025年でも現行で販売されている数少ないメーカーの1つ
しかも間違いなく最安値
2本出しの新品で4万円前後と圧倒的安価


しかし検索すると爆音が真っ先に出てくるので実際の所どうなのかと
 

まずはバッフル有で

静音用のバッフルはサイレンサー中央に突っ込むタイプになり、エンドだけで絞るタイプよりも静音効果が高い割に抜けが犠牲になりにくい
昔買ったZX-6R用LeoVinceが同じ構造でした

純正エキパイとの接続には純正のガスケットを使用するタイプ


それにステップへのステーがちゃんと付いているのはかなりGOOD
ステーが有ると4000rpm付近の振動が結構抑えられます

チェーンラインの逃げは無いので、チェーンの調整は純正よりこまめに行う必要あり

同じデルケでも逃げが有るタイプと無いタイプがあるので、買うなら逃げ有りの方が楽


径はφ50.8系なので汎用性バツグン

取付はすごく簡単

バッフルは有りで一発目の始動の時思ったのは、うっさ!
アイドリングがバッフル無しのテルミとほぼ同等なので、深夜早朝は近所迷惑
今付けているバッフル無しのヨシムラヘプタの方が全然静か

走り出すと一転してめっちゃ静か
輸出純正よりかはちょっと音は大きいけれど煩くはないし、バッフルを入れた時にありがちな音割れも無し
抜けも純正輸出より若干良くなっており、排圧もしっかりかかるためアイドリングの煩さに目を潰れるなら悪くないかも
なお、バッフルを外すと爆音かつ音割れし、グラスウールの抜けた様な音になったため、速攻で付け直しました

そして軽い
純正の重量10.8Kgに対して

 


左右エキパイ込みでこの重量

ステンレスでこの重量のため、サイレンサー内の消音材がかなり少なくバッフルの効果が薄いアイドリング~低回転が消音できていません

結局の所、値段は安いが値段相応と言う感じでした
輸出仕様との相性は良いのですが、軽さとデザインにこだわらないなら輸出純正で良いんじゃね?と言う感想でした
サイレンサーが8種類もあるので、気に入ったデザインがあったら買いですが、始動時の音はなかなか大きいためそこだけは要注意

エキパイを流用してもっと容量の大きいサイレンサー付けるのも良いかも
 

そのうち押し入れで眠ってるエンデュランスとテルミ試してみたい所

それではまた

 

どうもあけおめです

今回はフェンダーレス化の作業

 

購入時に純正フェンダーをカットする定番の奴がされていました

 

あんまし好みではなかったので、ずいぶん前から家に転がっていたコワースのフェンダーレスを付けてみます

しかしコワースのフェンダーレスキットはイマイチな点が多い

 

個人的なイマイチな部分は

1.中華カウル並みの精度

2.ナンバーステーの作りが悪い

3.バッテリーカバーが付かない

4.ヒューズボックスの固定ができない

5.バッテリーがグラグラ遊ぶ

以上の事からお勧めではできないけれど、選択肢が…と言った状態

 

1.の精度の悪さは頑張って付けるしか無いです

削ったり、プラリペアで穴を埋めた後にに開けなおしたり…

 

2.のウインカーステー

取付部分の幅が狭くボルト穴が中央ではないので、振動でステーがかなり揺れます

揺れ続けると本体側のFRPが歪み、最終的に割れて終了

 

鉄板曲げて自分で作ろうか悩んでるうちに早数年

ようやく納得できる組み合わせを見つけました

まずはデイトナ製ZZR1400用ナンバーステーを使用

人気無いのか中古で激安、送料の方が高かった

アクティブのナンバー灯で45°タイプ

これも送料の方が高かったw

 

それでウインカーステーはこいつ

SAVAGE製GSX-S1000用 2015~2020

スズキのウインカーは取付ピッチが似ているので、穴をステップドリルで拡大してやればホンダの純正ウインカーが付きます

なのでGSX-S以外でも付くはず

このキットにLEDナンバー灯も付いてきましたが、干渉したのでアクティブの物を付けました

 

横から見るとこんな感じ

内側からリフレクター、ZZRフェンダーレス、GSX-Sウインカーステー、LEDナンバー灯、ナンバーの5枚サンドイッチ

 

斜め後ろから

他車種の物ばかりで構成されていますが違和感は特に無し

ナンバーはLEDで照らしているので、テールランプの下側は適当なテープで遮光します

これによりストップ/テールの電球を赤色のLEDに変更することも可能

 

裏面

両面テープ+3か所のボルト止めなので、コワースオリジナルより剛性度UP

ウインカーはステーの厚みが足りなかったため、マグネットシートを間に挟んでます

中央のワッシャーはレギュレータの高さ合わせのため

 

レギュレータは前回から引き続きSH775

ボルトは邪魔にならないようフランジボタンキャップを使用

赤丸がレギュレータ固定なので本来必要なし

 

他車種を流用しているのでナンバーの角度は本来のZZRから変わります

36°なので車検も余裕

 

これでウインカーとナンバーの取付はバッチリ

新品で揃えると結構な金額になるので中古で良いでしょう

GSX-S用ステーはアリエクで買いました

 


3.4.5.のバッテリーカバーとヒューズボックスの固定、バッテリーの固定は純正フェンダーをカットした物を使用することで力業で解決する事にしました

純正のフェンダーはカッターで簡単に切れます

 

大まかに切って、入らない部分を追加でカットしていきます

赤線でカット

リザーバタンク側を残して反対側はカット

 

バッテリーカバーがピッタリはまります

 

ヒューズボックスよりやや上で純正フェンダーをぶった切り

ヒューズボックスの差し込み部分は穴を開けてヤスリで四角く削るとはまります

この状態だとバッテリーもガッチリ固定されるので遊ぶ事は無いです

 

コワースの上に純正が乗っかる感じ

横から覗かないと見えないのでまぁヨシ

そんな感じでコワースのフェンダーレス+その他の取付完了

 

ホンダ純正ウインカーを使用できるステーが中々見つからず、良さそうな物を見つけた時には既にVTRを手放していたので、ようやく付ける事ができました

個人的にはノーマルフェンダーで良い派ですが、試してみたかったが上回りました

フェンダーレス付けると泥だらけになるので、インナーフェンダーは必須

どうもこんばんは、一狐です

全塗装で使ったのは予備のタンクだったのですが、長年眠っていたので内部にゴミとサビが薄っすら出ていたの洗浄します
なお今回も書き忘れ

タンク内を覗いてみると、茶色っぽい物が…

オレンジ色の物体はサビかと思ったらスポンジカスだこれ
かなり前にシートの表皮張り替え用に買ったものの、めくったらスポンジボロすぎて使わなかった奴と一緒に眠っていたせいでタンク内に入った模様



こっちは多分軽度のサビ

サビ取り液入れて洗浄すれば全然使えそう

 

これを使ってみます
AZのタンクサビ取りクリーナー
10倍~20倍希釈で使えるとの事なので18Lタンクだとほぼ最大の20倍希釈

先にストレーナーを取外し

ストレーナー単体で出てこず、銀色の取出し口とスクリーンのセットでしか部品が出ない謎仕様のため当然廃番

漏れないように栓を


左はリザーブでタンク内、給油口の外側に受け皿に繋がってる

真ん中がドレンが給油口を開いた時に見える水抜き穴

 

今回横着してフューエルセンサー取り外さずにやったら、センサーが接触不良を起こすハメに
センサーも廃番なので、絶対に外したほうが良いです

50℃のお湯で希釈して入れるも、泡も出なければ化学反応をしてる様子も無く、24時間置いて排出する際も無色透明なまま
やっぱ安物はダメだなと思いながら、サビ予防のため残しておいた液を10倍希釈してリンス液を作ってタンクに入れてシェイク
液を出せるだけ出して後は自然乾燥のはずが…

乾燥中なにか不思議な音がすると思って裏側から覗くと

鼠返しみたいな構造のせいで、出しきれなかったサビ取り液が激しく反応中
20倍希釈だと50℃で全然反応しなかったくせに、10倍希釈だと10℃位でも激しく反応してます
写真左側の溝にリザーブパイプが繋がっていて、タンクを振るだけでは液がなかなか抜けないため、吸い出す必要あり
 

このままだとタンクに大ダメージなので、ブレーキブリーダーで吸い出したらモコモコの泡々が大量に出てくる出てくる
保護用リンスを出そうとタンクを振れば振るほど、液は泡になり出にくくなるので、残った液を吸い出す物を準備しておいた方が良いです
吸い出す方法が無い人は水抜き剤を入れて出してを何回かやって、乾いたら直ぐにガソリンを満タンにするか

自然乾燥だと時間がかかりそうなので、ファンで風を送ると冬場でも1日で乾きます



そんな訳で、20倍希釈では24時間付けても汚れ落とし程度にしかならず大した効果なし
軽いサビ取りなら10~13倍に希釈して数時間毎にタンクを回したほうが良さそう
サビが酷いタンクなら2個買って10倍希釈の方が絶対に良いです

 

 

また一緒にタンクコーディング剤を買おうかとも思いましたが、サビ落とし液を抜くのですら苦労したのに、ドロドロのシーラーを上手く抜ける気がしなかったのでやめました
シーラーがパイプの中で固まるとタンクはおしまい

 

AZのタンククリーナーはGと比べて結構お安いので、タンク容量が15L以上の場合はGを買ったつもりで、AZを2個投入して希釈を下げてやるのが効果的かなと

 

この後は塗装屋でキレイに塗ってもらいました

裏側もキレイに塗ってくれましたが、フューエルセンサーのマスキング位置の指示を忘れたのでOリングがハマる箇所まで塗装が…

リューターにゴム砥石付けて簡単に除去できたのでヨシッ

 

それではよいお年を