どうもこんばんは、一狐です
オンボロVTR、問題が出るわ出るわ
さて今回手に入れたVTRは2003年式のオーストラリア仕様
3.5万キロ走行で外装慣らしもキッチリ行っている様で右側立ち転け、左ズシャー
まぁ外装は追々。そんな事よりまともに走らねぇ
少し走ってはみて分かったのは、調子悪くて前オーナー手放したんだなと言う事
・スロットルにエンジンが付いてこない
どの回転域でもレスポンスが遅い重いではなく悪い
かなり乗っててモヤッとします
・7000rpm付近でエンジンからカシュンと音がして失火する
必ずではないけれど、高確率でスロットルの開け方に関わらず失火が起きる
・始動性が異常に良い
チョーク引かなくてもエンジンかかる
完全暖気後は始動性悪い
・燃費悪い
郊外でリッター10km
20年ぶり位にガス欠やらかした
・スロットル開け始めでギクシャクする
全閉でエンブレ後、スロットル開け始めでトルクの出方が不安定
燃調が濃すぎてガボつく感じもすれば、薄すぎてトルク抜けの様な時もありギクシャク
まるで初期のFI車みたい
・水温が不安定
前のVTRでは町中だと95~105℃で安定してたのに、90~110℃でかなり乱高下する
ちょっと走っただけでこれ位エンジン周りで悪い所が見つかりました
古くて調子の悪いキャブ車あるあるの欲張りセット
どちらかと言えば大外れですねー
足回りは
・90km/hまでは思った以上にブレーキが効く
フロントはパッド以外フルノーマルの状態ですが予想以上の効きでビックリ
3.5万キロの割に全然ディスクが摩耗してなくて状態が良いおかげかも
・90km/hを超えてフロントブレーキを強く握るとレバーに激しい振動を感じる
ABSが動作してるのかと思うほど
・リアサスは後期だけど輸出仕様のため、リザーバタンク無い割に予想より好印象
フロントは後期国内と同じく奥の踏ん張りが無いし、S字コーナーの切返しで抜ける感覚も全く一緒だった
・フォークオイルが滲むも、バイク屋に持って行くとピタッと止まる
・ハンドルは軽いけれど剛性感が乏しく、ステムベアリングのナット緩んでる様な
足回りも20年落ち相応の劣化がありますが特に問題はないでしょう
全てオーバーホールか交換で
後は放置されてたんやなーって感じで錆酷い
ライトステーが悲惨な事に
オーストラリア仕様なのでフルスケールメーターですが、タコもブラックの方でした
フロントフォークの塗装剥がれが酷い上から、缶スプレーで自家塗装した様でオンボロ感が急上昇
ホイールもクリアハゲ、サビ具合から見て数年放置されてたのかな
エーモンのステー止めコワースのアンダーカウル
ステーがシフトアームに干渉して削れてるし
コケたけどウインカー高いからビニテ修正
定番の純正フェンダーカット
謎のアーシングェ
車体安かったけど安いなり
Gooバイクの751CC~で安い順に検索すると、真っ先に出てくるのは決まってVTR1000FかCBR1100XX
安いのは嬉しいけれど、安い故に雑に扱われがちなのが痛い所
VTRの場合人気絶版車と違って、悪い箇所を隠したり誤魔化したりしても高く売れないので、前オーナーがどんな風に乗っていたかは分かりやすいです