VTR1000F H4 HID プロジェクターヘッドライト その3 | ガレージ 一狐亭

ガレージ 一狐亭

PC、時々車、処によってはバイク

どうもこんばんは、一狐です
風邪が完全に治らねぇ。年食った・・・

HID化計画今回でラスト。ライトへの装着
まずはライトユニットの分離から

ファンヒーターと適当な段ボールを用意して出力全開で3分ほど暖めます
必ず裏側から暖めないと溶ける可能性あり

3分暖めた後ライトを手で持って、接合部分をファンヒーターの熱風にライトをぐるぐる回しながら当てます

分離部分が触れないほど熱くなってきたらここら辺からマイナスドライバーを入れグリグリ開いていきます
その時ファンヒーターの熱を当てながら温度が下がらないように注意して開けましょう
慣れれば10分ほどでパカッと開きます
接着剤は再利用するのでホコリを巻き込まないように養生テープでカバーしときましょう


開いたらプロジェクタを入れてみます
リフレクタよりプロジェクタカバーがわずかに大きいので干渉しますがちょっと押し込めば入ります
おかげでH4の台座のみではなく、リフレクタ側でも重量を支えることになるので、振動面ではかなり有利な分、リフレクタのメッキは非常に薄くキズが付くため再使用は不可になります
これは使用するプロジェクタの大きさに次第
VTRへ装着できるサイズは最大120mmでしょう

それとプロジェクタカバーが結構でかいのでレンズ側にも僅かに干渉するかも
そこでレンズ側に付いている純正のカバーを加工します

黒いカバーを外してR形状の逃がしを付けます
これはグラインダーでサッと削りました

これで干渉する事はありません

ある程度組み上がったらレンズカバーを軽く手で押さえる程度で付け、HIDに火を入れて耐久テストをしましょう

HIDとイカリングを点灯させ最低1~2時間付けっぱなしにて点灯を維持できるか、HiLoの切り替えができるかテストしましょう
ウチのは不良品で最初は良かったものの途中からソレノイドの不良でHiLo切り替えが出来なくなりました
最初にテストしておけば車体から外す手間が省けます

HIDを点灯させる電源を持っていない人はハードオフのジャンクコーナーとかで激安のATX電源を買ってきて
Bullet ATX電源検証ボード KM02/Bullet

電源取り出しボードを付ければバイク車用の12V器機を動作させる安定化電源として使用できます
ウチでは5A以上の器機は昔のPCからATX電源を抜いて使ってます

動作良好なら配線処理をします

イカリング、ソレノイド用の配線はバルブを押さえる部分の空いたスペースから引っ張り出します
その後全開の水平確認をして大まかな組み込みは完了

しかしこのままでは防水無しになるので

ビニールテープをH4バルブの大きさになるまで巻き付けカバーを付ければちゃんと防水可能


最後に分離したレンズユニットを再び合体させます
3分ほどファンヒーターの前に置き十分暖まったら一気に押し込み、接合部分に熱風を当てながら回しつつ、グイグイ更に押し込めばあっという間合体完了

ドライヤーよりも遥かに出てくる熱量が多いので作業時間を圧倒的に短縮できます
その分プラスチックレンズを溶かす可能性もあるので温度には注意してください

後はライトを車体へ取り付け、HIDは通常の物と同じ配線をして終了

格好いいか悪いかは別にして、でかい分昼間でもかなり印象は変わります


夜間は国内仕様だとかなり派手
ウインカーポジション、ポジション、イカリング×2となります
イカリングを白以外にするとエレクトリカルパレードにw


今回プロジェクタHIDを導入してみましたが、ものすっごい手間がかかりました
最初に取り付けた時は水平が出て無くライトを外し、その後HiLo切り替えが出来ないため結局3回もばらす羽目に
これは最初にきちんと確認すれば省ける手間です

中華製で不良品の確率が高いとは言え、そこら辺の日本製H4HIDより配光も良くかなり夜間見やすいので、冬の間に加工するのも面白いと思います

中華H4HIDは配光が微妙でまともに使い物はごく僅か
かといって日本製は5倍以上の値段の割にそこまで耐久性が高くないボッタクリ商品が多い
H4LEDは配光、光量、故障の三重苦で死亡例多発の地雷原
仕方なくハロゲンに甘んじている人にプロジェクタHIDという第4の選択肢はイカがでしょう

今回の物はバルブ、バーナー、リレーユニット全て汎用品が使えるので今後耐久性や色温度の変更もしていこうと思います

そんな訳でHID編終了
試す場合は自己責任で