バルブクリアランス調整 | はなぶさ日記

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バルブクリアランス調整をしました。


現在の走行距離は41,500km、3年前に32,700kmの不動車で購入。


2年前のライダースクラブの取材のときに、カワサキ専門店の大大先輩から「エンジンがガチャガチャうるさくないから900Rらしくない」と変な褒め言葉をいただいましたが、別段調子が悪いわけではないけど、だんだんやる事がなくなってきたので、試しに開けてみました。



シリンダーヘッドカバーの取り外しと取り付けのコツについては諸説あるようですが、知恵の輪のようにイライラするのを防ぐのであればやはり、


1. サーモスタットボディに取り付けられているウォーターパイプのステンレスバンドのネジ部を上側に向ける。


2. ラジエターの上側のボルト(左右2つ)をカウリングボディブラケットから取り外してラジエターが少し前に動くようにする。


3. アッパーカウリングの下側の取り付けボルトを取り外してアッパーカウリングの下側が少し開くようにする。


4. アッパーカウリングやヘッドライト、メーターが取り付けられているカウリングボディブラケットの下側2つのボルトを取り外し、フレームステアリングヘッド部のボルトを緩めて、カウリングボディブラケットが少し前に傾くようにする。


この事前準備は必要です。


カム山は驚くほど綺麗でした。前のオーナーさんの乗り方のお陰か?


ヘッドカバーとシリンダヘッドに残る液状ガスケットの状態から恐らく新車から今まで一度も開けられたことはないんだろうとは思う。ピックアップコイルカバーとクランクケースのガスケット剥がしも大変でした。


バルブクリアランス調整作業の半分以上はこのガスケット剥がし。



GPZ900Rのカム山のカジリ対策については「長時間のアイドリングをしない」とか「エンジン始動の時はバイクを垂直にする」とか、これも色々諸説あるので、どれが正解なのか判りません。


過去所有していたGPZ900Rから実践しているのは、良いオイルを使い交換サイクルを早めにすること、エンジン始動直後に走り始めるためにエンジンやキャブレターのコンディションを良好に保つ、ことぐらいです。



アジャストスクリューとロックナットの関係からロックナット締め付けにトルクレンチを使わない人がいますけど、流石に不安なので、最後にトルクレンチを使って締めた時のクリアランスの変化を見越してアジャストスクリューの締め具合を調整します。


バルブクリアランス調整後は、スパークプラグの交換とキャブレター同調調整をしました。



バラツキがない良い感じでした。冬から春先は乗る事が少ないので、近場ウロウロ用に番手を8番にしていましたが、9番に戻します。



お店のバキュームテスター、昔誰かが1番のノズルを折ってしまっているので付け替えがメンドくさい。まぁ店はこれまで2気筒メインだったので困る事は少ないのですが…。


そして、この後メインイベントが待ってます。