冷却系統メインテナンス(その2) | はなぶさ日記

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ラーメンとオートバイと旅のことをなんとなく書き留めていきます

リザーバータンクへのホース折れ曲がりにより水温が上がりまくる問題が解決。普通に走る分には何の問題も無い、と安心したのも束の間。


お休みの日に埼玉の名門レーシングチームへ納品に出掛けた10月のある日。快調に東名、首都高を走り東北道浦和インターを降りて一般道に出たところで大渋滞に遭遇。


10月とはいえ夏日の中、遥か昔ならガンガン擦り抜けして前に出たのだろうけど、まったりとダンプの後ろでトロトロ走って止まってを繰り返していたら水温計の針があっという間にHを越える始末。

ええ、リザーバータンクからお漏らし始めました。リヤタイヤとスイングアームがクーラントでベトベトです。



ここで頭の中を過ぎる疑問「ラジエターファン回ってたのか?」ということで点検です。

冷却ファン系統回路を点検するための適当な配線を作って、

マニュアルの通り、ファンスイッチリレーを取り外したカプラーの赤白線の端子に繋いで、

エンジンにアース。

ラジエターファンが回ったので、次はファンスイッチリレーの点検。





ファンスイッチリレーにバッテリーとテスターを繋いで動作テスト。バッテリーオンオフのパターンで両方とも「カチッ」とリレーが動きます。

元々水温が高い時にイグニッションキーオフでファンは回るのでラジエターの97℃水温スイッチはOKと判断。

残るはオイルパンの120℃油温スイッチとサーモスタットハウジングの110℃水温スイッチ。

油温が120℃以下の時油温スイッチはオンになりファンスイッチリレーで110℃水温スイッチ側へ切り替えてファンが回る。

油温が120℃を越えると油温スイッチはオフになりファンスイッチリレーは97℃水温スイッチへ切り替えるのが正常。

だけど自宅で長くアイドリングさせる訳にはいかないので、確認は次のお休みの日会社へいってから。

ついでに藁にもすがる思いで、モチュールのMOCOOLを投入。

水温を最大で10℃下げる効果があると謳うMOCOOL、ラジエタークーラント全容量の5%の量を入れます。GPZ900Rの場合容量は2.9ℓなので145cc。

なかなか毒毒しい色です。効果があれば良いのですが…。