上司からは見えない部下との壁 | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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ドクター・シーラボとネットプライスの2社を上場させた池本克之がビジネス哲学やライフスタイルを発信するブログです。

 


池本克之です。


あなたの会社に
雑談はあるだろうか?


もしかしたら、社長の中には
オフィスにいるよりも
外にいる時間の方が長いという人も
いるかもしれない。


なので、オフィスにいるスタッフが
雑談しているのかどうか
わからないという人もいるだろう。


また、雑談と聞くと
「そんな暇があったら仕事しろ!」
と思う人もいるのではないか。


もちろん、ダラダラと
雑談ばかりしているのは
よくないだろう。


仕事の進み具合に影響する
からだ。


実際、スタッフがダラダラと
雑談ばかりしている姿を見ると、
イライラする人もいるはずだ。


しかし、実は、
この雑談をするというのは
決してマイナスな部分だけではない。


適度な雑談が
仕事のスピードを上げたり、
スタッフ間の人間関係を良くするのにも
繋がっていく。


どういうことかと言うと、


適度に雑談をすることで
相手のことを知れたり、
ふと仕事で使えそうなアイディアが
浮かぶときがあるということだ。


そして、それが
思わぬビジネスに発展する
なんてこともある。


また、案を出す会議では出なかった
突拍子のないアイデアが
雑談をしている環境だからこそ出てくる
場合もある。


しかし、部下の中には、
「仕事中に雑談しにくい雰囲気が
あってやりづらい…」
「そもそも雑談ができるような
上司ではない」
と感じている人もいるようだ。


こうなると、
話したいことがあっても話せないし、
「これが困っている」
「もっとこうしてほしい」
と思っていても話せない。


「何か言いたいことがあるなら
言えばいいじゃないか」
と思う人もいるだろうが、
部下が上司に話せないのは
上司が話せないような雰囲気を
作っている場合もあるからである。


これは、理解しておく必要がある。


雑談は、決して悪い面ばかりでは
ない。


何気ない雑談が
生産性を向上させたり、
人間関係を良くしていくことにも
なるのだ。


普段の会話からは出ないような
アイディアが出たり、
雑談によって部下との信頼関係を
構築していくためにも、


自分は話しかけづらい雰囲気を
作っていないか?
雑談しにくい環境を作っていないか?


もう一度考えてみるのも
組織をうまく動かす上では
とても重要なのではないかと
考えている。