忠誠心について | 組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

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池本克之です。


忠誠心と聞くと、
なんだかいい言葉のように聞こえる。


相手へ真心や誠意を
尽くそうとする心のことだからだ。


お互いに信頼関係があるのであれば
とてもいいだろう。


しかし、この忠誠心。


あまりにも行き過ぎてしまうと
良くない方向へいってしまう場合がある。


どういうことか?


それは、例えば、
会社だと社長と部下、
上司と部下という関係になれば
絶対的服従に近い忠誠心がある人も
中にはいるのだ。


こうなると、上からの指示は
必ず実行するようになる。


もちろん、
これだけ聞くと「いいな」と
思う人もいるかもしれない。


だが、その反面、
不正であったり、
欠陥があっても報告しない、
なんてことも普通に起こるように
なる。


するとどうなるか?


いくら悪いことであっても
それを悪いと思わずに
実行するようになる。


バレなければいいと思ったり、
〇〇さんが言っているなら
そっちの方が正しいだろう
という考え方になってしまうのだ。


こうなると大変だ。


いずれ、組織は壊れてしまい
会社も長くは続かなくなって
しまうだろう。


考えただけでも恐ろしい。


本来であれば
美徳とされている忠誠心だが、
上下関係の元では歪む場合が
あるのだ。


このような歪んだ忠誠心を
なくすためには
どうしたらいいだろうか?


それは、
やはりトップ次第ではないかと
感じている。


トップが間違った方向へ行ってしまうと
部下もつられて間違った方向へ
行きやすくなる。


中には、
社長の行動や考えを聞いて
「これではダメだ」と思い、
早々に辞めていく人も
出てくるかもしれない。


人間は、窮地に立たされると
どうしても痛みから逃げたいと
思うようになる。


早くこの状況を避けたいとも
思う。


そこで正しい判断ができる人もいれば、
自分だけがよければそれでいいと
思うような人も出てくるのだ。


だが、長期的に考えれば
僕ら社長の行動や発言が
部下を正しい方向にも
間違った方向にも引っ張りかねない。


忠誠心という言葉はとてもいい言葉だが、
間違った忠誠心を部下が抱かないためにも、


僕らトップに立つものが
正しい行動をし続けることが
とても大切だと強く感じている。

 

 

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