組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

組織学習経営コンサルタント池本克之のブログ「今日も絶好調!」

ドクター・シーラボとネットプライスの2社を上場させた池本克之がビジネス哲学やライフスタイルを発信するブログです。

組織なんて「誰を乗せるか」でほぼ決まる。
 

多くの経営者は、まず「戦略」を

こねくり回す。
 

どこへ行くか、
何で稼ぐか、
どの市場がブルーオーシャンか。
 

でも、そんなことより先にやるべきことがある。
 

それは
「誰とやるか」を決めることだ。
 

大事なのは、シンプルなことで、
優れた組織は、最初から行き先なんて決めない、
ということ。


まず人を選ぶ。
適切な人をバスに乗せ、
不適切な人を降ろす。
目的地を決めるのは、その後の話だ。
 

なぜ、この順番なのか?
 

理由は単純。
人が違えば、すべてが変わってしまうからだ。
 

戦略なんて、
途中でいくらでも修正できる。
 

天気が変われば、
進む方向を変えればいいだけのこと。
 

でも、人はそうはいかない。
 

その人の価値観、
仕事への姿勢、
根っこの部分は、
そう簡単には変わらない。
 

あなたに、問う。
 

いまの組織で
「誰を乗せるか」を本気で選んでいますか?
 

「昔からの付き合いだから」と
情で残している人はいないか。
 

「昔はすごかったから」と
過去の実績だけで評価していないか。
 

本当は降ろすべき人を、
見て見ぬふりして乗せ続けていないか・・。
 

もし、適切な人材が揃えば、
モチベーション管理なんて言葉は不要になる。
 

手取り足取りのマネジメントだって、
いらなくなるのだ。
 

適切な人材は、
勝手に自分で考え、勝手に動き出すから。
 

逆に、不適切なメンバーばかりのバスはどうなるか?
 

どれだけ立派な地図(戦略)を広げても、
一歩も前に進まない。
現場で誰も動かないからだ。
 

組織の未来は、戦略では決まらない。
「誰が乗っているか」という、
ただそれだけのことで決まる。
 

その「選ぶ覚悟」を
社長であるあなたは持っているだろうか。

ゴールデンウィークも終盤だ。

経営者は
「やっと休める」と息を抜ける時間だろう。
もちろん、体を休めることは大事。
私も筋トレやゴルフ、読書で
リフレッシュをしている。

社長にとって連休とは、
「思考のノイズ」が消える貴重な「真空地帯」ともいえる。

普段は社員からの相談、顧客への対応、
メールやチャットに追われている。
その「目先の処理」に追われているうちは、
本当の意味での経営判断はできていない。

誰もいない静かなオフィスや、
旅先の静寂の中でこそ、
「3年後の自社はどうあるべきか」
「今、本当にやめるべき仕事は何か」
という、重くて深い問いに向き合える。

多くの社長は「忙しい」を言い訳に、
未来を考える時間を後回しにする。

だが、この連休中に一歩も思考を深めず、
ただのんびり過ごすなら、
休み明けに待っているのは、
また「昨日と同じ日常」だ。

社長が「思考」を止めた瞬間、
会社の成長は止まる。

せめて1日1時間でもいいので
スマホを置き、ノートを広げてみてはどうか。

頭の中を整理する時間をつくる。

「今、自分がやるべき、
自分にしかできない仕事」

冷徹に見極める時間を作ることをおススメする。

しっかり休んで、
しっかり考える。

これは激動の時代を乗りこなす
”リーダーの条件”に必要なことだと思う。

先日投稿した、

Oracleの人員削減を見て、
単純に「人を減らした話」と受け取ってはいけない。
 

前回の続きです。


本質は、人材の再配置である。
企業の資源には限りがある。

人、時間、そして資金。

それを、
伸びる領域へ移す。

今回はAIである。
営業支援、開発効率化、顧客対応、
データ活用、自動化。

これから企業競争力の中心になる。

そこに投資するため、
過去の延長線上にあるコストを削った。

これは合理的である。

日本の会社ではどうかというと、、

手入力の事務作業、
意味の薄い会議、
二重三重の承認、
誰も読まない資料作成、、

こうした仕事に、
まだ優秀な人材を使っている会社が多い。

それで「人手不足」と言うのだ。

人が足りないのではなく、
人の使い方が古いのである。

社長が見るべきは人数ではない。

どこに何人置いているか。
何に時間を使わせているか。

ここを変えれば、
同じ人数でも会社は強くなる。

今は

採用だけで解決する時代ではない。
配置転換と省力化で勝つ時代である。

 

2026年3月末から4月にかけて、
米国Oracle社 が全世界で
最大3万人規模の人員削減を行ったという。

全従業員約16万人の18%前後。
かなり大きな規模である。

ここで注目すべきは、
業績不振だからではないという点。

むしろ業績は堅調なのだ。
それでも削減した。

理由は明確で、
「AI投資のため」である。

データセンター建設、
次世代インフラ整備、
競争力維持のための先行投資。

未来に勝つため、
今の固定費を見直したのである。

日本企業はどうか。

利益が出ていても、
古い部署をそのまま残す。
成果の薄い業務も温存する。

「問題が起きていないから変えない」

この発想が多い。

だが世界は違う。

問題が起きる前に変える。
勝っている時に次の手を打つ。

ここに差があると痛感する。

守るだけの経営は、
いずれ守れなくなる。

本当に雇用を守るとは、
会社を未来型に変えることだ。

Oracleの決断は、
その現実を見せている。

先日、ゴルフに行った。
とても天気もよく、
プレーも久しぶりにリズムよく回れた。

ショットも安定し、
流れもいい。

こういう日は、
やはり気分がいい。
「今日はうまいな」と、
少しだけ勘違いもしてしまう。

だが、この前まではそうでもなかった。

思うように当たらない。
流れも悪く、なぜか全部かみ合わない。
同じ人間でも、
こうも違うのかと思ってしまう。

だからこそ、
ゴルフはやめられないのだが…

いい日がある。
悪い日もある。
その波があるから面白い。

これはビジネスも同じである。

売上が伸びる時もあるし、
なぜか止まる時もある。

また人が集まる時もあれば、
まったく反応がない時もある。

順調な時だけが実力ではない。

うまくいかない時に、どう整えるか。
どう腐らず続けるか。

そこに本当の力が出る。

人生も経営も、
毎回ベストスコアとはいかない。
むしろ、ミスしながら進むものだ。

悪い日があるから、
いい日のありがたさも分かる。

だから今日は、
調子が良かった人も、
そうでもなかった人も、
あまり深く考えなくていい。

また明日から、
淡々とやればいいのである。

いい時もあれば、悪い時もある。

明日からの仕事も、
まずは目の前の一打を丁寧にいこう。
 

山火事が大変なことになっている。

乾燥が続き、
一度火が出ると止まらない。
燃え広がる炎を前に、住民の不安は計り知れない。

家を失うかもしれない。
避難がいつ終わるか分からない。
その恐怖は想像以上である。

2023年のハワイの山火事や、
ロサンゼルス、チリなどでも多くの被害が出た。

また最近、日本では地震災害も続いている。

こうした天候不順や自然災害は、
人間が便利さを追い求めてきた歪みと、
無関係ではないように思う。

自然は黙って耐えてきたが、
今、悲鳴を上げているのかもしれない。

だからこそ私たちは、
目先の便利さだけでなく、
次の世代に何を残すかを考えるべきである。

こうした災害のニュースを見るたびに、
一刻も早い鎮火と復旧を願う。

そして今この瞬間も、
命がけで火を食い止めている消防士の方々に、
心から敬意と応援を送りたい。

4月といえば、
本来は新年度、新学期、
春らしい前向きな話題が並ぶ季節である。

しかし今年はどうか。

社会では心が痛む事件の報道が続き、
世界では緊張感のあるニュース、
どこか落ち着かない空気が漂っている。

アメリカとイランの緊張、
原油をめぐる不安定な情勢。

資材価格の上昇、
世界的な物流の乱れ。

工業製品や生活用品にも、
じわじわ影響が出ている。

こういう時代になると、
注目される言葉がある。
リサイクル、再利用、サステナブル。

もちろん大切な考え方である。

だが、現実も見なければならない。

世界で1年間に作られる
膨大なプラスチック製品。

そのうち実際にリサイクルされる量は、
1割にも満たないと言われている。

多くは焼却、埋立、
あるいは十分に活用されていない。

例えば、レジ袋有料化。
これにより
使用量が減った意味はある。

しかし一方で、
企業ロゴ入りのエコバッグや
販促用エコバッグは増えているのだ。
エコバックは家の中に
何枚もある人も多いだろう。

レジ袋は減った、
だが別の袋は増えた、、、
これで本当に環境負荷は減っているのか。

ここは冷静に考えるべきである。

厳しいことを言えば、
企業の“やっている感”で
終わっているケースもある。

エコも経営も同じである。

大事なのは、
やっていることではなく、
結果が出ているかどうか。

廃棄量は減ったのか。
再生材を使っているのか。
長く使える商品なのか。

ここまで踏み込まなければ意味は薄い。

本来やるべきことは、
見せるエコではない。

減らすこと。
長く使うこと。
回収して循環させること。

その施策は、
本当に社会のためになっているか?
それとも自己満足で終わっていないか?

きれいな言葉だけでは評価されない。
中身で見られる時代である。
 

2026年4月、都内のサイゼリヤが
次々に閉店しているという話を見た。
「え、サイゼリヤでも?」
そう感じた人も多いのではないか。

低価格で安定した品質。
多くの人に支持されてきたブランドである。

それでも閉店が続く。

ここで見るべきは、
一企業の話ではない。

時代の前提が変わっている
ということである。

まず、人件費の上昇。
原材料費の高騰。
都内の家賃負担。

これまで成立していた
「安く大量に提供するモデル」が、
以前ほど簡単ではなくなっている。

さらに、人手不足も大きい。

飲食業は人がいなければ回らない。
採用しても定着しにくい。

これは飲食だけの話ではない。

多くの業界で同じことが起きている。

そしてお客様側も変わった。

安いだけでは選ばれない。
居心地、便利さ、体験価値。

そうしたものまで含めて
比較される時代である。

つまり、
今までの成功モデルが
そのまま続くとは限らない。

これはすべての会社に言える。

価格だけで勝負していないか。
人に頼りすぎていないか。
昔のやり方のまま止まっていないか。

ここを見直す必要がある。

サイゼリヤの閉店は、
単なる店舗整理ではない。

「時代は変わったよ」という
分かりやすいサインである。

変化は静かに進む。

だからこそ社長は、
自社は大丈夫かと
常に問い続けることが大事である。

今までうまくいったことより、
これからどうするか、である。

そこに目を向けたい。

一昨日、企業のブランド認知の話を書いたところ、
意外にも高評価をいただいたので、
その続きです。

「若者に知られていない会社はヤバい」
というテーマで書いたのだが、

では認知されるには、
どうしたらいいのか?


といった質問をいただいた。(ありがとうございます!)

答えはシンプルで、
企業側がもっとアピールすればいい。

ここをサボっていて、
「人が来ない」と言うのは筋が違う。

今回は例として
建築業界と保険業界の2つに絞って書くが、
あくまで例であって、
本質はすべての業界に共通する話である。

例えば建築業界。

大手企業は数年先まで受注が埋まっている。
中小の建築関連企業も非常に忙しい。
仕事はいくらでもある。

企業規模を問わず、常に人手不足である。

なぜか。

魅力を伝えていないからである。

いまだに「きつい・汚い・危険」といった
古い3Kのイメージを放置している。

しかし実態はどうか。

巨大なものをつくるスケール感。
形のないものを形にする創造性。
完成したときの達成感。

特に中小企業は、
裁量も大きく、
さまざまな場面を間近で見ることができ、
成長スピードも早い。

これほど面白い仕事はない。

ではどう伝えるか。

例えば、建築現場を
見せられる範囲で実際に見せること。
現場の迫力、職人の技術、
一つのものが形になっていくプロセス。

それを体感すれば、
言葉以上に伝わるものがある。

さらに今は、
映像やデジタル技術もある。
施工の過程を動画で見せる。
完成までのストーリーを追体験させる。

そうした見せ方によって、
「すごい」
「やってみたい」
という感情が生まれる。

ワクワクがなければ、
夢にはつながらない。

保険業界も同じである。

「営業は大変」
「ノルマがきつい」
「欲しくない人にも売らないといけない」

そういうイメージばかりが先行している。

しかし本質は何か。

人の人生に関わり、
安心を提供する仕事である。

万が一のとき、
保険があったことでどういう人生を守れたのか。
どんな選択肢を残せたのか。
どんな未来をつくることができたのか。

こうした“実際の価値”を伝えているか。

ここが弱い。

単なる商品説明ではなく、
人生にどう関わるのか。
そこを語らなければ、響かない。

人が来ないのは、
業界の問題でも、若者の問題でもない。
企業側の努力不足である。

伝えていない。
届けていない。
魅力を言語化していない。

だから選ばれないのだ。

今の時代は、
待っていて人が来る時代ではない。

企業側が外に出て、
自ら魅力を発信し、
接点をつくりにいく時代である。

どんなに良い仕事でも、
伝わらなければ存在しないのと同じである。

逆に言えば、
きちんと伝えれば変わる。

社長としてやるべきことは明確である。

自社の仕事の価値を見直すこと。
それを言語化すること。
そして外に向けて発信すること。

これをやらずに、
「人がいない」と嘆くのは違う。

人は来ないのではない。
来る理由を
こちらがつくっていないだけである。

先日、日経新聞に
興味深い調査結果が出ていた。

若者に認知が高い企業と、
全世代で認知が高いブランドが、
大きくズレているという内容である。

従来であれば、
トヨタやソニー、サントリーといった、
いわゆる“花形企業”が上位に並ぶはずである。

しかし若者の上位はどうか。

YouTube、
ダイソー、
無印良品、Googleといった企業が並ぶ。

この結果は何を意味しているのか。

結論はシンプルである。

「接点のないブランドは、存在しないのと同じ」
ということである。

若者はテレビを見ない。
新聞も読まない。
代わりに、日常の接点は
スマホ、SNS、動画、
そして日常消費である。

つまり、
「どれだけ接触しているか」が認知を決めている。

どれだけ歴史があっても、
どれだけ実績があっても、

接点がなければ、
認知はされない。

ここに危機感を持つべきである。

なぜなら、
これからの採用市場は若者が主役だからである。

若者に知られていない会社は、
最初から選択肢にすら入らない。

これは中小企業に限らない。
大企業であっても同じである。

ではどうすればいいのか。

答えは明確である。

若者の接点の中に入り込むことである。

SNSで発信する。
動画で伝える。
日常の中で触れられる機会をつくる。

そして重要なのは、
単なる情報発信ではなく、
「関わり」をつくることだ。

見られるだけでは弱い。
体験されて初めて、記憶に残る。

この時代、
ブランドは「作るもの」ではない。
「接点の積み重ね」でできるものである。

厳しいが、
知られていない会社に未来はない。

逆に言えば、
接点を持てばチャンスはある。

あなたの会社は、
若者の世界の中に存在していますか?

それがこれからの成長を分けるのである。