"マーダーミステリー"というゲーム | マーダーミステリー・オンラインセッション!

マーダーミステリー・オンラインセッション!

 最近流行り始めている『マーダーミステリー』をDiscordを使ってオンラインで遊ぶやり方などについて紹介しています。
「マーダーミステリーってなに?」「Discordってなに?」「イケメンさんすてき抱いて!」などの疑問にお答えできるようがんばります

 こんにちはこんばんははじめまして、イケメンと申します😃

 のっけからツッコミ待ちのような名前で恐縮ですが、最近になって『マーダーミステリー』というゲームが流行りつつあるのを知りまして、これは大変ゆかいなのでガンガン回そう! と思ったところにコロナパニックが起こり、なかなか外に遊びにも出れないため、在宅でも遊べるオンラインセッションのための場を始めました。

 3月中旬現在で50人を超えるメンバーが登録しており、今後も一層増えていくかと思います。※(追記)10月末現在で1500人を超えています

 今のうちに「マーダーミステリーってなんだ?」「オンラインセッションってなんだ?」「Discordってなんだ?」「やりたいけどどうすればいいの?」「キャーイケメンさんすてき抱いて!」という疑問に答えるテキストを外部に置いておくべきだと考えてblogを始める事にしました。

 なかなかお外に行けない昨今、おうちで遊べる新しいゲームを体験してみませんか?

 

"マーダーミステリー"ってなんだ?

 

 何よりまずここで「さっきから言ってるマーダーミステリーって何なの?」という説明から入ろうと思います。上で言ったオンラインセッション募集サーバーのサーバー宣伝文より引用します。
 

※マーダーミステリーとは?※
 一度体験してしまったら、二度とは体験できない。貴方が紡ぐ一生一度の物語。
 貴方達は殺人事件の容疑者として、互いを疑い合い、情報を出し合い奪い合いしながら、それぞれ推理を組み立てて、事件の真相に至る必要があります。
 しかし、貴方に秘密があるように、他の面々にもやはり秘密がある。
 貴方は真相に辿り着くために、犯人を指名しーー或いは、自らが真犯人である事を隠し通しーー結果、いかなる結末に至るのかは、貴方と貴方達次第。

「人狼」のような正体隠匿系のミステリーゲームです。貴方と貴方達は、それぞれに渡された『シナリオ』に書かれている自分だけの真実を元に、事件の真相に迫ります。
 ストーリーも、舞台設定も、キャラクターも『シナリオ』によって様々。そして、その勝利条件もまた様々です。プレイのたびに『シナリオ』のストーリーは異なりますが…残念ながら、プレイヤーとして参加できるのは一生に一度のみ。知ってしまった『シナリオ』にはもう二度とプレイヤー参加は不可能です。

 今もっとも新しく熱いテーブルゲームジャンル『マーダーミステリー』を、貴方もDiscordで体験してみませんか?
Discordオンリーのオンラインセッションならスマホだけで遊べますし、観戦だけでも可能です。
 まずはサーバーへご参加の上、募集項目を探して下さい。

https://discord.gg/B4HUrxc

 

 …上記の説明だけで何となく分かって頂けた方もいるかも知れないし、また知らない単語が出てきたよと顔をしかめる方もいるかも知れませんし、キャーイケメンさんすてき抱いて! と思った方もいるかも知れませんが、既存の概念を用いて比較的簡潔に説明するとこんな感じです。

 

 現在のところ、マーダーミステリーを遊ぶ方法は大まかに分けて以下の三種類。

  • 専門の店舗を予約し、お金を払って参加する方式(店舗公演型)
  • 身内で仲間を集め、パッケージ等購入したゲームを遊ぶ方式(オフライン型)
  • アプリ等を使い、ネットを使って遊ぶ方式(オンライン型)
  その中でここでは主に3つ目、オンラインで遊ぶセッションの話を紹介していきたいと考えています。他の方式についてもおいおいご紹介していければ。
 
 現在のところ、プレイヤー層は「人狼勢」「TRPG勢」「脱出ゲーム(等の体験型謎解きゲーム)勢」の三種類に分かれているように思います。いずれか一つでも心当たりがあればすぐに馴染めるでしょう。各陣営向けの紹介記事も書きました。
 

実際どうやって遊ぶの?

 マーダーミステリーゲーム(…"マダミス"と略したり"マダミ"と略したりされていて、いまのところ正式な略称のようなものはありませんが、何となく僕は「マダミ」を使っています。「まだらのひも」みたいで面白くて)を遊ぶためにまず必要なものは『シナリオ』です。まずこれが無いと何も始まりません。シナリオの入手方法については別途お話しします。
 
 そしてもうひとつ必要なものがゲームマスター(GM)です。GMはアプリゲームで言えばコンピュータ役をする人の事で、進行役を努めます。人狼で言えば村長、ギャンブルで言えばディーラーの役ですね。このGMが必ず必要かどうかはシナリオにも環境にもよるんですが、おおむね必要/またはいたほうが良い存在です。ゲームをするのに遊ばせる役の人が一人必要なんですね。この事実がいまのところ敷居を上げていると思います。
 もちろん、店舗で遊ぶ時にはプロのGMさんがいてさまざまな演出を体感させてくれますし、パッケージで販売されている物の中にはGM不要で一緒に参加できるものもあります(いた方がいいと思うけどね!)。オンラインでもシナリオが用意されたアプリでGM不要で遊べるものが出てきました。
 
 さて、実際にGMがいて、シナリオも入手している前提でお話を進めましょう。
 
 まずあなた達プレイヤーには、登場キャラクター全員の情報が開示されます。この中から好きなキャラクターを選んでもらう事もありますし、予め指定されたキャラクターを渡されるかも知れません。重要なのは、ここであなたが演じるべき役柄が決定されるということです。
 キャラクターを選んだら、それぞれにキャラクター個別のシナリオが渡されます。渡されたジナリオには、あなた(のキャラクター)の本当の姿、実際の行動、個別の目標と目的が書かれています。このように個別に渡される秘密の情報が書かれたものを「ハンドアウト」と呼びます…呼ぶということだけ覚えてくれれば構いません。ハンドアウトの内容は、決して他人に見せたり教えたりしてはいけません!!
 
 ハンドアウトの内容をよく読んで理解、把握したら(ここでそのための休憩時間を挟むことが多いです)、いよいよゲームの始まりです。
 あなたたちプレイヤーは、GMによる導入部分の説明を受け、自分たちが今どのような状況に置かれ、何をすべきなのかを知りますーー多くの場合、誰か一人が殺され、あなた達の中に犯人がいる事でしょう。そして、あなたも一人の容疑者なのです! あなたたちは議論して、誰が犯人なのかを突き止めなくてはいけませんーー
 シナリオによってその形式は異なりますが、全員で議論をしたり、1vs1で密談をしたりしながら、お互い情報を出したり隠したりしつつ真相に向かいます。忘れてはいけないのは、真犯人だけでなく、全員が――あなたも含めて――何かしらの秘密を抱えており、情報収集は非常に困難であるということです。そしてもちろん、犯人役のプレイヤーは、決して本当のことを話しません! 何が本当で何が嘘なのか? 誰が出した情報のどこまでが事実なのか? そして、この物語の結末は???
 しかし忘れないで下さい。推理小説やドラマと同様、犯人は必ずあなたたちの中にいる――とは限りません
 犯人は一人ではないかも知れないし、あなた達の中に犯人はいないかも知れないし、あるいは全員…? しかしもっと多くの確率であなた自身が犯人でもあるでしょう。その場合、あなたは他プレイヤーの追求をうまく逃れる事がゲームの目的となります。
 
 議論が終わったら、全員の投票で犯人だと思う人物を決定、拘束します。おそらくこれで真犯人を指名できればハッピーエンドに、真犯人以外を指名してしまえば(犯人以外にとっての)バッドエンドになり、GMからエンディングが描写されるでしょう。
 多くのマーダーミステリーのシナリオでは、共通の目標として「投票で真犯人を拘束する」等の目標(犯人の場合は「投票で最多得票を集めない」等)が設定されています。しかし、多くのシナリオではもうひとつ以上の目標が設定されています。「〇〇を手に入れる」「○○の真相を知る」「○○の浮気の証拠を掴む」「再婚相手を捕まえる」などなど、シナリオごと・キャラクターごとに実に多彩な目的が設定されており、それら全てが公表されません。ですので、真相究明のために一丸となることはなく、みんな自分の目標のために情報を隠したり小出しにしたり、犯人に得になるようなことをしたりしてしまいます。その中で真犯人を発見するのは容易いことではないでしょう。あなたはすべての目標をクリアできるでしょうか?
 
 ゲームが終了したら感想戦を楽しみましょう。実際にあなたが隠していた情報を明かし合い、解けなかった謎の正答を見つけながらする雑談は、むしろプレイ自体よりも楽しい時間だったりします。疑い合っていた友人たちと笑顔で殺人事件の話をするなんて、なかなか出来ない体験ですよね?
 

「一生に一度しか体験できない」ということ

 実際のマーダーミステリーのプレイの流れを大まかに話してきましたが、厄介なことに「それはシナリオによる」という点が多すぎて、文章は冗長になるわ分かりづらいわ、という事は理解して頂けたかと思います(すみません)。
 つまり、「シナリオによっては何でもあり」なのもマーダーミステリーの特徴の一つです。あなたたちは全員ゴリラかも知れませんし腐女子かも知れません。起こったのは殺人事件ではなく、失踪かも知れませんし、冷蔵庫のプリンを食べた犯人を探すことになるかも知れません。一概には説明しきれない概念です。
 
 しかし、何より大きな特徴は、マーダーミステリーのシナリオは一度その内容を知ってしまったら二度とプレイヤーとしては参加できない、という点にあります。
 
 オチも展開も知っていて、犯人も分かっている。そんな視点で楽しむ推理小説や映画って、そこに至る伏線に気付けたり、新たな発見があって、すごく良いですよね。お気に入りのミステリは何度でも体験したい。
 だけど、マーダーミステリーのシナリオはそうもいきません。なぜなら、プレイヤーとしてのあなたは読者や視聴者ではなく、登場人物だからです。
 ですから、一度遊んだら最後…どころか、GMとして進行しても、配信などで誰かのプレイを見ても、或いは遊んでないけどシナリオを入手して中身を見ても、全て参加資格を永久に失います。
 ですから、プレイヤーとして何度もマーダーミステリーに参加したいと考えたら、次々と新しいシナリオを渡り歩くしか無いのです。…このへんがマーダーミステリーは貴族の遊びだと一部で自嘲気味に言われる所以です。
 とは言え、GMとしてならばもちろん可能で、貴方が楽しんだ物語を今度はあなた自身が誰かに楽しませる事は可能です。また、観戦という形で誰かのプレイを見る機会があるかも知れません。マーダーミステリーの『観戦』という選択肢 という記事も書きましたのでご一読下さい
 一度遊んだシナリオを他人がプレイしているのを見ると、自分が体験したそれとはまったく異なるストーリーが展開され、非常に楽しい体験になることは保証します!!
 (そして、この「観戦」参加がしやすいのもまたオンラインセッションの利点です…このお話もまたいずれ。
 

おわりに

 駆け足で、しかし長々とご紹介してきましたが、興味を持って頂けましたでしょうか?
 ここまで読んでくれたあなたなら、きっと楽しんでもらえるゲームだと思います。
 僕自身がたくさんこのマーダーミステリーゲームを遊べるようになるためにも、たくさんの人に知ってもらい、遊んでもらい、あわよくばGMをしてもらってw、いっぱい遊べる場ができますように! とDiscordを使ったオンラインセッションの募集用サーバーを作りました。
 ここではもちろん、Discordでのオンセの募集を探すことも参加することも出来ますし、あなた自身がGMとして募集することもできますし、その他(オフラインや店舗公演など)の告知に使ってもらっても大丈夫です。たくさんの人に活用してもらって、僕もたくさん遊べるようになりますように!!
 下記のリンクからサーバー登録が可能です。Discordのアカウントを作るだけですぐに参加できます。もろもろの解説も増やしていこうと思いますが、まずは登録だけでもお気軽に!😃
 


▼マーダーミステリーオンラインセッション募集用サーバー▼

 
 さああなたもご一緒に! レッツ・マーダー!!
 以上、イケメンでした!
 
 
 
 
 
 

acworksさんによる写真ACからの写真を利用させてもらってます。