"マーダーミステリー"って何だII~他陣営向け説明~ | マーダーミステリー・オンラインセッション!

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 最近流行り始めている『マーダーミステリー』をDiscordを使ってオンラインで遊ぶやり方などについて紹介しています。
「マーダーミステリーってなに?」「Discordってなに?」「イケメンさんすてき抱いて!」などの疑問にお答えできるようがんばります

 こんにちはこんばんはあなたのイケメンです。

 今夜はニコ生で声優さん達によるマーダーミステリーのプレイが放送されるとのことで、楽しみな半分、「自分でやってみたい!」と思える内容だといいなーとドキドキしている次第ですよ。いやーどっちにしてもハードル上がりそうだなあ!w

 一回目の投稿で"マーダーミステリー"というゲームというエントリを投下させてもらったんですが、まあぶっちゃけ大半のボードゲームと同様「口で説明しても実際やるまではわかんねえ」って話だと思うんですよね。それを無理に説明しようとして、だいぶ切ったつもりなんですがそれでも長くなるわなるわ。これ最後まで読んでくれた人はこれ読まないでもやってるんじゃないか…とか考えたりして。

 で、その時に削った内容の一つ、「他ゲーム陣営向けマダミ説明」という部分を今回は書いて補足していきたいと思います。基本的な部分は前回記事を一読していただければ。

 

 現在のところ、マーダーミステリーに流れ着いているプレイヤーって大きく4つに別れると思うんです。

  • 人狼勢
  • TRPG勢
  • 脱出/謎解きゲーム勢
  • 演劇関係者

 こんな感じに。明日からは声優好きの人やアニメ好きの人にもたくさんリーチしますかね?

 イケメンの独断と偏見にはなりますが、これら4勢力向けにマーダーミステリーを説明するとこんな感じ、ってな事を書き連ねていきたいと思います。付き合ってね!

 

 

人狼勢向け説明

 歴史が古く、様々な形態・様々なローカルルールを内包しながら発展してきた、いわゆる人狼ゲーム。現在最も有名な正体隠匿系ゲームである人狼のプレイヤーは、かなりすんなりマダミに入っていけると思います。

 この人狼を経験した人向けに、「人狼とマダミってどこが違う?」みたいな事を羅列しますと、

 

比較的少人数

 人狼だと9人でも少人数村ですが、マーダーミステリーだと店舗公演型で9人前後が普通。パッケージでは6人前後、オンラインシナリオでは4~5人が現在の主流です。

・役職がない

 書いてからしまったなーって思ったんですがw、これは完全にシナリオによります。ですが基本的には、占いも霊媒も護衛もいない状態で狼を吊らないといけないゲームです。

・途中脱落がない

 これも基本的にはなんですが、途中脱落がないため、最初に吊られて1ゲーム終わるまで見学、というような事はありません。全員最後の局面まで苦しみます。

・何喋っていいかわかんない事がない

 初心者だろうが何だろうが、全員シナリオのハンドアウトを持たされた形で始まりますので、情報がなくて喋れない! という事はあまりありません。逆に犯人も無言ステルスは難しいです。

 

 という感じになるかと思いますが、ただこれ全部シナリオによってはそうじゃない可能性があるので注意して下さいw 人狼だと狼は2~3が基本の前提だと思いますが、マダミの犯人は0からあります!

 ただし、正体隠匿系ゲームでかつ投票で勝負が決まるという大筋が共通しているため、人狼で培われた論理構成の基本的な部分はそのまま流用できます。「多弁は占い、寡黙は吊れ」…いや占うことも吊ることも出来ないんですけどね?w

 そうそう、メモは取りましょう。人狼勢ならメモの取り方にも慣れているはず。

 

 

TRPG勢向け説明

  マーダーミステリーの説明として一番文字数が少なそうなのは「人狼とTRPGの中間」とかだと思うんですが、TRPG経験者にも比較的説明が早いと思います。むしろTRPGとして考えた場合、(GMの手間がかかる点は一緒ですが)だいぶ気楽にプレイに臨めると思います。

 TRPG勢向けに違いを書いてみますと、

 

・プレイ時間は説明込み1~4時間、キャラメイクなし

 PCとしてプレロールドキャラクター(っていう言い方をしたんだけど今は違うかな?)が用意されており、その中から担当を一人選んでもらいます。ですのでプレイヤーが事前に準備することは特に無いです。説明を聞いて、ハンドアウトを渡されて、読み込んだらスタート。TRPGに比べて拘束時間は比較的短く、手軽に遊べます。反面、用意したキャラクターを使ったり、キャンペーン=連続シナリオという形でキャラに愛着を持ったりする要素は基本的にありません。

・ルルブ不要

 GMがシナリオを用意している事がほとんどです(プレイヤーは中身全部は見れないから)ので、プレイヤーがルールブックを用意する必要はナイです。そもそもダイスを振って何か判定したりする事は全く無いので、TRPG的な意味での「ルール」はありません。

・勝負の概念がある

 全部がPvPシナリオと言えばそうなります。各プレイヤーには個別の目標があり、終了後その達成状況で順位をつけたりします。もちろん勝負に拘る必要はありませんが、負けを楽しめるいうことと、勝ちを目指さないのとは、全く別の話です。全員勝者というTRPGの前提目標を目指しつつ、その中でのトップを狙いに行く姿勢は大切だと思います。

・RP困ったちゃんの概念は一緒

 自分のキャラの性格付けや設定に凝りすぎて、あからさまに空気を悪くしたり、シナリオを崩壊させたりするプレイヤーが出てくる可能性は、残念ながら全く一緒です。「私のキャラはこういう性格だから」みたいな言葉が聞こえたら、ちょっと警戒しましょうw

 

 ルルブ不要、拘束時間短めと、TRPGに比べれば手軽な部分が多いと思います。反面、一度プレイしてしまうと二度とプレイできないため、キャラクターは基本使い捨てになります。またパッケージもルルブ買うくらいのお値段になりますが、一度やったらもうお蔵入りのため、身内で遊ぶことを考えるとかなり割高感はあります。(オンライン用に販売されているシナリオは準備が面倒ながら安価ですが)

 

 

脱出ゲーム/謎解きゲーム勢向け説明

 これはもう説明する必要もないくらい、みんな既に遊んでるんじゃないかな? という印象です。実際、店舗公演型のセッションに通い詰めているプレイヤー達って、ほとんどがここに属する勢力なんじゃないかと思います。公演ごとに異なる脱出ゲームや謎解きゲームに慣れているプレイヤーにとって、シナリオごとに違うギミックを楽しむ姿勢は当然のように持っていると思いますが、「ゲーム」としての性質が違う点には留意していきたいですね。
 上記二つのプレイヤーともクラスタがかぶっていそうではありますが、そのへんとの違いも見ていきましょう。
・100%のお客さんではない
 これは一番「何言ってんの?」と言われそうな点ではありますが、だからこそ真っ先に。もちろん、店舗公演型セッションに参加するならお客さんです(他の形態ではそうじゃないですが)。ただ、マーダーミステリーはプレイヤー間のやり取りが全てであり、謎を解くという点でも、ストーリーをフルに楽しむという点でも、あなたのプレイが他のプレイヤー全員に影響を及ぼします。ですからめちゃめちゃ堅苦しい言い方をすれば、プレイヤー各々は相互に、自分が楽しむためと同時に他のプレイヤーが楽しむ責任を持つ、という事は頭の片隅に留めておきたいものです。「お前ら俺を楽しませろ!」では自分も楽しめず終わってしまうという意味ですね。
・自分で主催できる
 脱出ゲームや謎解きゲームのような大掛かりな準備はせずとも、シナリオを用意するだけでプレイできるのは大きな利点です。GMが不要のシナリオを用意すればあなた自身も楽しめます…は、これはちょっと慣れてからのほうがいいかも。人と場所とシナリオさえ用意できればいつでも遊べます。もちろん、凝ろうと思えばどこまでも凝れますよ。
・自宅でも遊べる!
 上記に付随する形になりますが、ここで再三紹介しているオンセ=オンラインセッションという選択肢を取れば、自分の家で遊ぶことだって出来ます。遠方の友人と、或いは知らない人と。仲間内で予定を合わせる必要もなければ、ぼっち参戦して疎外感を味わうこともありませんw 演出面を除けば全く同じ遊び方が、非常に気楽に出来るという点はかなりポイント高いと思います。
・ハウダニットじゃなくフーダニット
 謎解き系のゲームとの最大の違いは、「投票で真犯人を一位にする」のが目標という点です。ですから極論、犯行のトリックはどうでもいい。いかにして殺ったかは犯人の絞り込みの材料に過ぎず、推理は真犯人を特定するための手段に過ぎません。この「手段」を「目的」と取り違えてしまうと、「ほらー俺言ってた通りじゃん! なんでみんな投票しないの? ばかなの?」と憤りたくなってしまいますw 自分の推理は他人に理解させ、誰に投票させるかを操作するのに使うもの。トリックは暴けなくても犯人さえ当てられればそれでいいんです。
 
 …イケメン自身がこういったゲームにめちゃくちゃ参加しているわけではないので手探り紹介ですがw、何となく伝わってますでしょうか? 「実際んとここうだよ!」みたいな話あったら教えてもらえると嬉しいですまじで。
 
 

演劇勢向け説明

 実はイケメン、劇団のお仕事なんかも何年かやってまして、マダミのオリジナルシナリオをライブプレイして見てもらう公演できないかなーってずっと考えてるんですが、もう取り入れてる劇団さんなんかもあるんじゃないですかね? 実際、店舗でお金を取ってやってるマーダーミステリーは「公演」って称してますし、その先駆けになったRabbitHoleさんもそっち畑からのアクセスですよね。シナリオのビジュアルも演劇のポスターを非常に意識した作りになってると思います。
 舞台役者さんだったり、劇団関係者の人々からも注目されつつある、ロールプレイングゲームとしてのマーダーミステリーを紹介するとしたらこんな感じでしょうか?
 
・ワークショップへの取り入れ
 マーダーミステリーをワークショップへ取り入れるのはすっごいアリだと思います。「シナリオ」と言っても「脚本」ではない。結末が書いてあるわけでもないし台詞すら書いていない、個人視点からの見方しかできないものを渡されて、ハイこれでそれぞれの望む結末に辿り着いて下さい、というのは、入りやすくかつ高度なワークショップとしての効果を期待できます。
 何より、シナリオの断片からその全体像を想像し、他の演者の動きからその意図を把握して、全員で一つの結末に向かうという意識は、普通の脚本を元に演じるだけのそれとは効果が大きく異なり、得難い経験となるでしょう。
・インプロ能力を鍛える
 これも上記と同じ事を書くようなんですが、インプロビゼーション=即興芝居をする上で、制限時間内にストーリーを組み上げなければいけないマーダーミステリーゲームの経験は大きく役立つと思います。それも100%自分の中から出さなければいけないのではなく、ある程度の指針だけ渡された状態ですから、全員がストーリーテラーとしての意識を持ったインプロ、という高度な場が作り上げられます。広い視野とアドリヴ能力という二つの重要な資質が鍛え上げられることは間違いありません。
・本読み能力の養成に
 脚本を渡された役者さんが、「台詞を覚える」「段取りを覚える」に終始してしまい、「この役は何をすべきポジションであるのか」を読み取れるようになるまでには時間がかかると思います。「この人物はどんな性格で、何故この台詞が出ているの?」なんて大物女優ぶったクッソくだらない質問も出なくなるかも知れませんw 限られた時間の中で、断片だけ渡されたシナリオを読み込み、アドリヴでストーリーを組み上げなければならないという練習になりますが、過酷なようでいてちゃんと楽しめ、手応えも感じられるので、言うこと無しなんではないでしょうか。
 
 なんか「インプロのワークショップのつもりで取り入れてみ? 面白いよ?」くらいしか言ってないですがw実際そう思います。演者個々人がそれぞれ「シナリオの意味」を考え続ける必要があるマーダーミステリーは、演技の一番大事な部分をグリグリ刺激してくれるゲームですよ!
 
 

OK、じゃあとりあえずやってみようとなったら

 まずは店舗のリンクから最寄り店舗を探して、空いてる日程をチェックしましょう!
 近所にお店がない? 当分先まで予約が埋まっている? 大丈夫! そんなキミのためにイケメンがいるよ! そう、そんなキミのためのオンラインセッションじゃないか!!
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 以上、イケメンでした!

 
 
 
 
 
 
 
 

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