算命学の大運*「大運は独自の運命形態」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学の大運*

「大運は独自の運命形態」

後天運の中の「大運」とは、10年単位で表出されます。
後天運と称する運命には、大運、年運、月運、日運と運気は4階層になっていますが、この内の「大運」は、一般的な運気ではなく、あなた独自の運命形態が展開されます。

他の年運、月運、日運は、一般的に万民に影響を与える運気なのです。
昨年が「癸卯」であり、今年の干支が「甲辰」です。
毎年、毎月、毎日それぞれ後天運の干支が巡っており、皆さんが大なり小なり影響を受けているのです。

大運の発生には大運独特の条件があり、歳運、順行、逆行、また男女により表出される干支が異なりますが、ある意味では干支配列(陰占)の星とともに大運に表出される「干支」も、本人の宿命の一部と捉えても不思議ではありません。

では、どんな構図で影響を受けているかと言えば、
①大運/10年単位(独自の運)
②年運/1年単位(全員の運)
③月運/1ヶ月単位(全員の運)
④日運/1日単位(全員の運)


上記のように「4階層」となった運気が、毎日変化しているようなものです。

そこに、大運天中殺、年運天中殺、月運天中殺、日運天中殺が重なると一体どうなるでしょうか?

天中殺とは、空間が欠落しているにも拘わらず、時間だけが存在している状態です。当然、司令塔のないロボットが時間の経過と共にさまよっている姿です。

 

*大運と大運天中殺の違い

大運とは、各自に与えられた「月干支」がキーポイントで、基本的には10年単位で巡る運命形態(心の変化)を捉えたものです。

 

人間の寿命は順当に生きれば120歳とも言われており、時折120歳を超える寿命の方もいらっしゃるようです。

 

大運天中殺とは、この100年の大運期間中の間に西方天中殺(通常大運)が巡ってくると、ほぼ20年間大運天中殺が発生するのです。

 

しかし大運中には、大運天中殺以外にも発生する天中殺があり、異常干支が複数発生すると、その期間中は「変剋律大運天中殺」となります。

 

さらに面倒なのは「大運初旬条件」において、律音、納音、大半会、天剋地中が巡っていると、新たに大運天中殺が発生し、期間は大運3旬、4旬に移動して20年間の大運天中殺が加わります。

 

このように「大運天中殺」は、大運期間中の100年間にどのような大運天中殺が巡ってくるかにより、一度も大運天中殺のない人から、生涯大運天中殺に見舞われる人も見られるのです。

 

大運の発生は生まれた「月干支」から表出されており、人の数だけ独自の運命形態となるのです。そして、その人の生涯、つまり100年分の独自の運命が記されているのです。

100年間の生涯と仮定して表出されている干支は、大運天中殺により20年間、自己の運命の枠から外れ、上限、下限ともフリーになり、限度を超えた状態になります。

そのために、大運天中殺の期間中は人より優れたものを開発したり、前人未踏の領域に到達したり、また当然その逆の形も現れてきます。

さらに、大運期間中の「干合変化」の時や、天剋地中、律音、納音、大半会などが加わると、一層複雑な運命形態になってしまいます。

運勢を判断するときは、その人の現在の必要な状況を把握したうえで行わないと、正確なジャッジはできません。

このように、通常大運だけでも複雑極まる運勢ですが、この他にも大運天中殺に該当する、異常干支大運、すなわち「変剋律大運」が存在します。

変剋律大運には、異常干支が2連、3連する場合に該当しますが、単独の異常干支つまり10年間は、変剋律大運にはなりません。

人により「通常大運」と「変剋律大運」が連なり、長い人で50年間、大運天中殺になる人もいます。
また「変剋律大運」のあと「通常大運」が発生する場合もあり、それぞれ人により異なります。

また、ある期間「通常大運」と「変剋律大運」が重なる人も存在します。
この場合は「通常大運」が優先され、「変剋律大運」がその後に連なることになります。

また、大運の初旬に律音、納音、大半会、天剋地中が発生している人は、仮に通常大運が発生していない人でも、3旬目と4旬目が「大運天中殺」の期間となります。

大運天中殺の鑑定は、このように非常に複雑な部分もありますから、必ず本人の状況を把握した上で、判断しましょう。

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