親と子の算命学*「子供さんの行動パターン」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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親と子の算命学*
「子供さんの行動パターン」


前3回にわたってお話ししてきました母親像と育ち方ですが、この方式にさらに西の星をプラスして考察すると、対象の子供さんの「行動パターン」が見えてきます。

前回は「東方の星」が陽であるか、陰であるかの判別により、幼少期の育ち方を記述しましたが、ここに「西方の星」の陰と陽を参加させると、本人が結婚して家庭を持つときの「世の中に対する過ごし方」が判明してくるのです。

東方は「未来」であり、西方は「過去」、「結果」の場所です。
この両サイドを「世の中」という「舞台」と仮定すると、東方が「社会」であり、西方が「家庭」となります。

そこで東方に現れた陰陽の星の差は、幼少期の育ち方である反面、成人してからの社会に対する「接し方」でもあるのです。

このような社会での働きは、幼少期の育ち方に起因しているのです。
人間の運命には必ず「原因」があって、「結果」があるのです。

幸運にしても、不運にしても、ある日突然やってくるものではありません。そこで東西の星の陰陽を考察すると、社会に見せる顔と、家庭で見せる顔の異なりが解ってくるのです。

 

この方式は簡単な占技で「4つに分類」することが出来ます。

①東方の星「陽」と西方の星「陽」の場合。
②東方の星「陽」と西方の星「陰」の場合。
③東方の星「陰」と西方の星「陽」の場合。
④東方の星「陰」と西方の星「陰」の場合。
合計4つのパターンが対象となります。

この方式は、「外」と「内」との対比を試みる方法ですが、「広義的な解釈」の方が的確かも知れません。

東方とは、内外に分けた場合「外側」ですが、これは単に家庭と社会というような単純なものではありません。

何故かと言えば、「基点」になるところが、固定されている訳ではなく、基点そのものを自由に移動させることができるので、
外側と内側の状態もおのずと変化するのです。

例えば、内側を家族、身内と定めれば、外側は他人であり、単なる知人となります。

しかし会社に出勤して、社内の人たちを内側とすれば、取引相手や他社の人たちは外側になります。
さらに輪を広げて世界的に見れば、同胞である日本人が内側であり、外国の人たちは外側の領域です。

このように一つの領域だけにこだわらず、その基点となるところを自由に選択できるのです。

小さい範囲であれ、大きい範囲であれ、陰陽の分類と同じです。それでは4つの分類をご説明しましょう。

「陽」の十大主星
貫索星、鳳閣星、禄存星、車騎星、龍高星

「陰」の十大主星
石門星、調舒星、司禄星、牽牛星、玉堂星

 

*子供さんの星が不明の方は、「簡易プロ算命」で誕生日を入力すれば無料で検索できます。

 こちら

 

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①東方「陽性」と西方「陽性」の場合。
東西の両方が「陽の星」を持つ人です。
陽は自分の回りに気遣い、それでいて明(陽)の状態を作り出すわけですから、外側の人にも、内側の人にも神経を配ると同時に、その行動の中に派手な面が出てきます。

このような日常生活で、経済面に着目すれば、外側の他人、知人に対しても派手な振る舞いが多くなり、それなりの対面を保とうとしますが、家族に対しても他人と同じような気遣いをするために、経済面から見れば「浪費家」、「無駄遣い」が多い人に見えるはずです。

現実面で言えば、他人からも好かれ、身内からも頼られる人になりますから、何らかの運命的状況の中で、他人に嫌われれば、その時は身内からも嫌われると言うことになるのです。

このような形は、総体的に波乱の多い人生を作り出すもので、自分の心が休息する場所の少ないことを物語るものです。

しかし傍目からは、常に活動的で派手な人生に見えることになります。
ただし本人の心情は別問題です。

②東方「陽性」と西方「陰性」の場合。
東方が「陽」の星で、西方が「陰」の星の場合です。

これは外側の人に対しては、派手な振る舞いが多くなりますが、内側の人に対しては地味な行動となります。

そのために内側の人たちを大切にしているように見られるものですが、ある意味では外側に対して気を許さず、内側の人たちの人間性に関係なく安心して気を許していると言えるのです。

このような形は、傍目からは派手な人生を歩んでいるように見えても、内情は堅実で地味なものになっているのです。

経済面で例えれば、家族には倹約を強いても他人にはそれなりの対面を保ち、使うものは使うという姿勢が生まれます。

それ故に、この形は表側と裏側にかなりの格差を生じているのです。

また西方に陰の星を持つ人は、私生活において相当の質素さを持っています。
このような形は、男性としては良好さを作りますが、家庭の主婦にあっては美とはなりません。

もし、この形の人同士で家庭を形成すれば、その犠牲は子供たちになるでしょう。

③東方「陰性」と西方「陽性」の場合。
東方に「陰の星」が現れ、西方に「陽の星」の場合は、女性としては理想的なパターンになります。

つまり外側に対して質素と堅実さが現れ、家庭など内側に対しては大いに気を配り、派手な振る舞いも多くなるからです。

そのために常に「明」が生まれるところが内側となり、明るい家庭の形成に役立つのです。

本来、男性は東方に陽性を、女性は西方に陽性を、と言うのが理想ではありますが、夫婦はどちらかが逆の形であることを、良好な相性であるとして位置づけるのです。

ところが、この形は内側において派手な人に見えるだけに、配偶者や子供たちから見れば浪費家に見え、他人の目には堅実な家庭人として映るのです。

しかし、このような判定は本人の心情とは別問題で、それは諸々の角度から見える傍目の姿です。

④東方「陰性」と西方「陰性」の場合。
東西ともに「陰性」という形は、外側にも質素さと地味さが生まれるために、人生そのものに煌びやかさが現れません。

しかし、その生き方の中に堅実さと着実さがあり、手堅い人生となることは確かです。


従って女性であれば、それなりの良好さがありますが、男性の場合は働きにおける、人的交流の範囲が小さくなってしまうでしょう。

元来、東方の「陰」は「女性型」であり、

「陽」は「男性型」です。

しかし西方まで「陰星」になることは、小家族であればあるほど「陰的」になりやすく、家庭が安息の場所にはなっても、明るい躍動が生まれにくくなります。

このような場合、結婚の相手に①のような相手が現れてくれれば、それなりに救いがありますが、同じパターンの結びつきでは、さらに陰的な暗さが家庭全体を覆うことになるでしょう。

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この「陽星」と「陰星」を経済力の範囲で語れば、陽星の方が一度に大金を使うということになる反面、収入も短期間で入るという状態を作り出します。
それだけに浮き沈みも大きくなるのです。

それに対し「陰星」は、使い方も手堅く用心深く、ゆっくり消費する反面、収入の方も時間をかけて、手にするという傾向が強くなります。

ただし、このようなあり方は概略に過ぎませんが、陰星と陽星の大きな異なりなのです。

そのために経済力では、陰星をもって安全な収入と定義し、時間的な範囲で論じるときは、「陽」をもって「短」、「陰」をもって「長」となすのです。

この占技法は、
「夫婦の相性」
「外と内の顔」
「国内と国外」
「仕事と家庭」など
多くの場合に使用することができます。

あなたも身近な人との関係を、命式から検索して楽しんでみてください。

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