親と子の算命学*「東西の陽星と陰星の育ち方」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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親と子の算命学*

「東西の陽性と陰性の育ち方」

前回は、「東方の星」の陰陽をご説明いたしましたが、別の見方をした場合、「お子さんの育ち方」も、ある程度把握することができます。

この占技も東方の星の「陰」と「陽」に分け、陽性と陰性では、育ち方も大きく異なります。

東方に「陽」の星が現れるということは、
「貫索星」、「鳳閣星」、「禄存星」、「車騎星」、「龍高星」
の5星が算出されるということです。

 

そこで、この5星が「出生時」に親の運気上昇期、あるいはその近辺において、という環境を与えられるわけですから、本人の記憶の出発が、陽の現象から始まりやすいのです。

これは本人が陽的、明的に捉えるということであり、他の眼にはどのように映るかと唱えているものではありません。

しかし記憶の出発点が陽的であっても、それ以後は親の運気が低下するわけですから、幼少期の育ち方を論じる場合、環境は有形、現実の低下を前提としなければなりません。
この時間的条件は、7歳から14歳頃までとします。

*東方に「陽の星」を持つ人
 陽の星=貫索星、鳳閣星、禄存星、車騎星、龍高星

 

出生時において親の運は上昇期の頂点、あるいはその近辺にあって、育つ段階において(7歳前後)は、親の運が低下してくるのです。

 

*東方に「陰の星」を持つ人
 陰の星=石門星、調舒星、司禄星、牽牛星、玉堂星

 

出生時においては親の運が低下しているところで、あるいはこれから上昇しようとする直前にある。
しかし成長の過程(7歳前後)においては、親の運命が上昇してくる時となります。

 

「陽の星」を東方に所有する人は、有形の低下の中で人生観の出発を作るために、総体的に見れば、陰の星を持つ人よりも、未来に対する不安感が大きくなります。

そのために人生観の中で、自分の力量を最大の武器として、他人の力をあてにしない、精神が出来上がるのです。

従って悪くすると、回りの人たちの心情を無視して、自分の思い通りの行動に走りやすいのです。

子供がこのような心情を形成すると言うことは、育ち方の中で真に他人から助けられる親の姿を見ることがなかったということなのです。

そこで東方に「陽性」の星を持つ人の育ち方の特色を述べていきましょう。

 

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東方が陽性の星

*東方に「貫索星」がある人の場合
幼少期の育ち方で他人の力をあてに出来ない
現象に遭遇し、親の方も広い人間関係を
所有していなかったことを表します。

*東方に「鳳閣星」がある人の場合
幼少期は楽観的な行動が多く(心の中は別問題)、
心配はしても心痛をしない心情をつくる。

そのために環境と一致しない育ち方をする。
例えば親の貧に対して浪費的な行動や、親は親、
自分は自分と言った冷静さを持つ。

*東方に「禄存星」がある人の場合
幼少期は自意識が強く、親離れしにくい傾向があり、
親の運命とともに進みやすく、育ち方の中に盲目的に
信じるという行為を形成する。
両親健在の中では、人間的成長が最も遅い。

*東方に「車騎星」がある人の場合
幼少期の育ち方には、機敏な行動が生まれるが、
粗暴な面があり、母親から頼りにされる
ことを喜びとして育つ。

*東方に「龍高星」がある人の場合
幼少期より自分勝手な行動が多く、
それ故に放浪性をもち、回りから理解されにくい
育ち方をする。それでいて未来に対する
不安を強く持つ傾向がある。

*****


東方が陰性の星

東方に「陰の星」を所有する人は、出生時は別として、育っていく段階での不合理や不思議さをあまり感じません。

それなりに親のあり方を容認すると言えます。
つまり、その奥にあるものは有形の中で、親を理解しようとするわけですから、豊かであれ、貧であれ、親の心の中まで立ち入らないのです。

そのために幼少期には余分な神経を使わず、子供らしい存在になるのです。
それ故に親は心して育てる必要があるでしょう。

「陰の星」は、「石門星」、「調舒星」、「司禄星」、
「牽牛星」、「玉堂星」の5つです。

*東方に「石門星」がある人の場合
幼少期にあって、父母兄弟に特別な存在の違いを
意識しないで育つ。
そのために幼児期における存在は、
子供らしい過ごし方と言えます。

*東方に「調舒星」がある人の場合
幼少期より自分が特別な人間のように思われ、
自尊心が強く、諸々の面で大きな夢を見て
育つ傾向です。自分の未来に対してのみ
多感で、夢多い育ち方です。

*東方に「司禄星」がある人の場合
幼少期において回りから非難されたり、
叱られたりすることが少なく、
自負心、自意識が強く、回りに対して
自分の力を認めさせようとする傾向が強い。

また母親との接し方が、
愛情を一身に集めるような育ち方になる。

*東方に「牽牛星」がある人の場合
幼少期は何かに対して尊敬、憧れるという状態が多く、
目標としての人物像を描き出すような幼少期。

さらに自己の人生を美化するという特別意識が生まれ、
能力のない人間を軽視する傾向があります。
しかし目的を持つ場合の努力は実に大きく、
育ち方の中にすでに特別意識を形成しています。

*東方に「玉堂星」がある人の場合
幼少期は両親の運命に関係なく、子供らしい順当な
育ち方をする。

家族にはあまり気を遣わず、逆に友人など
外側に遣う神経が大きくなる。

諸々の面で、親から保護され、

身内を助けようとする心情は薄い。

それ故に、子供として楽しい事柄を
多く体験する育ち方になるでしょう。

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以上のように「東方」に現れた星は、幼少期における様々な状態を知らせてくれる糸口になる訳ですが、これが後年の人生、ひいては運命を微妙に変化させる鍵になるのです。

東方に「陰の星」を持つ人は、総体的に自己中心的なものがあり、有形から学ぶものが多いだけに、現実優先の人生観を作り出していくのです。

その中でも東西の定位置を有する「石門星」と「牽牛星」が第一位になり、次いで「司禄星」、それから「玉堂星」と「調舒星」がそれに続きます。

「陽の星」は、陰の星に比べ、回りの人たちの心の中を気にする傾向があり、神経の使い方が多岐にわたる特色をもちます。

そのために幼少期において、自己の本質が環境によってねじ曲げられやすいのが、陽の星ということになり、陰の星にはその危険性はありません。

母親の日常的な行動、行為の影響を受けるのが陰の星で、母親の運命の影響を受けるのが、陽の星であるということになるのです。

何れにしても親のあり方は、子供そのものより、
世の中の一隅で、大きな運命を形成しているのです。

 

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