算命学の大運*「大運天中殺の人生への影響」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学の大運*

「大運天中殺の人生への影響」

 

この大運天中殺と言うのは、全ての皆さんに発生するとは限りません。中には人生上まったく現れない人もいますから、それだけ対応が難しいのです。

さらに大運天中殺を語るときには、本人の周囲の環境や大運天中殺に突入する前の5年間に、本人がどのような環境下に置かれていたかなど、それぞれの過ごし方が、大運天中殺の突入後に現れてくるのです。

天中殺の発生は他と同じ「西方天中殺」を用いますが、同じ後天運天中殺に属していても、大運天中殺は順行、逆行により干支の並びが異なると共に、個人の運勢に直接影響する天中殺です。


年運天中殺や月運天中殺と称する天中殺は「物事の結果が無となる時」でしたが、この大運天中殺は、一定期間(20年単位)だけ、「運命の枠から外れる期間」なのです。

 

人間も枠内にいるときは、安定した人生を過ごせるでしょうが、運命の枠が外れると、理性を備えた人間と言えども、自然のまっただ中に解き放たれたようなものです。

当然その期間は誰も助けてくれない、自然界に放たれると、あなたならどう対応していくでしょうか?

大運天中殺の期間は、1セット20年間です。
子丑天中殺の人であれば、大運に巡ってくる子年と丑年が対象となります。

 
 

 中央の無=現実・行動軸

 南方の無=夢(精神的な目標)・空間

 

 *大運天中殺期間中は、中央稼働か南方稼働のどちらかを選択

  し、一方は無のままで20年間ぶれないで稼働させる。

 *中央と南方の両方を稼働させると陰転現象となり、運命の漂

  流者となる。
 

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生日干支から算出される天中殺を「西方天中殺」と称しますが、これには宿命天中殺と後天運天中殺の2種類があります。


後天的な運命とは、生まれた後に時間の経過と共に変化していく運命で、その特徴を掴むものです。


後天運天中殺で代表的なのがこの「大運天中殺」で、その他にも「年運天中殺」と「月運天中殺」、さらにその下に「日運天中殺」があります。

これらの天中殺はそれぞれ異なった働きをしておりますが、天中殺そのものは、十二支(時間)が存在していながら、十干(空間・精神)が欠落している状態を指します。

天中殺は時間の欠落ではなく、空間の欠落ですから、どこの空間であるかを知るために、十二支という「方向」と「時間範囲」を使用しているのです。

大運天中殺は、後天的な運命により「南方」と「中央」が欠落している状態です。

 

南方の主な役目は、行動するための目標(夢)や手段であり、精神的な作用ですが、中央は「現在」と言う心の場所であり、行動や交流が主な役目になっています。


後天的な運命把握には、常に「2方向」を考える必要があり、後天的推移の中で「南方」および「中央」が、何を意味しているかを正確に把握しなければ、大運天中殺を語ることはできません。

算命学の基本は「東西の現実」と「南北の精神」、そして「中央の現在(精神と現実の交点)と、天上に分けることです。

そのため大運と呼ばれる後天運は、精神(南方)と現在(中央)の2つの現象の推移を把握するもので、そこに天中殺現象が現れますから、「現在」という心を支えているものと、「未来」を思考する精神現象に天中殺特有の姿が出現します。

未来へ向かう精神のあり方と、心の形成のなかに天中殺現象が生まれ、名誉を傷つけたり、地位をなくすという有形の崩壊があっても、それを作り出す原因は、精神のあり方と心の支えに起因しているのです。

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