算命学の大運*「中年期の大運天中殺」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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算命学の大運*

「中年期の大運天中殺」

 

大運の3旬目から5旬にかけて発生する大運天中殺は、人生上いちばん元気で体力にも恵まれ、働き盛りの期間です。

 

年齢で言えば26歳から55歳位までですから、大運天中殺も陽転しやすい状態と言えましょう。

 

男性は社会「仕事」で、女性はこの期間は「子育て」が中心になりますが、子供の頃は親がやってくれたことを、今度は大人になり、自分たちで子育てをしなければなりません。

 

中年期の大運天中殺を「天礼の型」と呼ばれておりますが、大運の型にはまるには条件があります。

 

 

*「天礼の型」陽転の条件(中央の現実が稼働する)

①大運天中殺に突入する5年前から「現実苦」を味わっている場合。

 

②何事にも自信をなくし、心を支えるものもなく、夢も閉ざされている状態で、大運天中殺が稼働する。

 

③大運天中殺突入の2~3年前から心が不安定になり、「目上との争い」、「目上との離反」などがある場合。

 

目上との争いや離反は、北方の変化により出発する大運天中殺の「天礼の型陽転」は、自分一人だけが彗星のごとく発展していく形です。

 

陽転する場合は、「現実有形の世界」での発展となり、自分を取り巻く人脈の広がりや地位や名誉、また財力を手にすることができますが、同時に危険も伴います。

 

北方が変化して陽転した場合は、大運天中殺が終了するまで変化させないことが重要です。

この場合、大運天中殺期間中に目上を持ち替えると、その時点から運命は混乱し、精神上大混乱を招くことになります。

 

*「天礼の型」陰転の条件

①両親や周りの人たちの恩恵により、現実が「有」になっている状態の時に大運天中殺に突入する場合。

 

②中央が「有」の場合は、中途半端になり、「中央」や「南方」に気が流れ、1カ所に集中しなくなります。

 

③人生のあり方も変転、変化の連続で定まった目的が持てない運命になりやすい。

 

「陰転」すると、大運天中殺に入る前に築き上げた形が崩れ始め、社会的地位であれ、経済力などが低下する。

そのため、自己の精神世界に自信がなくなり、精神不安から「ふらつき現象」が現れる。

 

現実性も精神性も完全に崩壊するのが、大運天中殺終了時の20年目となり、20年間は「南方」と「中央」が完全な「無」となり、自己本来の運命の枠に戻る。

 

一家の主が「天礼の型陰転」すると、家族は苦しみの20年となりますが、この20年間に「何を学んだか」が問われる運命の型となります。

また精神力を強く持たないと、大きなふらつきがあります。

 

*「天礼の型・羽転」の条件(南方の精神が稼働する場合)

①精神的なショックにより現れる。

大運天中殺突入前の5年前から精神苦があり、生き甲斐をなくしたり、両親、兄弟を亡くすなど、世の中が嫌になるなど。

 

②大運天中殺の出発時に高次元の自尊心がありながら、劣等感を持ち、作品などに形を変えて現れる。

 

③精神の稼働が大きくなり、神経の消耗度が激しく肉体的な弱さが生まれる。

 

「天礼の型・羽転」は、精神の未来である「南方」に気が集中し、そこを出発点として精神的な世界が拡がり、学問、芸術、あるいは宗教的な分野で見事な才能を発揮できる。

 

「羽転」の場合は、精神の無を補うため、集中的に気が「南方」に集まり、短時間の内に天才的な能力が身につき、学問、芸術など稼働中に作り出されたものは、長く歴史に残るものが生まれる。

 

本人は現実の中央に気が集中していないため、地位や名誉を与えられても喜びはなく孤独となる。

 

常に肉体的な弱さと戦いながら大運天中殺突入後10年目あたりから現象が大きくなり、才能だけが増大される。

羽転が大運終盤に中央の現実を求め始めると、「運命の漂流者」となり、人生の放浪者となる。

 

*「羽転」は女性に多く見られる大運天中殺

単身より、平凡な主婦がこの型になりやすい。

 

妻が「天礼の型・羽転」に入ると、大運天中殺突入と同時に配偶者の運気を持ち上げる状態となる。

この現象を「反衝移動」と呼び、夫婦、親子、兄弟、姉妹などの関係に表れやすい。ある種の「一心同体」的で、「身代わり天中殺」。

 

妻が羽転に突入すると、夫は大運天中殺「天礼の型陽転」が現れ、妻が「精神の無」であり、夫は「現実の無」に変化し、羽転中であっても一家のあり方が陽転現象で動く。

 

この「羽転」現象の改良方法は、夫ではなく、妻が行わなければなりません。

 

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