会社には3D CADを使えて、尚且つ3Dプリンタを持っているのは私しかいないので、たまに『これ作れる?』と聞かれる。
ちょっとしたジグやらデスクに引っ掛けられるフック、ドアを解放したままに出来るちょっとしたドアストッパーなどなど。
先日、GIジョーを集めている同世代の同僚が『悪魔将軍の頭作れる?』と聞いてきた。
言わずと知れたキン肉マンの敵キャラ。悪魔超人のトップ。
3D CADは自由曲線を苦手とするのだが、悪魔将軍は全体的に凹凸が少ないのっぺりした顔なので、ちょっと工夫すれば出来るかもと思い、『逆にちょっと挑戦させて欲しい』と答え、週末にデータ作成。
出来上がったのがコチラ。
参考にした絵はネットにいくらでも転がってるし、ジョイント部はジョイントパーツを借りたので、ノギスで測ってサイズ合わせ。
一度仮データをプリントして現物合わせのために渡す。ちょっと表面が滑らかになるよう細かく積層したのでプリント時間は1時間ほど。
次の日『もう少しだけ大きく出来る?』と聞かれたので『現状高さ34mmだけど、何倍に拡大する?1.1倍なら37-38mmくらい。1.2倍くらいだと41mm弱くらいになるよ』と伝えると1.2倍との事だったので、データを編集して再出力。そのまた次の日に渡す。
満足して貰えたらしく、3000円も渡そうとしてきたが、大した事なかったので拒否。それでも1000円だけポケットにねじ込まれたのでそのお金で休憩時間にお茶とオヤツを買っておいた。
喜んでもらえる事に嬉しさを感じる。
そして一度顔のベースデータが出来たので、次はキン肉マンの顔でも作ろう。