スタンダード曲を覚える (3)記憶の定着のために | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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スタンダード曲を覚える (1)私が取り組んだ方法
スタンダード曲を覚える (2)私の方法が優れていた点


私がスタンダード曲を覚えるために取り組んだ方法は、
<1>現場にて、演奏曲目で知らないものをチェック
<2>家に帰って、楽譜をチェック
ということをご紹介しました。


なぜそれが良い方法かと申しますと、

直後の記憶が新しいタイミングでちょっとだけ復習する

ということが理にかなっているからです。

(↑たまたま理にかなっていた、ということでして…)


ではそれで完全に覚えられるか、と申しますと、
とてもそれだけでは覚えられません(^▽^;)


クラシックの訓練を受けた方ほど"やっぱり覚えるためには繰り返し練習
と思い、ヒステリックに不毛な練習に時間を費やしがち
です。


記憶を定着させるには、もちろん繰り返し曲に触れることが大切です。


ただしジャズは、常時、演奏出来るレパートリーが数百曲、
アマチュアでも数十曲必要なジャンルなので、
クラシック的な練習ではとても間に合いません。


<1>現場にて、演奏曲目で知らないものをチェック


<2>家に帰って、楽譜をチェック


の続きとして、


<3>同じ共演者とその曲を再び演奏する


プロであれば仕事の現場で、同じ共演者と演奏する機会があったり、
アマチュアの方であれば同じ店にセッションしに行くと、同じ人に出会うことがあり、
再度同じ曲を演奏する可能性があります。


その時に、"これはこの前演奏した曲"という記憶がよみがえります。
そのような体験を複数回すると少しずつ記憶が定着してきます。


そして、
<4>別の共演者とその曲を演奏する

別の機会に、その曲を別の共演者と演奏すると、
"これは○○さんと演奏したことがある曲だ"
と思い出すことになります。

そのような体験をするとさらに記憶が定着してきます。

このような体験を複数曲に関し、同時進行で取り組むことによって、
レパートリーが増えて来ます。


プロのように演奏の機会が多かったり、
東京など都市部のように、セッションを催している場所が多い場合は
私の方法が有効的です。


地方で、セッションが少なく、顔ぶれもあまり変わらない場合は、
もう少し積極的に曲に触れる必要はあると思います。


現在は、いろいろなツールがあるので、
私が取り組んで来た方法を、今風(?)にアレンジするとどうなるか、
次回考えて参ります。

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