


その仙台が試合がないことを考えると、清水戦をドローでも得失点差で上回り、東京が首位でトーナメント
に進める状況でした。対する清水はルヴァンカップでは一つの勝ち点も得られておらず、かつ今シーズン
ホーム日本平ではいまだ未勝利という状況。相当な清水の奮起がない限り東京の首位通過はほぼ確実
と見られていたと思います。が、しかし…であります。
【前半ラッキーな先制点も、ロスタイムに甘さ見せ同点に追いつかれる…】
東京のスタメンは柏戦とほぼ同じ。中盤を米本、橋本、梶山で構成して、サイドバックは左に小川、右徳永。
トップは柏戦がウタカだったのを、前田遼一でスタートしました。清水もリーグ戦と見劣りしないメンバーで、
チョン・テセ、チアゴ・アウベス、白崎らはベンチに置いたものの、フェイスガードをつけて強行出場の感ある
枝村、ミチェル・デュークらを中盤に配し、トップは若い20歳の北川と曲者がそろっていました。
先週末の味スタでの甲府戦で見られたように、今のFC東京は効果的にボールと人を動かして、攻撃する
ことができません。この試合も、球際で清水の後塵を拝すことはなかったものの、鮮やかな連係というのは
影を潜め、膠着した展開が続きました。時折清水が見せるカウンターからのシュートで、危ないシーンも
ありました(吉本がゴールの中で体を張ってボールを跳ね返しました)が、ドローでもOKという余裕も
あったのでしょうか、落ち着いた試合運びでチャンスをうかがっていました。
気になったのは選手の負傷。前半12分の阿部、相手ゴール前で競り合って倒れた後、かなり長い時間
痛んでいました。後半頭から東慶悟に交代していたので、多少影響があったでしょうか。また米本は、
厳しい競り合いで何度か倒れこんで痛んでいる場面があり、そのたびにヒヤッとしました。中盤での厳しい
守備が米本の持ち味ですが、たび重なる長期離脱からの復帰後だけに…恐いですね。
先制点は38分。相手陣内、ペナルティエリアの外からのフリーキック。ゴール向かってやや右から、左足
インスイングで誰かに合わせていった小川諒也の蹴ったボールが、ワンバウンドしたあと直接ゴールに
転がり込みました。相手GK高木和も動けず、お粗末なゴールで何はともあれ東京が先制、ますますその
優位を確実にしたかのように見えました。
ロスタイムに入る前から、清水が前に出てきます。イヤな時間帯…そう思ってからが長かったです。
ここでしっかりとボールを切るなり、相手を競るなりしてハッキリしたプレーをするべきだったと思います。
失点は46分とのこと。自陣で相手選手とのボールの奪い合いで、米本が痛んで倒れているのを
尻目に相手選手がグイグイ侵入。東京の選手は米本のことを気にしつつも、さっさとボールを蹴り出す
べきでした。そのままニアをブチ抜かれて同点に追いつかれてしまいました。時間帯が悪く、
もったいなかったです。気持ち良く進めていた試合に、このゴールでクサビを打たれてしまいました。
【後半はシュートもなく、なすすべなく、清水の気合いに逆転を許し、敗戦…】
後半に関しては、語るべきものがさらに少なくなります。東京のふがいなさを語るためにスペースを割く
のは、本意ではありません。甲府戦でみられた消極的とも見えるプレーの数々。味方のサポートなく
散発的な攻撃を繰り返し、シュートにたどり着けないままボールを失う…。前線と最終ラインの間が
間延びして、ディフェンスからクサビを入れられるのは梶山まで。前を向けず、かと言って前線から
選手が下がってきて顔を出すわけでもなく。サイドに流れても中からのサポートがないので、単騎で
突っ込んで結局ボールを失う…。ワントップのウタカはコンディション不良なのか、生彩を欠き…
前田を下げた時点でゲームが終わっていたのかもしれません。
かくして清水に、信じられない勝利をプレゼントしてしまった東京でしたが、日曜日に早速リベンジの
機会が訪れます。ここでどう変わるか、監督の腕の見せ所でしょう。何も変わらないようならば…
何かを強引に変える必要があると思います。変わる、変わるというキーワードが空回りする東京。
嘉人がなんと言うか。失望しているでしょうし、日曜日はやってくれると信じています。もう一度、ここで。
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2017年5月31日(水)19時KO 静岡 清水・IAIスタジアム日本平
東京 1-2 清水
【得点】小川
【東京】林、徳永・吉本(C!)・丸山・小川、米本・梶山・橋本・中島・阿部、前田
交代は阿部→東慶悟、前田→永井、米本→ウタカ


