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甲府戦に続いて、ルヴァン清水戦でも覇気のない戦いで不覚をとったわがFC東京。
水曜日に続いて清水・日本平、今度はリーグ戦でエスパルスと対戦です。13時キックオフとまるで
天皇杯のようなキックオフ時間の早さ。早朝仲間と集合して、一路車で清水に向かいました。

奇しくもこの日は未明にヨーロッパのチャンピオンズリーグ決勝が放送され、レアルマドリーvsユベントス
という当代随一のビッグクラブ同士による最高の試合が見られたばかり。これがFC東京だったら…と
思わないわけがなく、選手たちがこの試合を見ていて少しでも刺激を受けてくれたらと願ってやみません
でした(午前3時40分からの放送だったので見てるわけはないのですが…)。

そんな思いもむなしく、今日のFC東京もいま一つの出来。気候を意識してか、ここ一番での走りに
物足りなさを感じてしまいました。清水が低い位置でコンパクトにブロックを作っており、東京の攻撃は
全てその辺で摘み取られてしまいました。かと言って脅威を感じるわけではないエスパルス攻撃陣。
この日はエースのチョン・テセを負傷で欠き、その上前半のうちに背番号10白崎が下がるとなれば、
攻撃の迫力不足もやや致し方なし、といってところでしょうか。

対する東京もシュートに到らず。サポーターのイライラが頂点に達しそうだったその時、ゴールを
破ってくれたのが大久保嘉人でした。コーナーキックのこぼれを拾ったカウンターから、最後は単騎
ボールをゴール前に運び、相手GKの動きをよく見てシュート。鮮やかにゴールに決めてみせました。

圧巻の二点目はバックヘッド…本人はすらせてコースを変えたつもりだったんじゃないか?と思える
ような、珍しい形でした。首を振ってはいるものの、頭のてっぺんに当たったような…あとで本人も
インタビューで「バックヘッド」と表現していますから、狙っての形だったのでしょう。相手GF六反も
思わぬ方向に飛んだボールに反応できていませんでした。

結局、試合だけ見れば仕事人・大久保嘉人の2ゴールで東京が快勝。さすがのストライカーぶり、
通算177ゴールはダテじゃないぞと。あらためてその勝負強さと精神力に感服しました。
勝ってさらにその試合を反省できるというならば、それが一番いいでしょう。次のマリノス戦では
もっとやってくれると信じます。バモ・トーキョー!!

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2017年6月4日(日)13時KO 清水・IAI日本平スタジアム
 2-0 清水
【得点】
【東京】林、室屋・吉本・森重・太田、橋本・高萩・中島・東慶悟・大久保、前田
交代は前田→ウタカ、中島→米本、東慶悟→永井
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ルヴァンカップ予選最終節。前節までを終えてFC東京はグループ2位。首位仙台とは勝ち点差1、今節は
その仙台が試合がないことを考えると、清水戦をドローでも得失点差で上回り、東京が首位でトーナメント
に進める状況でした。対する清水はルヴァンカップでは一つの勝ち点も得られておらず、かつ今シーズン
ホーム日本平ではいまだ未勝利という状況。相当な清水の奮起がない限り東京の首位通過はほぼ確実
と見られていたと思います。が、しかし…であります。

【前半ラッキーな先制点も、ロスタイムに甘さ見せ同点に追いつかれる…】
東京のスタメンは柏戦とほぼ同じ。中盤を米本、橋本、梶山で構成して、サイドバックは左に小川、右徳永。
トップは柏戦がウタカだったのを、前田遼一でスタートしました。清水もリーグ戦と見劣りしないメンバーで、
チョン・テセ、チアゴ・アウベス、白崎らはベンチに置いたものの、フェイスガードをつけて強行出場の感ある
枝村、ミチェル・デュークらを中盤に配し、トップは若い20歳の北川と曲者がそろっていました。

先週末の味スタでの甲府戦で見られたように、今のFC東京は効果的にボールと人を動かして、攻撃する
ことができません。この試合も、球際で清水の後塵を拝すことはなかったものの、鮮やかな連係というのは
影を潜め、膠着した展開が続きました。時折清水が見せるカウンターからのシュートで、危ないシーンも
ありました(吉本がゴールの中で体を張ってボールを跳ね返しました)が、ドローでもOKという余裕も
あったのでしょうか、落ち着いた試合運びでチャンスをうかがっていました。

気になったのは選手の負傷。前半12分の阿部、相手ゴール前で競り合って倒れた後、かなり長い時間
痛んでいました。後半頭から東慶悟に交代していたので、多少影響があったでしょうか。または、
厳しい競り合いで何度か倒れこんで痛んでいる場面があり、そのたびにヒヤッとしました。中盤での厳しい
守備が米本の持ち味ですが、たび重なる長期離脱からの復帰後だけに…恐いですね。

先制点は38分。相手陣内、ペナルティエリアの外からのフリーキック。ゴール向かってやや右から、左足
インスイングで誰かに合わせていったの蹴ったボールが、ワンバウンドしたあと直接ゴールに
転がり込みました。相手GK高木和も動けず、お粗末なゴールで何はともあれ東京が先制、ますますその
優位を確実にしたかのように見えました。

ロスタイムに入る前から、清水が前に出てきます。イヤな時間帯…そう思ってからが長かったです。
ここでしっかりとボールを切るなり、相手を競るなりしてハッキリしたプレーをするべきだったと思います。
失点は46分とのこと。自陣で相手選手とのボールの奪い合いで、米本が痛んで倒れているのを
尻目に相手選手がグイグイ侵入。東京の選手は米本のことを気にしつつも、さっさとボールを蹴り出す
べきでした。そのままニアをブチ抜かれて同点に追いつかれてしまいました。時間帯が悪く、
もったいなかったです。気持ち良く進めていた試合に、このゴールでクサビを打たれてしまいました。

【後半はシュートもなく、なすすべなく、清水の気合いに逆転を許し、敗戦…】
後半に関しては、語るべきものがさらに少なくなります。東京のふがいなさを語るためにスペースを割く
のは、本意ではありません。甲府戦でみられた消極的とも見えるプレーの数々。味方のサポートなく
散発的な攻撃を繰り返し、シュートにたどり着けないままボールを失う…。前線と最終ラインの間が
間延びして、ディフェンスからクサビを入れられるのは梶山まで。前を向けず、かと言って前線から
選手が下がってきて顔を出すわけでもなく。サイドに流れても中からのサポートがないので、単騎で
突っ込んで結局ボールを失う…。ワントップのウタカはコンディション不良なのか、生彩を欠き…
前田を下げた時点でゲームが終わっていたのかもしれません。

かくして清水に、信じられない勝利をプレゼントしてしまった東京でしたが、日曜日に早速リベンジの
機会が訪れます。ここでどう変わるか、監督の腕の見せ所でしょう。何も変わらないようならば…
何かを強引に変える必要があると思います。変わる、変わるというキーワードが空回りする東京。
嘉人がなんと言うか。失望しているでしょうし、日曜日はやってくれると信じています。もう一度、ここで。

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2017年5月31日(水)19時KO 静岡 清水・IAIスタジアム日本平
 1-2 清水
【得点】
【東京】林、徳永・吉本(C!)・丸山・小川、米本・梶山・橋本・中島・阿部、前田
交代は阿部→東慶悟、前田→永井、米本→ウタカ
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今季のJ2で首位にも立ち、昇格候補の一角に深く食い込んでいる横浜FC。積年の熟成がようやく
実を成しそうになっているわけですが…そんな横浜FCにとって名古屋戦は格好の腕試し。勝って
自信を深めたいところでしたが…試合はレフェリーの演出が目立つなんとも残念なものでした。

前半から、レフェリーが少し神経質だな、と感じていました。両チームの選手、特に横浜FCの選手たち
は気合が入っていましたし、名古屋も自分たちで攻撃の形がまったく作れず、イライラするだろう展開
ではありました。それに対して、笛でコントロールしようとする主審…。罰するだけでは、感情には
響かない。改めてそう思いました。主審は間違っていたわけではないと思いますが、エモーショナルな
部分で、選手に対してリスペクトを示しつつ十分ケアできていたかというと、物足りなさもありました。

先に試合内容で言うと、横浜FCが早々に直接フリーキックを沈めて先制したのですが、それで余裕が
出たということを差し引いても、名古屋の出来が悪かったです。連携が悪く、パスも繋がりません。
前線はシモビッチが199cmの長身で構えているのですが、球離れが良すぎてポストの役割をほとんど
果たしていません。これは戦術なのでしょうが、もう少し何とかせいよ…と思ってしまいました。

前半1-0で横浜リード、ある程度押し返されたとしても横浜で決まりかと思ったのですが…後半、
主審のジャッジで試合がひっくり返ります。横浜DFのハンドをとってPK。シモビッチが蹴り直しの後、
きっちり決めて同点。そうなると試合はヒートアップ。勢いが出た名古屋と最初から優位だった横浜FC
で五分と五分。終盤までタイスコアでいけば面白い勝負になると思っていたのですが、2本目のPKが
名古屋に与えられてしまいました。ペナルティエリア内でたしかに、DFが相手選手を倒していましたが。
これをまたまたシモビッチが決めて名古屋が逆転します。後半32分でした。

何とか追い付きたい横浜FCでしたが後半40分、キャプテン佐藤のタックルに、なんと一発レッドカード!
中盤のかなめ佐藤を失い、数的不利も背負ってしまう横浜なのでした。それでもイバに代えて出場の
大久保ジャンボが空中戦で競り勝ち、あわやのチャンスを量産します。最後まで惜しい展開が続くも
スコアはそのまま。2本のPK献上に退場者を喰らった横浜FC、無念の敗戦となりました…。

PK判定が間違っていたとは思いませんが、佐藤の退場の場面で、レッドカードを提示した後に主審の
顔に「笑み」が浮かんでいたのはとても残念でした。いやらしい意図はなかったと思いますが、
ペナルティを受ける選手へのリスペクトとして厳粛な面持ちでいるに越したことはないだろうと思います。
多少モヤモヤが残る試合でしたが、一人退場した後にチャンスを量産した横浜FCには、やはり今季の
成績に値する地力のようなものを感じました。今後がまた楽しみです。