本田のACミランが、今節のセリエでパルマを相手に5-4というスコアで勝利を収めたようです。
試合展開がものすごい、と。スコア通りのむちゃくちゃな展開です。
 
中でもパルマの4点目は、バックパスがオウンゴールになるという珍しいもの。このゴールがもっと
変わっているのは、パスを受ける直前にGKがハムストリングスを負傷してしまい、転がってくるボールを
受けることができなかった、というところです。一見、なぜGKがボールをスルーしたのかが分かりません。
そのあと、倒れ込んで起き上がれないGKを見て、何かとんでもない負傷がまれにみるタイミングで
起こったのだと分かるのですが…本当に珍しいです。
 
フランス代表メネズのゴールも珍しくて、ゴール前の相手バックパスがGKに戻る前に触ってコースを
変え、GKがキープできるコースをぎりぎり外して転がしたボールに先に追いついて、ドリブルしながら
ファーサイドに流れつつ、GKを振り切った感じで強めのヒールキックでゴールにけ蹴り込む、という
何とも不可解な、GKとDFラインの拙守が生んだようなお粗末なもの。
 
波乱含みの展開となったのは、何が原因だったのか…カルチョの奥深さを感じさせる試合でした。
そんなドタバタの中、本田もきっちりと1ゴール1アシスト。しかもゴールは2戦連続です。インザーギ
監督の評価も上々、イタリア国内の評価をあらためるべきという声も上がってきていますが、しかし
気になるところです。ブラジルでの惨敗が、本田の意地に火をつけているということなのかもしれませんが、
これが長い期間続く好調、プレーの変化につながるかどうかです。先のアギーレジャパン初戦では、
前線からファーストディフェンスに奔走する本田の「変化」が見て取れましたが、今シーズンのミランで
どのような結果を残すことができるか。ワクワクしながら見守っています。
 
香川もドルトムント復帰初戦でゴールを決め、日本代表は良く(新シーズンの好調)も悪く(ワールドカップ
惨敗)も、潮目が変わったと感じています。岡崎も2ゴール…代表で決めてほしいですが(笑)、横浜の
ベネズエラ戦では、起点となっていましたね。ちなみにインテルも7-0でサッスオーロを降しています。
なんなんだ、イタリア…。
昨日の神戸戦のレビューは後できちんと行うとして…。
後半、最後の方で権田が見せた、気迫のスローイングが印象的でした。右サイドの高い位置にいた
選手までピタリ。神戸の選手も前線に残って守備に入るところでしたが、その切り替えを待たずに
一気のスローイングでした。ボールを受けたサイドの選手の前には相手選手はいなく、そのまま
攻めあがってチャンスにすることができるようになりました。
 
ちょうどいま発売しているフットボール批評で、ワールドカップで見たゴールキーパーたちの特徴に
ついて権田が語る記事があるのですが、その中にたしかスローイングですぐにチャンスを作り出した
プレー(ノイアーだったか…?)について触れていて、吸収したいといったような権田のコメントが
あったと記憶していたので、このワンプレーを見て我が意を得たりと、笑みが浮かんでしまいました。
着実に進歩するわが軍の守護神に、さすがとうならされました。
 
それと、昨日もPKを奪取して先制点を奪ったわけですが、このPKの増加が今シーズンは顕著なの
ではないでしょうか。いいところでボールを受けることができていて、そこからさらに攻撃的に展開し、
きわどいところで勝負できているということなのではないでしょうか。これは前向きにとらえています。
キッカーはエドゥーで、PKはパワーでネジ込んでいる、といった形でうまく決まっているので、これも
いいことなんだろうだと思います。しかしエドゥーと言えば、昨日は最後息切れ気味でしたかね…。
シュートを打つまでに時間がかかり、チャンスをつぶしてしまいました。悔しいです…。
明日の神戸戦、代表デビューを鮮烈に飾ったの凱旋に、大いに沸くのでしょう。当たり前です。
ひょっとしたら、新しいスターを見に味スタへ、初めて来るようなお客さんもいるかもしれません。
武藤の活躍がFC東京の観客動員増加につながるか、そんな皮算用は気が早いかもしれませんが、
 
今後当面の間、武藤は注目される中で、そのサッカー人生を送っていくことになります。
代表戦で見せたあのゴールのような突破、シュート、結果を求められ、常に比較されるのでしょう。
周りの代表選手たち、代表に呼ばれない日本中のプレーヤーたち、そして過去の自分とすらも。
その状況だけを考えると、普通の人には想像もできないような、耐え難いプレッシャーがかかるかの
ように思えます。当の武藤は「これまでの積み重ねの延長なだけ」と思っているかもしれませんが。
 
武藤はまだルーキーです。まだ、といっても年齢的には世界的なスターたちと変わらないわけですが、
東京にしてみればやはりルーキーだなと思うわけで、これからいくつもの壁にぶつかるんだ、と率直に
思います。今までできていたことが、出来ない。いつも以上のことをやろうとすればするほど、出来ない。
そんな風になって、ドツボにハマる若い選手たちを見てきましたよね。そういうときこそ、サポーターが
支えたいと思うわけです。何より、笑顔にしてあげたいですよね。小平に行って、話しかけて。
 
ましてユース育ち。言わずもがな、FC東京は彼の「家」です。僕らにとっても、それは同じ
意識ですよね。遠からず壁にぶち当たるとしても、海外に飛び立っていくにしても、いつでも帰ってきて
羽を休めることができる「家」でありたい。サポーターは家族として接してあげたい、と思います。
 
もっとも、武藤は頭の良いプレーヤーですから、サポーターの想像を軽く超えていくかもしれません。
明日は我が家で、大いに盛り上がりましょう!!いっしょに戦って、楽しみましょう!!