『ジョホールバル1997』という映画が、来週開催されるヨコハマ・フットボール映画祭で上映される。
FC東京サポーター、日本のサポーターの代表的存在として有名な、植田朝日さんの監督作品だ。
ドーハは、歴史的なスポーツの1シーンとして語られることが多いが、比較するとジョホールバルは
そこまでではない気がする。しかし日本が史上初のワールドカップ出場を果たしたフランス大会の、
その決定に到るまで、あの最終予選の一連は、ジョホールバルでのプレーオフという劇的な
最終シーン以外のときにおいても、非常にドラマチックだった。ドーハの後にジョホールバルがあり、
そのジョホールバルを経て、いま当たり前にワールドカップに出場できるようになった日本サッカーが
ある。ジョホールバルこそ、それ以前と、以降から現代までを分かつ最後の分岐点のような気がする。
カズと城彰二がセンターサークルに置かれたボールに手を重ねて祈りをささげ、韓国をホームに
迎えて山口素弘の芸術的なループシュートを決めながらの逆転負け、チャムシルでの勝利、ロペスの
抜擢、加茂監督の解任、岡田ヘッドコーチの緊急登板、協会批判、カズのベンツに生卵やパイプ椅子。
中田ヒデの台頭と、アジジ&ダエイを向こうにしての、岡野のVゴール。すべてが劇的に熱い。
貴重な当事者たちのインタビュー、もっと振り返られてしかるべきだと思う。是非ご覧になってみては
いかがだろうか。
ヨコハマ・フットボール映画祭2018公式:http://2018.yfff.org/

