『ジョホールバル1997』という映画が、来週開催されるヨコハマ・フットボール映画祭で上映される。
FC東京サポーター、日本のサポーターの代表的存在として有名な、植田朝日さんの監督作品だ。

ドーハは、歴史的なスポーツの1シーンとして語られることが多いが、比較するとジョホールバルは
そこまでではない気がする。しかし日本が史上初のワールドカップ出場を果たしたフランス大会の、
その決定に到るまで、あの最終予選の一連は、ジョホールバルでのプレーオフという劇的な
最終シーン以外のときにおいても、非常にドラマチックだった。ドーハの後にジョホールバルがあり、
そのジョホールバルを経て、いま当たり前にワールドカップに出場できるようになった日本サッカーが
ある。ジョホールバルこそ、それ以前と、以降から現代までを分かつ最後の分岐点のような気がする。

カズと城彰二がセンターサークルに置かれたボールに手を重ねて祈りをささげ、韓国をホームに
迎えて山口素弘の芸術的なループシュートを決めながらの逆転負け、チャムシルでの勝利、ロペスの
抜擢、加茂監督の解任、岡田ヘッドコーチの緊急登板、協会批判、カズのベンツに生卵やパイプ椅子。
中田ヒデの台頭と、アジジ&ダエイを向こうにしての、岡野のVゴール。すべてが劇的に熱い。

貴重な当事者たちのインタビュー、もっと振り返られてしかるべきだと思う。是非ご覧になってみては
いかがだろうか。
ヨコハマ・フットボール映画祭2018公式:http://2018.yfff.org/

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今日は深川グラウンドでユースの試合が複数開催というので。特にU-18の公式戦というので盛り上がりました。
相手は三菱養和SCユース。現在でこそプリンスリーグに籍を置きますが、三菱を冠する名門です。
東京ユースは昨年まで連続してタイトルを獲り続けており、新3年生にもプレッシャーがかかります。

試合は結果から言うと0-4で東京ユースが完敗。養和が終始東京を押し込む一方的な展開でした。
養和は選手たちの体格の良さが印象的でした。ハーフで背が高くしなやかな印象のワントップ20番。
加えてトップ下、ウィングで構成する2列目に、ボランチが押し上げて中盤を制圧しました。
東京はボールも奪えず、奪っても前で起点を作れず自陣に釘付け。まるでトップチームがレッズに
押し込まれている時のような、あの苦しく苦々しい時間帯が長く続きました。選手たちも
後半点差がついてくると粘れず、反発力を見せてほしいところでしたがさして良い場面もなく、
この日は文字通り一方的な完敗となってぢまったのでした。いやはや、少し驚きました。

もちろんチームは三年生が抜けて始まったばかり。ここに今の中3が加わって春から本格的な
チーム作りが始まることになります。それでも軸になるのは今日の選手たち。厳しいスタートが
今後の強化に繋がってくれることを期待します。悔しさから始まるのも、アリですよね。
それが勝利への泥臭さ、東京らしさに繋がるのであれば、尚更です。今後の期待したいと思います。

しかしU-18の試合とこなるとファンも多く、非常に賑わった深川グラウンドでした。いつもは
練習試合をまったりと眺めることが多いので、やはりこうなると違うな、と嬉しくなりました。
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昨シーズン終了後、選手と話しをしたり、インタビュー記事などを見て感じたのが、選手たちが
自分たちの中で、チームとしての約束事を徹底できなかったということ。それは今のメンバー、
監督だからという点においてもですし、いつに限らずFC東京としての、という点でもあったようです。

FC東京が、昔から大切にしてきた泥臭さ、一生懸命さ、あきらめない気持ち。チャレンジャー・スピリッツ。
それは言葉にすればこうして書き連ねるだけのものですが、具体的にピッチの中や外での行動に
落とし込んで、「アリ」or「ナシ」と示すべきだったと。それができなかったと悔やむ選手たちの表情や
言葉が印象的でした。たとえば大久保嘉人選手や、他の選手たちにも、それを明示して徹底できな
かったのが、大きな失敗の要因のひとつなのでしょう。ピッチの中で常にモヤモヤしているように
見えたのも、そのあらわれだったのだと思います。合点がいった、というところです。

その点では今季、長谷川監督が、日々の行動の中における4か条を最初に示したのは、非常に
価値のある施策だと思います。小さなことから「アリ」・「ナシ」を明確にしていくこと。それが規律を
生み、強い組織を生むと思います。これって会社でもグループでも一緒ですよね。組織論というか。
まずはそこから。そこがあるから進んでいけるのだと思います。

※4か条は1.ガムをかまない、2.ソックスを上げる、3.必ず返事をする、4.早く練習場に来る。