


対戦となりました。セレッソは、8連勝を含む10戦無敗を続けてきた首位レイソルに続くリーグ2位。
クラブOBであり鳥栖をJ1に定着させた韓国の名将ユン・ジョンファンを招へいし、昨年ギリギリでJ1昇格
を拾ったチームは心機一転、その甲斐あって快進撃を続けてきました。ロンドン世代ではCBだった山村の
トップ下起用という適材適所がハマり、元々高いテクニックとサッカー偏差値を持て余していた感がある
生え抜きの選手たちをまとめ上げ、急激に伸びているチームであり、今の東京には荷が重かったです。
【前半は東京ペース、後半セレッソが反撃、一気に試合にカタをつける】
それでも前半は、セレッソがカウンター狙いで控えていたのか(そう見えたのですが)東京が中盤から前で
ボールを繋いでいつも以上に試合をコントロールしているようでした。先制点も永井が単騎ドリブルで
つっかけ、相手DFをパンとかわしてさらに前に出ると、相手GKとの完全な一対一。並走していたウタカに
ボールを預けると、難なくウタカがゴールに蹴り込んで、東京が先制。互角以上の内容を見せていました。
しかし後半、セレッソがリズムを取り戻すと、負傷欠場清武の代役、昨年まで東京に所属していた水沼が
クロスから同点弾をアシスト。息を吹き返すとピンクの壁に窒息寸前に追い込まれ、前半見られたような
カウンターがすっかり息をひそめてしまう東京なのでした。こうなるとかさにかかって攻め込むセレッソの
勢いが試合をひっくり返し、サイドバック松田陸の豪快なシュートと、ソウザのこれまた気持ちの良い
ミドルシュートが東京ゴールに突き刺さり、終わってみれば1-3の完敗と相成りました。
【選手たちがバラバラ。このままでどうする東京??】
東京は選手交代で流れを取り戻そうともがきましたが、全くチームが躍動しませんでした。磐田でも
全く同じような形で試合を落とした、そのままです。マイボールになって味方選手がボールを持っていても
周囲がフォローしてくれません。近くに寄ってきたり、スペースに動いたり、声を掛けたり…しないもの
なのでしょうか。昨日の試合では、最終的に個人個人が強引に突破しようとするプレーが目立って、
一層チームとしての連係や、意思統一が図られていないような、バラバラな印象を受けました。
リーグは34節のうち17節と半分を終え、折り返し点を過ぎました。順位は9位。ギリギリ順位表の
上半分とはいえ、開幕前に寄せられていた期待を大きく裏切る結果となっています。まして今季は
過去の得点王を二人獲得し、高萩・林と即戦力で元からの選手層に一層厚みを加え、金もかかって
いるはずです。それに対してこの結果となれば、やはりうまくいっていないと認めざるを得ないでしょう。
責任の所在はどこにあって、どう対処するのか。クラブの判断に注目してしまいます。
試合後、サポーターたちからはブーイングも、拍手もなし。沈黙したまま、選手たちを迎え、それに
大して選手たちはいつもどおりに手を振り、礼をして、下がっていました。一種異様な光景でしたが、
それを意気に感じてくれるのかどうか。それすら定かでないような、今の東京には期待が感じられません。
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2017年7月2日(日)19時KO 大阪・キンチョウスタジアム
東京 1-3 セレッソ
【得点】ウタカ
【東京】林、室屋・吉本・森重・太田、橋本・高萩・中島・東慶悟・ウタカ、永井
交代は森重→丸山、中島→阿部、東慶悟→前田





