良かったら他のもどうぞその①
                                            その③
                                            その④





レース当日

トイレや荷物預け等で駐車場と会場を行ったり来たりするのが嫌なので早い時間に車を入れ、近い場所を確保する



まだ暗い
自分のような虫けらのような末端ランナーがこんな凄いレースのスタートラインにいるなんて…

全く完走できるビジョンが見えてこず、少しボーッとしていた




カウントダウンもない中、いきなりピストルが鳴り響く

直ぐに明るくなり始めたのでヘッデンは装着しなくて良いようだ

この先からヒルが出るとのことでブルーシートに盛られた塩を踏みつけて行く


程なくして第1エイド

ピオーネと呼ばれる葡萄や🍙、コーラ等初っぱなから至れり尽くせり感のあるおもてなしにビックリ!!


最初のデカい山、剣ヶ峰手前のスカイビューポイント

両側切り立ったシングルトラックの崖なのに後ろの方で追い越しかけている人の気配が…

うわぁっ!!

嫌な叫び声が聴こえた

足を滑らせたのは強引な追い越しをかけていた人
幸い無事だったようだが、これが追い越しかけられている側の人だったらどうしてくれるんだ🔥って思う…


剣ヶ峰の登り下りはどちらも急で楽しい♪
そして渋滞で速度が上がらない中、流れに身を任せ、少し無理をしている程度のありがたい展開だ!!

このレースで気がついた事なのだが、下りが苦手な人はザックやお尻が汚れている人が多い気がする

そうだ!!


背中の汚れはダウンヒラーの恥だ!!

今日はこのお尻を守って行こうと決めた瞬間だった…



第2エイドの宝台樹スキー場、10:26に飛び込む

群馬県名物『おっきりこみ』
ここのおもてなしも凄かった!!
普通の水と氷水が別々に用意されている!!






エイドを飛び出すと直ぐにゲレンデ
残り100㎞の看板が…
毎度の事だが本当に登りが遅い自分
このゲレンデだけで何十人と抜かれたことか…



長いはしご階段の下りを振り返って1枚パチリ



このレース最高地点の武尊山山頂
武尊山→ぶそんやま❌
            →ほたかさん⭕
百名山制覇するとかそういった志があるわけではないのだが、今日このレースに参加し、そしてこのタイミングで百名山の1つに登れたことが物凄く嬉しく、感謝した


第3エイド15:52豚汁や湯豆腐

このエイド辺りから周りでリタイヤしようかな?と言うキーワードが聴こえてくるようになる

自分もこの辺りから関門時間がヤバいと焦り始めていた




第4エイドに飛び込み時計を確認、18:32分

次の16㎞を3時間(21:30)で抜けなければならない!!
ほぼ次で関門アウトになると自覚した瞬間

終わった…

写真を見て勘のいい人なら気がついているとは思うが…

いかくらは70㎞の関門時間と勘違いしていたのだ…

なのに、この時点では未だに気がついていないのである



無理だ!!と思いつつもメッチャ走る

道中、他のランナーさんと会話もしながら関門の話になると話が噛み合わない…?

このとき初めて自分が勘違いしている事に気がつかされた


ち~ん


この瞬間からまるで空気の抜けた風船のように安堵して大失速

猛烈に眠気に襲われたのだった